地域づくりと野球「人口6 万人の都市でプロスポーツは成り立っ?」んなバカな。


昨日隣駅のブックオフで購入した「スポーツ経済効果で元気になった街と国」という本を購入しました。前半はスポーツ全般の経済規模を数値化し、解説をしています。後半では欧州サッカーやメジャーの戦略などが書かれています。 105円で売られていたことや「プロ野球2.0」同様、文庫本サイズなのでその気になれば帰りの電車で読めます。ってか実際読んだのですが。 この本が書かれたのは2002年、イチローがメジャーへ移籍した直後の時期です。皮肉にも「近い将来、日本のプロ野球はメジャーの植民地になる」なんて書かれていますが予想通りというか何故分かり切った予測を止められなかったのか。その当時に福岡を除く殆どの球団が地域密着のビジネスモデルを示せなかったのと、そんな意識は持たずに、ただ税金対策として球団を持ち、事無かれ主義できたトップの怠慢であることは否めないでしょう。 話を戻すと後半で気になったのはブルックリンにニューヨークメッツの1Aが出来たことによって29万人もの観客動員を記録するだけでなく、隣接する遊園地や水族館も賑わい、ブルックリンのイメージを払拭するに至ったのだという。ドジャースが好条件のロスに移って以来、44年もの間野球に見放されてきたブルックリンにとっておらが街のチームとして成功していると括っている。また、サッカー、イタリアのセリエCのチームなどは有力な支援企業もなく、人口は6〜7万人の小規模都市に根付いているという話もでていており、自立化と規模に見合った経営、100年もの長期的視点で臨むなどの提言がされてました。ただ、ここに関する財務体質やどのようにビジネスを展開しているのかの話しが無く、電通のシンクタンクお得意のテレビ放映権や国際大会やNFLなどのスポンサーについての話ぐらいしか目立った記述がありません。 どうやったら人口が十万を切る都市でのプロスポーツチームというのに放映権やスポンサーというのがつくのでしょうか。街のスナックやコンビニにスポンサーになれとでもいうのでしょうか。そこの点が分かりませんでした。 まぁイタリアについてはスポーツビジネス勉強会の人に聞くなどしてもう少し知る必要がありそうです。

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