ベンチワークの重要性
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虎男
2018年06月20日 23:04 visibility2284
ベンチワークとは何か。ベンチワークとは、「ベンチから自軍の選手に対して大声で指示をする」ことだと言える。チームの醸成がまだまだのチームだと、こういう行為が自然にはできないケースが多い。自軍が守備側であれば、高いフライが上がった時に「ショート!」と指示をかけることだ。そうすれば、自然とショート以外の選手は、ボールを追うのをやめるだろう。しかし、ここからが本来大事な場面だ。「ショート!」と声をかけたが、ショートがもし落球した場合のことをベンチは考えておかねばならない。三遊間に上がった高いフライであれば、シチュエーションを見ておかなければならない。走者無しなのか有りなのか。ここが大きなポイントだ。ランナーが二塁にいるときであれば、サードはベースに行くべきだろう。そしてレフトがショートのフライを落球した場合のカバーリングに入るようにしなければならない。「レフトー!ショートのカバーに入れ!」と言うのが一番正解の「ベンチワークである。」これを「サード、ショートのバックアップに回れ」なんて声かけをしたら、それこそ大事故に遭遇する可能性が大だ。
では、攻撃の時はどうする。全員が三塁コーチャーになっては意味が無い。まず、アウトカウントについて走者や打者に知らせることができるでかい声でフィールド内にとどろかせる。でかくて通る声を持っているなら最高のベンチワーカーだ。三塁のランナーコーチは二塁走者がいれば、彼の耳に聞こえるようにセカンド、ショートのいずれかがセカンドベースに入って投手からの牽制球を捕球待ちしていることを知らせる。これは非常に重要であり、そして、スコアリングポジションの走者は絶対に大きなリードはするべきではない。草野球は楽しくやるものだが、スコアリングポジションにいるランナーは無駄な動きをして、逆を突かれてアウトになれば、それは打者のモチベーションを下げてしまうからだ。打者と言うものは、打席に立って投手の投球に対して集中したい。それをちょろちょろセカンドで足も無いような走者が投手をいらだたせるためにやっていると「自己中の思い込み」をしていることほど、始末に負えないものはない。走塁と言うのは、自分が思っているよりも難しい、理由は、社会人が走ることなどほとんど日常生活では無い。そして、簡単に次の塁に行かれるような能力が無い人間が、離塁を大きく取ることは、遇の骨頂だ。なぜなら、逆を突かれるだけじゃあなく、後ろに回り込んだ内野手に注意を引かされ、肝心な投手の動きが見えなくなるからだ。走塁を見れば、その人間が「目立ちたがり屋で頭が無いプレイヤーであることは一目瞭然でわかる。」だからこそのベンチからの指示が必要になってくるのだ。
草野球でも頭を使っているプレイヤーとそうでないプレイヤーとでは、即わかる。打席でも守備でも「投手は常に考えて投げている。常に相手打者を翻弄しようと投げる球、投げるリズム、投げるテンポを変えている。そしてプレート板の踏み位置を変えたり、一呼吸いれるために、プレートを外し、ロージンを取り上げてボールにこすりつけるなどして時間かせぎをし、打者をいらつかせようとしている。そんな相手投手を攻略しようとしたら、何も考えずに打っている打者をあなたが監督だったら上位打線をまかせられるだろうか?私には無理だ。走者も同じである。走者と言うのは、点に直結する大事な塁上の選手であり、この選手自身が無謀で大きなリード取ること自体、チームを聞きに陥れる「無駄、無知、無恥の選手」であり、チームにとっては大きな迷惑選手であることは間違いない。野球は頭を使った選手が、良い結果を引き寄せる確率が高い。そして、それをサポートするためにベンチはともに戦うのだ。そのベンチワークの指示が不適切であれば、それは大きな失望を生むだろう。だが、その失敗を恐れていては前には進まない。誰にも失敗はある。だが、失敗を重ねるからこそ、注意も生み、そして次へのステップへも進める。ベンチワークは重要である。
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