• 虎男
    2017年06月08日 15:03 visibility265

何事も縁である。縁がある人とない人がいる。私など肉親に縁が無い代表かもしれない。父を9歳の春に亡くし、そして兄弟も死産や早産で亡くしている。肉親に縁が薄いのは結婚後も同じだ。私には子供がいない。妻はとても子供が欲しがっていた。しかし、私たちのような晩婚夫婦に神様は子供を授けてくださらなかった。それも運命であると受け入れているが、自分の子供を持っている人たちに一番言いたいのは、この世に生を受けて、そして自分が成長し、親になることの「奇跡」に感謝と子供が成長をすることを見つめることの喜びを持てることへの努力は、世の中に子供が欲しくても授からなかった人たちがいるって事実を忘れないでほしいとつくづく思う。もちろん、子育てに苦労は尽きないであろうことは自分が大人になる段階での親を見ればわかる。しかし、このような「幸せなご縁」を神様からいただけたことに「努力」をして子育てをしている方たちに最大の敬意を表したい。

 

私はチーム運営管理者である。そのチーム運営と言うのは「メンバーがチームに所属」してこそ機能するもので、これが一人もいなければ運営管理もへったくれもない。私は常日頃から「メンバーのおかげ」と思っている。彼らが私が創部したチームの門を叩き、入って来てくれて活動を続けてくれているからこそ、運営管理の仕事ができるのであって、彼らがいなければ、こんな幸せな仕事をさせてもらえないのだ。心の底から「ありがたい」と思う。

だが、そう思えば思うほど「入部をさせるか、させないかはきちんとしたい」と思っている。最近、私はある1人の30過ぎの男性から入部の問合せのメールを受けた。非常に嬉しく感じた。しかし、すぐに違和感が出た。詳細はこうである。

 

「野球は高校にあがるまで部活でやっていました。久しぶりに野球をやってみたくなったので、入部ができればと思いメールをしました。」ここまでは、普通だろう。しかし、氏名も年齢もどの辺りに住んでいるのかも明記されていなかったので、次のメールにはそれを明記し、天候状態によっては体験参加時に中止の連絡を入れなければならないので連絡のつく電話番号も明記してもらうようにお願いをした。

 

次のメールには指摘した全てが書かれていて、早速体験参加をしたいとのこと。ここまでは普通だろう。それで

こちらとしては、新入部員に対してチームの説明をすることに時間を取られるので、試合の時に来てもらっても監督から新入部員に話をしている時間が限られてしまうため、練習としてのスケジュールができている日に来てもらう事をメールで伝えた。この後に驚愕なメールが送られてくる。

 

「あの~。もし良ければ友達を連れて来ても良いですか?中学時代の野球部の友人です。」こちらとしては、入部を考えている人物が入部の体験参加をしたいと考えて来るのかと思いきや、この文章で見ると「単なる野球の試合に助っ人で行きたい」と言っているのかと誤解をしそうな文章である。入部は自分のことではないのか?友達を誘わなければ来られない場所なのか。さらに「その日、練習なんですよね。ちなみに友人は試合なら行きたいと言ってます。僕も練習より試合の方が好きなので、試合の時に呼んでください。」

 

ここまで読んでいただいて、あなたが運営管理者であったら「入部許可」を出しますか?と聞きたい。これってまだ「入部を許可」を出してない「問い合わせの状態の人間」である。自分のチームの人数が欲しいと言う理由で「こんなのでもチームに入ってくれて人数が増やすのが先。問題が発生したら辞めさせたら良い」って考える人もいるのだろう。問題って発生してから対処するのが一番面倒で、そして一番悪い影響だけをチーム内に残す可能性がある。それを先送りにしても「人数増やし」が必要なのか。私は、絶対にそういうことをしない。なぜなら「こんな長幼の序もわからない、自己中心的な考え方の人間に対して入部を許可したのは管理運営者のあなたでしょ?責任とってください。」と言われるのが見えるからだ。それでも「人数を増やすのが先だ」って言うのであれば、その代表者は辞めた方が良い。野球チームは人数だけでやるのであれば、人間の質を落としても野球をやると言う人間だけを集めるべきで、私のチームのメンバーを見ていたら、皆きちんと規則は守り分別が付けられる人間しかいないので、こういう自己中心的な考えの人間は入部許可はできない。

 

 

しかも、凄いと思ったのは「試合になったら呼んでください。」と言う一文だ。入部を許可されてもいない人物が既に自分で決めているのだ。こちらが管理者であることは知っている上でだ。30歳でこんな人間がいるのかと驚いた。「ゆとり世代」ってこういう教育を受けて来たってのばかりなのだろうか?集団スポーツは年功序列であることは昔から決まっている。弱肉強食じゃあない。年功序列なのだ。1歳上だったら、もうその時点で「先輩」として敬意を示す。そして管理者に対して意見をするなんて、到底我々の世代ではありえないことだ。また、それをやらかすような「ガキ」がいたら、粛清されている。この場合は「このお話無かったことでお願いします」と私はメールをして済ませたが、どこまで考えても、このような若造がいる現代なんだなって思えば思うほど、自らが中・高・大とやってきた体育会系部活での上下関係に対しての「未だにある拘り」にプライドを持ってしまうのだ。可哀想にどういう教育を受けて来たかしらないが、中学校の野球部なんて、そんな程度だったんだなってしか思えないわけで、やはり厳しさを乗り越えて来たような「規律に対面して活動してきた」と言えるようなものじゃあないことに残念な気持ちでいっぱいになった。地域のサークルってことで「舐められている」のかもしれない。だが、そこにはチーム愛を持ち、人知れず苦労を重ねている人間がいることを忘れないでほしい。

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