日曜日の試合(無駄に長いです)

  • よし
    2010年03月02日 17:39 visibility137

 日曜日にスクール内でのシングルスの大会があった。
 すでによこちゃんからのレポートもあがっているけれど、僕の方からも例によって無駄に長いレポートをアップしておきましょう。



 今回のは2ヶ月に一度の、「むちゃくちゃうまいレベルの人は出ちゃダメよ」という規定の大会。つまり、ボコボコに叩きのめされる心配だけはしないですむという大会。
 それどころか、参加者の誰もが優勝を目指せるという、かなりレベルの近い参加者たちによる大会なのである。
 これは、頑張らなければ。



 ところが、このところ、仕事があまりにも忙しくて、けっこう疲れが溜まっていたりする。しかも、ひたすら夜遅くまでPCのキーボードを叩きまくるという作業にとりかかっているため、腕に筋肉疲労がどっぷりと溜まっていた。ほとんど、腱鞘炎になるギリギリといった感じなのだ。
 おかげで、先週の「お苦しみゲーム大会」でも、ヘロヘロなテニスをしてしまっている。
 今日も、ヘロヘロのテニスになる恐れが充分すぎるほどあった。



 第1回戦。
 相手はみんなからシコラーキングと呼ばれているI井ちゃん。
 以前はまったく勝てなかった相手だけれど、最近はだいたいは勝てている。
 ところが、悪い予想は当たるもので、やっぱりヘロヘロメロメロの試合となってしまう。
 ボールはことごとくラケットのスイートスポットをはずれ、当たりそこねのボールがコートの外やネットをめざしていってしまう。
 まったくもって思うようなプレイができず、あまりの情けなさにラケットを床に叩きつけたくなること185回ほど(当社推定)。
 本当に泣きたくなるような不甲斐ない試合をしてしまい、いいところのないまま3−6で敗退。



 第2回戦。
 相手は、おなじみのよこちゃん。
 相変わらず絶不調のままで、次から次へとポイントを落としていき、あっという間にリードを奪われてしまう。
 しかし、なんとか踏ん張って、逆転して6−5で辛勝。
 よく勝てたもんだ。



 第3回戦。
 相手は中学生のS澤くん。
 前回対戦した時には、ボッコボコに叩きのめして、たっぷりと大人の恐ろしさを教えてやったのだけれど、今日は前回のようなわけにはいかず。
 かろうじてサービスの調子がよかったので、お互いにサービスキープを繰り返し、途中でなんとかブレイクして5−3とリードを奪うが、そこから2ゲームを連取されて5−5ともつれこんでしまう。
「いけるかも!」とはしゃぐ中学生に怒りの鉄拳をくらわせたいと思いつつも、思うようなショットが打てずに、フィフティ・フォーティと追い詰められてしまう。
 そこから集中してスピードののったフラットサーブでサービスエース!
 もういっちょうフラットサーブでヘロヘロと返ってきたところを思いっきり叩いて、ようやくデュース一本勝負に持ちこむ。
 そして、とどめのフラットサーブ!
 真っ正面に来たサービスに「うわあっ、だめだあ!」と悲鳴をあげながらよけるS澤くん。
 だけど、よけた拍子にラケットにボールがあたり、それがきれいなアングルショットとなって、ネットを越えてしまう。まったくとれません(号泣)
 本人はラケットに当たったボールがネットを越えたことに気がつかず、「負けたあ!」と叫んで、頭を抱えているんだけど、勝っちゃったよ、きみ。
 とんでもないミラクルショットで勝っちゃったんだよ。



 かくして予選ブロック戦の結果は1勝2敗となり、コンソレ進出が決定かと思いきや、なんと3人が1勝2敗で並び、得失点差を計算すると僕とよこちゃんがまったく一緒。となると、直接対決で勝った僕が決勝トーナメント進出ってことですか?
 こんなボロボロのプレイをしている人間が決勝トーナメントに進んじゃっていいんですか?
 というか、あまり決勝トーナメントに行きたい気分じゃないんですけど。
 ブツブツ言いながら、決勝トーナメントのスタート。



 決勝トーナメントの第1回戦の相手は、これまたお馴染みのHORさん。結局、いっつも一緒にテニスをやってるメンバーばっかりなのです、この大会って。
 HORさんとの戦績は、以前はこちらが確実に勝っていたのだけれど、このところ勝ったり負けたりを繰り返している。
 非常に波のあるプレイをする男なので、調子のいいときには何をやっても勝てないし、調子の悪いときにはほっといても勝手に自滅してくれる。
 今日は、僕の方が自滅しそうな気配なのだけれど。
 で、この試合がどうなったかというと、またしても5−5のデュースまでもつれこんで、勝負に出たHORさんのリターンがネットにひっかかって僕の勝利となったのでした。
 なんと、3連続でフルゲームを戦ってしまっているんですけど。
 まわりからは「そんなにテニスが好きなんですか?」「そんなに長く試合をしたいんですか?」と突っ込みが入る。
 でも、反論する体力がありません。
 もう、全体力を使い切ってます。
 だけど、決勝戦が残ってるんです。
 なんで、こんなボロボロの試合をしている人間が、決勝戦まで進んでるんだ?



 決勝戦の相手は、1回戦で戦ったシコラーキングのI井ちゃん(涙)
 疲れている時に、もっとも戦いたくない相手です。
 打ち込んでも打ち込んでもボールが返ってくるというプレイヤーを相手に、なんでこんなに疲れ切っている状態で戦わなければならないのか。
 しかも、絶不調だというのに。
 しかし、男には、たとえ負けると分かっていても戦わなければいけない時があるのだ。キャプテン・ハーロックは、かつて僕にそう教えてくれたではないか。
 たとえ、第三艦橋が硫酸の海に溶けて落ちようとも、波動砲を撃たなければならない時があるのだ。宇宙戦艦ヤマトは、かつて僕にそう教えてくれたではないか。
 疲れて頭が混乱しているので、適切な比喩ではなかったかもしれないが、とにかく立ち上がってシコラーキングに戦いを挑まねばならないのだ。



 決勝戦スタート。
 もはや、体力はほとんど尽きていたのだけれど、気迫で攻めると、一気に3ゲームを連取してしまう。
 だが、体力・集中力が続いたのはそこまで。
 あとはズルズルと失速してしまう。
 足が動かなくなり、ちゃんとボールを迎え撃つポジションに走り込むことができず、無理な体勢から打ち込むとやはりミスってしまう。
 だからといって攻めずにラリーを続けようとすると、永久にラリーが続きそうになってしまい、気力・体力がどんどん奪われていってしまう。
 こらえきれずに攻めようとすると、またしてもミスを重ねてしまう。
 これって、バツゲームですか?
 すんごく辛いんですけど。
 結局、精も根も尽き果てた状態で、4−6で負け。



 準優勝はしたけれど、なんとも納得のいかない試合ばかりでありました。



 K原コーチからは「ちゃんとバックスライスをマスターして、体力をキープしながら戦う技術を身につけなくちゃ」と言われる。はい、同じコトを前にも言われました。
 でも、バックスライスをちゃんとマスターできるくらいだったら、いまさら両手バックハンドに変えたりしませんです。
 両手バックハンドをみてもらっていたK田コーチからは、「ちゃんと試合の中で両手バックハンドが使えてたじゃないですか」とお褒めの言葉を貰うが、「片手バックハンドもできるんだから、もっと使い分けなくちゃ」とのアドバイスもいただく。
 やっぱり、バックスライスですか。



 それにしても5試合で52ゲームって、なんでそんなにゲーム数が多くなってしまうのだろう(涙)

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