打撃練習の時にバットを短く持ってる?
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虎男
2017年07月19日 00:50 visibility1312
他人のふり見て我が振り直せって言葉がある。実は祝日に我がチームは練習をした。その練習の前の時間枠に他のチームの試合が行われていた。それを見ていた時だ、大柄でガタイの良い打者が打席に入った。チャンスである。ランナーが2人ほどいて、一打で2点が入るような状況だ。その打者の打撃に注目した。1球目をフルスイング。ものすごいスイングだ。スイングする前から肩に力が入っている。しかもそのスイングを見て捕手が立ち上がって、外野手を後ろに下げさせている。この時点で草野球チームのレベルがわかった。なぜなら、私が捕手であれば、こういう打者が一番打ち取りやすい。なぜなら、大振りする打者の打球は上にあがるか、ぼてぼてのゴロと決まっているからだ。なぜだ?と言う人がいる。バットを振るのに力が入り過ぎている打者の打球は、バットの芯に食う事は稀の稀だからだ。そして芯に食ったとしても大振り打者の特徴に「脇が閉まってないスイング」が大半だから、伸びが無い。ビヨンドですっ飛ばしたいのだろうが、やはりミートでやわらかくボールをバットの芯でミートする打撃をしないとボールの伸びは無い。どんなバット使ったとしても打撃する前から両肩に力が入っていたら絶対に良いスイングなどできるわけがない。案の定、レフトのファウルフライになった。こういうのを修正するためのアドバイスをする人はいないのだろうか?いないのだろうな。私など、力を入れて振ることは無い。なぜなら、力を入れて振ったとて「飛ばない」と言う事に嫌気がさしているからだ。
そして自分たちのチームの打撃練習の時である。私のチームも誰も私のような打撃をしている者はいない。私は思いっきりバットを短く持って打撃練習をしてみた。これ自分の中での工夫の一つだ。無駄な力をいれないでスムーズにバットにボールをミートする。両脇を締め、顎をあげず、レベルスイングをチェックしながらフォロースルーも大きくせずに左肩を開かないようにセンター返しをイメージして振る。15球のフリーバッティングだったが、最後にスライダーをセンター返しのヒットを打った。ナイターだったので、時分では十分に満足が行く打撃だった。暗くてボールを追いにくいのだが、ボールを見なくてもレベルスイングをボールが投じられたタイミングでバットを振ったらまっすぐに鋭いゴロでセンター前に抜けて行ったのだ。56歳でだんだん、打撃のコツが少しではあるが、力をどう抜けば良いかの感覚がわかりかけてきたのかもしれない。がちがちに力を入れてマン振りしている打者を見ていると、あれじゃあ百回振って1度しか当たらないだろうなと思ってしまう。
短くバットを持って、鋭く降ることは小学生の時のリトルリーグの時にコーチや監督から口酸っぱくなるほど言われた打ち方だ。これを46年ぶりに実行してみた。悪くない。これ試合で使ってみたくなってきた。長打などどうでも良いと考え出した自分に「バットを短く持つ」と言う新しい、いや、新しくもなんともない。むしろ先祖返りのような小学生時代に叩き込まれた「打ち方」へ。試合に試してみようと思う。しかも、チャンスの時に自分の打席に回ってきたら、やってみるつもりだ。楽しみになってきた。
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