管理運営者は覚悟を持て
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虎男
2017年12月01日 07:53 visibility462
11月25日をもって、自分が管理運営する草野球チームの2017年の全日程が終了した。既に気持ちは来シーズンに向かっている。順風満帆という事はチームを運営管理する上で「ありえない話」である。人間が2人以上いて、問題が全く発生しないなんて組織は絶対にない。だからといって、それを放置しておけば少なからずチームに影響が出るのは必至。代表者である限り、発生している問題に目を背けるわけに行かない。そして、良い方向への解決策を見出し、それを施して結果を待つと言うのが「いつものパターン」になるのだが、全てそれが良い結果を生むわけではない。ただ、悪い結果を事前想定しておくことと、そうなった時の覚悟と対処だけは準備しておくのは代表者の責任であると考える。
13年間組織運営をしていて思うのは、問題発生をする人間と、そうではない人間がいることだ。今まで問題を発生させて辞めて行った人間を振り返ると、彼らには共通点がある。それは、生活の上で「欠けているもの」があると言う事だ。それは仕事であり、家族であり、自分たちに直接かかわる部分で不足している物があるのが垣間見える。しかし、それは入部後に分かる事柄ばかりなので、入部を済ませない限り判明できないものである。
規約があり、運営もきちんとしている組織の中に入っている人間が、その組織に対して自分の意見が反映されない、もしくは組織の運営の仕方に不満があると言う場合、管理者に対して直接ものを言ってくるタイプの人間が多い。その大半が「自分の組織に対しての貢献など一つも無い」者である。「自分の理想」をかざし、それを自らが実行しようとせずに管理者に対して「それをするべきだ」とのたまうケースが多々あり、そういう人間ほど自分でチームを把握したい欲求にかられているのだ。私はこう言った場合に「だったら、自分でチームを作ればよい。他人様が作って運営管理しているチームに不満があるのであれば、退部して自分でチームを作って運営しなさい。それができないのであれば、運営管理者に対して意見することがチーム貢献であるのか、それとも悪影響なのかがわかるはず。それもわからないのであれば、今言っている言葉がチームに対しての単なる不満であるだけになるが、それは処分対象になることを覚悟で言っているのか。」と言うまでである。
私はこの13年間のチーム運営を試行錯誤しながらやってきた。そして、言えるのは私は今18人のメンバーを野球に向かって導いている。これは、私が間違っている道を歩んでいない証拠であり、継続していることは「今後も問題が発生したとしても、この路線は「基本線」であり、絶対に変更しない形であること。私はこれを曲げないし、野球の活動を作って行くだけなのだ。もちろん、色々なケースに遭遇して来たことは、それなりに私の経験になっている。それをここで逐一披露することは無い。新たに野球チームを作りたいと思っている人たちには一言だけ言いたい。「組織を管理運営することは並大抵の気持ちではできない。そして、やると決めたら万人に理解ができることを管理運営者は実行するべき。そしてその決断と実行には覚悟を持ってすること。その覚悟無くて組織運営をしようとするのは無責任だ。」である。無責任を他人に押し付けるのは罪である。
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