
サンダーランド 1−3 チェルシー
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ゴロー
2009年08月30日 21:28 visibility157
すいません。時差大ボケ中で何もする気になりません。
明日から社会復帰できるのだろうかと不安を感じつつ、そろそろ観戦記を書こうと思います。
ロンドンからニューカッスルまで鉄道で約3時間、そこから地下鉄(と言ってもほとんとは地上)で25分で、その名もズバリStadium of Light駅に到着です。
駅から、サンダーランドのレプリカを着たサポーターの後について、路地をクネクネと10分ぐらい歩いて、やっとスタジアムに到着。
チケットをオンラインで購入した時に、サイトにも返信メールにもチケットの受け取り方法が書いていなかったので、メールで問い合わせたところ、「当日にBox office の Ticket Collecton で渡します」との返事でした。
そこで、まずBox Officeを探します。
看板の矢印の方向に歩いて行ってみましたが、Box Officeはありません。
「あれ、どこだろう」と言っているうちに、スタジアムを一周して元の看板に戻ってしまいました。
実は、看板の矢印の目の前にある建物がBox Officeだったのです。
そこで、購入時の返信メールのコピーを見せたら、すぐチケットを貰えました。
これで一安心。
スタジアムに入る前に、まずはオフィシャルショップを見物。
サンダーランドはあまり大きなクラブではないので、売っているグッズの数も少なく、今回はグッズ購入を見送り。
いよいよスタジアムに入ります。
サンダーランドのホームスタジアム、 Stadium of Lightは、出来てからまだ10年少々のまだ新しいスタジアム。
キャパシティは49000人で、実は今季のプレミアでは3番目にキャパが大きいスタジアムなのです。
この日の席は、メインスタンドのアウェー寄りの前から5列目。
チェルシーの選手を見るには格好の場所でした。
私はサンダーランドの応援をしている振りをしながらチェルシーを応援。
カミさんも「プレミアではチェルシーが好き」と言っているので、くれぐれも露骨にチェルシーの応援をしないよう注意。
プレミアの場合、ホームの席でアウェーチームの応援なんてしたら、袋叩きに遭いますからね。
試合ですが、ともに開幕戦で勝利を飾ったクラブ同士の対戦。
チェルシーは、開幕戦からカルバーリョに代えイバノビッチを、アネルカに代えデコをスタメンで起用。
また、サブにはシェフチェンコが入りました。
実は私、開幕戦までシェフチェンコがチェルシーに戻ったのを知らなかったんですよね。
試合前のアップで、金髪のロン毛の選手がいて、「あれ誰だ?」と思ったらシェフチェンコでした。
一方、サンダーランドは、個人的に好きなマルブランクが怪我でベンチにも入っていませんでした。
そしていよいよ待ちに待ったキックオフ。
雰囲気も最高潮です。
前半、先制したのは何とサンダーランド。
ベントがゴール前でこぼれたボールを拾い、そのままシュートし、見事に決まりました。
チェルシー相手のまさかの先制に、サンダーランドサポーターは大盛り上がりです。
しかし、サンダーランドサポーターは熱かったです。
プレミアの弱いクラブの、ビッグ4に対する対抗心がここまですごいとは思いませんでした。
サンダーランドのコアなサポーターは、わざとアウェー席の横の、メインスタンドのコーナーに陣取っていました。
時にはピッチではなく、チェルシーサポーターを指差し、チャントを唄います。
さらに、この日、サンダーランドサポーターの餌食にされたのは、アシュリー・コール。
前半早々、コールのファールっぽいプレーがあったのですが、逆にサンダーランドのファールを取られ、それ以降、コールがボールを持つたびに大ブーイング。
とにかくサンダーランドサポーターの、チェルシーに対する対抗心はすごいものがありました。
前半は、チェルシーに惜しいシュートが2回ぐらいありましたが、あまり強さを見せられず、サンダーランドがリードしたまま前半終了。
しかし、後半はチェルシーが攻めまくります。
まず、コーナーキックから、イバノビッチがヘッドでそらたところに詰めていたバラックが決めて、さっそく同点に追いつきます。
この時、スタンドは本当に「シーン」と静まり返りました。
ため息さえつかないサンダーランドサポーター。
うちのカミさんは、「今のって、ゴール決まったんじゃないの?」と聞いてきたぐらいです。
そのぐらいスタンドは静まり返ってました。
そして、今度はドログバが自分で切れ込み、ペナルティエリア内で倒されPK獲得。
この時も、スタンドは「シーン」と静まり返り、またもやカミさんが「今のってPKじゃないの?」って聞いてきたぐらいでした。
このPKをランパードが冷静に決め、チェルシー逆転。
さらに、デコが自ら持ち込んで、ゴールポストギリギリにたたきこむ芸術的ゴールが決まり、3−1。
このゴールが決まった本当に瞬間に、前の席にいたサンダーランドサポーター2人組が立ち上がり帰って行きました。
結局、3−1でチェルシーの完勝。
ベントの先制点はチェルシーを本気にさせただけだったのかもしれません。
サンダーランドのブルース監督も、「後半のチェルシーは、今までで一番強かった」とコメントしたそうです。
帰りの電車ですが、駅を出た時は超満員すし詰めでしたが、私が泊まったホテルのあるニューカッスルに着くころにはガラガラになっていました。
サンダーランドは、やっぱり地元に愛されているクラブなんですね。
というわけで、観戦旅行初戦は、4ゴールが決まり、チェルシーも勝って大満足の一戦でした。
後半試合中
ロン毛になっていたシェフチェンコ
引き上げるチェルシーイレブン
この日のチケット
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- 事務局に通報しました。
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