長期欠席をしているメンバーへ。

  • 虎男
    2017年04月12日 10:32 visibility384

理由は様々であるが、長期欠席をしているメンバーがいる。彼らに対して、私がどう接しているかと言うとたまにメールを送って元気かどうかを聞いたり、休部が長いけどいつごろから出られるようになるかな?と言うような軽い聞き方をするくらいで「出てこい」なんてことは一切言わない。彼らにとって、チームは拠り所でもあり、そして大人になってからのコミュニケーションがとれる友人がいる所謂「チーム=ダッグアウト」のようなものなのだろう。しかし、もう3年も4年も出てこないメンバーがいる。仕事が正職員から、非正規雇用に変えられたと言う。こういう状況を知らせてくれた以上、簡単に彼をチームから切るような可哀想なことはしたくないのが私だ。私も失業と言う憂き目に何度も直面している。そして、その経験の苦い味を味わった事で、同じ気持ちを味わっている人達に対して、鞭を背中に打ち込むようなことだけはしたくない。だが、一番心配しているのは、彼ら休部者たちが、思っているようなチームは「一定の姿」を残してはいないということだ。その意味はどんどんと新しいメンバーが増えて来て、いままでチームにいたメンバーが辞めていくと言う「現実」を彼らが休部から戻って来た時に遭遇することになる。それを彼らはどう感じるのであろう。今まで出てこなかった分だけ、チームには風が出入りしている事実は翻せない。だからこそ、私のように創部者であって監督であり、そしてチームの活動皆勤賞に近い出席率を誇っている人間がいる、いないでは大きく違ってくるはずだ。

 

辞めたメンバーもいろいろな形で辞めているのだが、全てが円満退部と言うわけじゃあない。しかし、それを逐一

しばらく出ていなかったメンバーに詳細を知らせることはしない。理由は、楽しい話ではなく1人退部したということは試合の人数に対して1人減ることはチームの死活問題になる可能性があるからだ。しかし、辞めたい人を留める術はないし、私は去るものは追わない主義であもる。チームのメンバーは宝物であり、そして戦力であり、友達であるのはいつも自分の頭の中にある。しかし、自己中心的なメンバーがたまに混じって来るので、私はそういうメンバーに対しては常に「仲良くしろよ」と言う。それは、チームにとって一番大事なものは「チームワーク」であるから、仲良くすると言うのは最も「重要な目的」なのである。

 

 

長く休んでしまうと「出ないことが普通」になってしまってないかの懸念が私にはある。休むのが当たり前になってしまって「今日はかったるいから出なくてもいいや」ってならないだろうか。私が休み始めたら、そういう気持ちになる可能性はある。人間は楽な方へ走ると言う動物だから、無理も無い。だが、野球をやる素晴らしさを求めてチームに入ってきてユニフォームまで作ったのだから、「野球ができない時間」を思い返してほしい。そしてチームがある幸せを考えてほしい。チームに入ってなかったときにチームを探している時の自分を思い起こしてほしい。そして野球をやってくれる仲間がいることの感謝をかみしめてほしい。そうでなければ、体が怪我などしてなくて長い休部をしているのであれば、私なら退部をするだろう。なぜなら、チームに迷惑だと考えるだろう。そして、チームに謝辞を述べて去るだろう。それがチームへの最善のけじめのつけ方だと私は思う。感謝とともに去ることを選ぶのは、チームのメンバーに対してもケジメになるはずで、既存のメンバーとの絆がそれで切れるわけではない。友人として関係を継続していけるだろうし、チームとしても助っ人として将来お願いすることもできるだろう。

 

長く休むことは、大変な苦労になっているメンバーもいるだろう。何しろ好きな野球を、好きなスポーツをやることができないのだから。私は絶対に長期で休みたくない。そのために食事も野菜をふんだんに取り入れた手作り料理を毎日食べている。そしてメンタルの面でも「楽しいことを考えること」を率先して考えている。仕事も、仕事キチガイにはならず、手を抜く時は手を抜き、自分の力量をわきまえ、そしてメリハリをつけてやっているので、ノイローゼや心の病にはならないよう気を付けている。

 

長く休んでいるメンバーが戻って切れくれた時には、本当に涙が出るくらい嬉しい。それが監督ではないだろうか。

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