楽しみ追求型チームであっても勝利は格別

  • 虎男
    2017年07月03日 00:31 visibility134

今日は、もうくたくた。何を書けば良いのかも頭の中に浮かばない。巨人や阪神じゃあないけど、連敗が続いて

たのを本日ストップ。やはり野球は投手力と守備力であることを再認識させてもらった。試合数日前に今年は行った新入部員のM君が「監督、次の試合、行かせてください。」との「志願登板」その意気に感じて先発投手で行かせることに。投手ができる選手が喉から手が出るほど欲しかったところへ、やってきてくれた彼。私と同じ「強いチームで出番があるのか無いのかを待っているようなのは嫌。やるなら弱いチームを俺の力で引っ張る」と言う気概のある選手が大好き。何もうまい奴が集まっているところへ行って野球するよりロマンがある。私の人生そのものが「弱いチームを立て直し、やりくりしながら強くしていく」と言うのが性に合っている。強い連中で固めたようなチームに魅力なんか感じない。弱いからこそ、どこをどう修正し、そして良い面だけを抽出して、それを「得意技」としてブラッシュアップさせていくと言うのが一番楽しいのだ。強いものに憧れないと言うのが自分の生きて来た道だ。

 

そんな弱いチームを率いているからこそ、勝利の瞬間は格別な気持ちになる。何しろ負け続けてきて、そこですい星のごとく投手が出てきて白星をあげる。自信がついて、次の試合も行きたくなる。自然の道理だ。その自然の道理を作り上げるのが、監督の手腕でもある。そうモチベーションをいかにしてあげさせるか。ここに普段のチームへの知識があるかないかにかかって来る。メンバーの技量を知ること。そして、その技量を見ながらポジションを2つ、3つ可能な選手をじっくりであるが作って行く。さらにその選手の長所はどこか、メモをしておく。プレーの中で選手を見るのに「判断力」「応用力」「瞬発力」「継続的な体力と精神力の有無」「アイデアが生み出せる力の有無」「協調性」「犠牲心」「組織貢献重視か否か」をじっくりと見る必要がある。もちろん、勝つためのものではなく、ポジションの適性に関しての基準を作る上で大切な「視点」である。

 

今日の試合は非常に内容があった。投手のM君の気合の入れ方が違っていたし、落ち着きがあった。ここで、さらに欲しいなと思ったのは内野手がバックアップをしているんだと投手にわかってもらうこと。昔のメンバーで大学野球部出身のショートのS君は、必ず投手のマウンドへ近寄ってボールを手渡ししに行って声をかけていた。ああいうのは本当に投手が気持ち的に「俺にはバックがついていてくれる」と言うのが感じるようだ。このような「声掛け」をすることで「チームで試合をしているんだぞ」と言うことを他の野手にも伝わる可能性が高まる。ただ、簡単なことではない。経験を積んできたS君だったからこそ、できたことなのだろう。

 

今日の試合は言うことが無い。グラウンド確保も急きょとれたし、天気も最後まで雨が降らないで試合ができたし、若い25歳平均のチームさんと互角の勝負ができたことも良い経験になった。さあ、ゆっくり寝るとしよう。

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