【守備の基本】マークの3原則

マークの3原則を覚えて、練習や試合でチャレンジしよう!

では、マークの3原則とは?

 

①ゴールの中心とマーク相手を結ぶ線上にポジションをとる

 

 

たとえば、コートの中央で相手(白)の選手をマークする場合は、上図のように真後ろからマークすることになります。

 

 

次に、右サイドの相手をマークする場合は、相手の左斜め後ろからマークをします。

左サイドの場合は、その逆で右斜め後ろからマークをします。

 

二つの図を見てもらうと分かるように、必ずマーク、相手とゴールの間にポジションをとる!

要は、マーク相手より自分の方がゴールに近い位置にポジションをとる事になります。

これは、守備におけるポジショニングの大前提です!

 

②ボールとマーク相手を同一視野に入れる

 

人間の視野は、間接視野(ボヤっと認識できる)を含めると約120°と言われます。

このボールとマーク相手を同一視野に入れると言う事は、体の向き(ボディーシェイプ)や、ボールだけに気を取られ、マーク相手を見失う(ボールウォッチャー)事に関係してきます。

 例えば、コートの中央で相手選手がボールをキープして前を向いていました。相手の右サイドの選手が横パスを受けるポジションから点線矢印のように自分の背後のスペースに走りました。

この場合、①ゴールの中心とマーク相手を結ぶ線上にポジションをとり、かつ②ボールとマーク相手を同一視野に入れる事ができれば、余程のスピードに差がない限り自分よりマーク相手をゴールに近づける事はありません。

 この場合、ランニング中にボールとマーク相手を同一視野に入れる事はできませんし、相手を先ず見るのか、ボールを先ず見るのかは守備戦術によって変わってきます。

逆の立場(攻撃側)で考えると、オープン攻撃(コートの横幅いっぱい使う攻撃)が如何に有効か分かると思います。

それはまた後日に……

 

③マーク相手にボールが渡る瞬間にインターセプトを狙う

 

ボール奪取の基本は、競り合いながらではなく、スライディングタックルでもありません!インターセプトです!

 インターセプトとは、マーク相手の前でボールを奪う(パスカット)する事です。守備の醍醐味はこのインターセプトです!

現在よく言われる『球際』とは、ここを言います。よくフィジカルコンタクトのみに焦点を当てる人がいますが、球際とはインターセプトの瞬間で、そこにフィジカルコンタクトが発生する場合があるだけです。

 

上図を見て戴いて、パッと閃いた人もいるでしょう!

インターセプトは縦パスより、横ないしは斜めのパスの方がしやすいのです。

これは、①ゴールとマーク相手を結ぶ線上にポジションをとる事と大きく関係しています。

なので、真後ろからベッタリマークするのではなく、マーク相手の右肩あるいは左肩寄りにポジションをとって、前に出やすい工夫が必要です!

 

このマークの3原則は、どれかをやればいいのではなく、全てをしなければいけません。

 

『ゴールとマーク相手を結ぶ線上にポジションをとりながら、ボールとマーク相手を同一視野に入れ、マーク相手にボールが渡る瞬間にインターセプト狙う!』

 

これを理解して実践できれば、守備の上達間違えなしです!

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。