草野球の監督さんやっていて、しょっちゅう活動に休んでいる人っているの?

  • 虎男
    2017年08月03日 21:26 visibility3046

草野球の監督。社会人の余暇にやっている草野球。監督とか代表とか言う地位についていたって全員が「無償ボランティア」には変わらない。これで金を稼いでいる人は一人もいないはず。だけど、監督や代表をやっていて活動に対して、しょっちゅう休んでいる人っているのだろうか?私がチームに普通の役無しメンバーでいて、チームの監督が「あ、今日は仕事で野球できないので休むわ」「あ、今日は子供の運動会。来週の週末は娘の学芸会。再来週の日曜日は授業参観。ごめん、今月は全ての活動欠席します。」って代表者がいたら、即そのチームを辞めるだろう。代表とか監督とか言う存在は活動に出てきてこそ、その役職についているのであって、活動に出てこないなんて人間がチームの代表やっているような組織に「信用ができるわけがない。」

 

私のチームに入って来た12年間他のチームで代表をやってきた人間が「しょっちゅう休む」ようになった。チームの既存のメンバー達は皆「あの人他のチームで代表者やってたって言ってたのに、なんて無責任な人なんだろう。なぜ、活動に出てこないんですか?」と私に聞かれたって、私は彼じゃあない。私が答えられたのは「忙しいのだろう。」だけだった。そのうち、自分の趣味を増やし、習い事で時間を取られ、カメラで女性モデルの撮影会に出席しますから次の週末の活動は欠席。トランペットを習い始めたので、もうしわけないですが再来週の活動もお休みさせてください。すみません。電子ピアノのお稽古があり、温泉の会の会合があって、旅行の会の打ち合わせがあって、コンサートへいくために・・・」これってチームの他のメンバーの事を考えているって言えるだろうか?しかも、こうした趣味に走ったのは、うちのチームが「試合ができる人数のメンバーが出席して来ないから練習だけのチームになりさがったから」だとうそぶいた。こんな人間が代表者やっていたチームって今現在あるのだろうかとチーム検索をかけたら、案の定潰れていたってこと。

 

チームの皆が「情けない野郎だ」と、この前のチーム代表だとの触れ込みで入って来た元メンバーを蔑んだ言葉で表現していたことが記憶にある。自分にとっては反面教師だ。代表者が活動に出ないようなチームには絶対にしない。前回私が休んだのは痛風で歩く

ことさえできなくなった2年前の5月15日。これ以来、1度も休んでいない。皆勤賞続行である。私には休む理由が無い。1年間のスケジュールを作るとき、自分の休みの土曜日は全て草野球の活動に入れる。新しい年になって日程表が来た時に、全て自分の休みの土曜日に「この日は草野球の活動日」と全て入れるのだ。私はチームのメンバーに約束している。「私がみんなと一緒に野球をやることは最高の幸せだ」と。他の趣味なんか、つけたしだ。野球を本気で愛しているなら、野球からやるのは当たり前だろう。私のチームには若くして他界したS君がいる。彼は無念だったろう。もっと野球がやりたかっただろう。人生なんていつお迎えが来るかわからない。

 

そして、天に召される時に「ああ、もっと真剣に野球に取り組んでおけばよかった。酒なんか飲んでつぶれて野球ができなかったこともたくさんあった。バカなことをしたものだ。もっと節制して、野球ができるような体を保っていればよかった。もっと野球観戦しておけばよかった。プロじゃあないと楽しくないとか、大学野球なんか見たってしょうがないなんて言ってたけど、見ておけばよかった。都市対抗野球の面白さも知らないで、偉そうにプロの方が内容が濃いなんて言ってた自分が恥ずかしい。高校野球の面白さは甲子園にしかないなんて言ってたことの考え方の狭さを今俺は恥じている。」なんてことを絶対言いたくないから、今、プロだろうがアマだろうが、草だろうが、色々な野球を見て、そこから野球を考えて行こうと本当に心の底から、「野球で悔いない人生を送りたい」とそう思っている。死ぬときに野球を愛していて本当に良かったと言うために、今、真剣に草野球に取り組んでいる。勝利至上主義でなく、楽しみ追求型のチームを作って、メンバーたちに野球の面白さを、楽しさをもっともっと知ってもらうために、だから私は絶対に草野球のチームの活動を休まない。金本監督が連続イニング記録を作ったように、私も連続活動記録を塗り替えて行く。簡単に休んでたまるか。こんな面白い野球と言うものを。誰のためでもない。自分とチームのメンバーとの至福の時間をだ。人のせいや物のせい、チームのせいにして、自分が活動に出てこないなんてくだらない理由は「甘えているし、本気で物事に取り組んだことが無い証拠。」そして、そんな人間が結婚とかしていたら、妻になっている人は本当に幸せなのだろうか?自分の伴侶が「薄っぺらいだけの中身の無い人物」だと分かって失望しないのだろうか?私なら、がっかりだろう。男の人生には「これがとことん好き」と言うものがあって男なのであって、適当に好きなものがある人生なんて、むしろ「一つに決められない可哀相な人生」ではないか。私は、そんな人生は歩まないし、今もこれからも野球を深く深く考え、そして追及していく。決して追いかけても捕まえられるものでは無いだろうが、とことん、好きで行く。それが私らしさだから。

 

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