勢いをうまく出し切れず...:PSV-アーセナル
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soultrans
2007年02月25日 02:45 visibility133
ようやくCL1回戦の試合を見ることができた。まずは、PSVとアーセナルの一戦。
もう大分時間たったような気がしてますが。。
ファーストシュートはPSVのコネだったものの、序盤はかなりアーセナルが優勢。両サイドからの攻撃が非常にスピーディで、守備も一瞬の気の緩み、がごくごくたまにあるものの、かなり押し込んでいる状態。とくにセスク、ロシツキーの攻撃が冴えていた。ロシツキーのアウトサイドトラップからの左サイドからのシュートは超おしかった。
個人的には、ロシツキーやフレブのようなプレースタイルの選手が大好きなんです。
ところが、、アデバヨールとアンリが、どうも今ひとつ。。足元がちょっとおぼつかない。その間に、懸命のPSVがクリアする、というようなかなりもどかしい展開。相手はアーセナルのスピードにかなりついていけない感じなんだが、徐々に対応しはじめている様子。ただ、アーセナルほどゴール前に近づくシーンは少なく、遠目からのミドルシュートなどで応戦。結局前半はそのまま終了。。かなりアーセナルが押し込みつつも、結局得点を撮ることができなかった。
後半に入って、PSVがスピードに対応した、というよりも、それまでよりも大分攻撃的になってきた。アーセナルは逆にゆるやかになってくる。アーセナルにとっては、アウェーということもあるのか、少しペースダウン。PSVの攻撃は、圧倒的、というほどでもないが、前半よりも前線でのパスワークが生き始める。
その中で、後半61分にPSVのメンデスが、ミドルシュートで先制。メンデスは前半も、前に出切れない攻撃の合間にシュートを放っている。少ない攻撃の実を必ずシュートフィニッシュへ持っていこうとする。ポゼッションで負けてしまう場合や、攻めきれない場合にボールを後ろに持っていかず、ゴールの見えるところならば、どこからでも攻撃を仕掛けようという姿勢が、PSVには見られていた。アーセナルはそれ以上にゴールに近づきながら、アデバヨールなんかはほとんどそういった「攻撃」を見せない。この差が、少しだけ現われた格好だ。調子がよくなさげなアンリ、ロシツキーやファブレガスなどの連携が多く見られているが、彼らの攻撃は、ことごとくPSVのGKゴメスのファインセーブで止められてしまう。前半のアンリのボレーやロシツキーのシュートなど、コースは確かに真ん中めだったが、セスクの強烈なシュートすら(これも真ん中だったが)ゴメスが止めてしまうなど、特に当たっていた。
予想どおり、ほとんど見せ場がなかった(残念だったけど)フレブは交代してしまった。その後もアーセナルは今ひとつ。それどころか、運動量の衰えないPSVにたいし、足の先で無理やり早いパスをつないでいくような疲れと焦りが見えるアーセナルは、前目に攻め込むものの、結局チームとしての動きが戻らないアーセナルは、終盤はPSVに圧倒とまではいかなかったが、かなりボールをキープされ、振り回されてしまって、終了。
結果として、ペースを上げて試合を早めに決めてしまいたかったアーセナルに対し、しっかり守りきり、ペースを乱さず少ないチャンスをものにしたPSVという印象。また、それだけでなく、PSVは徹底的に一試合を走りきった。アーセナルは完全に後半は足が止まっていたし、フレブと交代したバチスタも、FKのシーンがあったっきりで、全く機能していない。最後は全員で、PSVの選手とボールを追いかけまくる、みたいな展開で、いかにもよくないときのアーセナルっぽい感じで終わった。
ま、結果として1-0だったのは、アーセナルにとってはまだ、よかったかな。
ただ、ホームでたぶんまた同じような展開をすると思うけど、これで前半に点を決め切れなかったら、かなり厳しいかも。。
ちなみに、中国の孫祥選手がCL初出場しました。動きが中田に似ている感じがしましたが、特にあまり際立ってはなかったけど。。これからの活躍を願いたいです。
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- 事務局に通報しました。
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