昨夜のシングルス大会

  • よし
    2010年08月23日 12:44 visibility166

昨夜はスクールでのシングルス大会でした。
上位の2ランクが出場できないという大会なので、出場者全員に優勝の可能性があるという大会なのですが…、相変わらず僕が大の苦手とするSさんが出てきています(超シコラーというだけでも苦手なのに、セルフジャッジができなかったり、途中でカウントが分からなくなったりして、色々な意味で苦手)。



で、スクールについてクジを引くと、またしてもSさんと同じブロックになります。
なんで?
なにか悪いことでもしましたか?
コーチからは「神の与えた試練です」と言われたけれど、そんな試練なんかいりません。
しかも、もうひとり、僕のダブルスの相棒でもあるシコラーのI井ちゃんも同じブロックです。
さいわい、もうひとりはよこちゃんと同じクラスのS野さんで、彼ならガンガン打ってくるから楽なのだけれど…。



5時半に大会スタート。
1回戦はSさん対I井ちゃんというシコラー対決。
むっちゃくちゃ時間がかかる対戦が、しょっぱなに行なわれるとは…(ため息)。
でも、このところ、ダブルスを組むたびにI井ちゃんに攻撃的なテニスを要望していたことが実を結んで、けっこうI井ちゃんが積極的なテニスを展開しています。
なんと、隣の試合が終わった時点で4−3まで試合が進んでいるではありませんか!
この2人の試合にしては、驚くべき早い展開であります。
絶対に隣で2試合終わるまでは、試合が終わらないと思っていたのに。
結局、この試合は6−5でSさんのシコリ勝ち。
隣りの2試合目はまだ終わっていませんでした。



2回戦は僕とS野さんの対決。
大変申し訳ないが、このあと、むちゃくちゃしんどい試合が控えていることが分かっていたので、体力温存をはかったテニスをさせていただく。
すると、僕の調子がいまいちよくなかったこともあって、S野さんに先行されてしまう。
うっ、S野さん、短期間にかなり上達しているではありませんか。
3−4と先行されたところで、少しテンションをあげて6−4と逆転勝ちをさせていただく。
試合は予想以上に長引いてしまったけれど、なんとか体力温存ははかることができた。



3回戦は試合を終えたばかりのS野さんとI井ちゃんの対決。
これは6−0で危なげなくI井ちゃんの勝ち。



そして4回戦、いよいよ僕とSさんの試合です。
ああ、しんどいなあ。
めんどくさいなあ。
非常に後ろ向きなわたしであります。
できれば、この試合、パスしたいというのが正直な気持ちでありました。
そしたら、Sさん、サービス練習を2本打ったところで、両足の太ももがけいれんを起こしたと言って、試合をパスしてしまったのです。
えっ、サービス練習を2本打っただけで両足がけいれんて…?
だけど本人は「ごめんなさい。もう試合はできないので、帰ります」と言っています。
けいれんがおさまらないので、おさまるまで待ってから帰ると言って、コートの隅の方にひっくり返ってしまいます。
不戦勝です。
うーん、試合はしたくなかったのだけれど、これはこれで納得いかないなあ。



仕方なく5回戦、僕とI井ちゃんとの対決です。
いまいち思うようなショットが打てなかったのだけれど、とにかくパワーで押していって6−3で勝ち。
むちゃくちゃ走らされたのだけれど、死にそうになりながら必死に走り回って、崩れた体勢からでもかまわず思いっきり打ち込んで、シコラーを撃破したという試合でありました。
体力が残っていなかったら、絶対にできない試合でありました。



さて、これでブロック予選が終了となるはずだったのですが、隅の方でひっくり返っていたSさんが「けいれんがおさまったので、試合をします」と言い出して、S野さんとの対戦がスタートとなる。
まわりにいた他のメンバーは「えっ?」という表情をしていたのだけれど…。
そして、さっきまで顔をひきつらせてひっくり返っていたとは思えない快調なフットワークで6−1でS野さんに勝って、決勝進出を決めてしまいます。
さっきまで自分が決勝に進出するつもりでいたI井ちゃんは「足がけいれんしたなんて、ウソですよ。よしさんと試合をすると疲れるし、負けるし、ウソをついて試合を逃げて体力を温存したんですよ。そもそも、いったん試合を棄権しておいて、そのあとでまた参加するなんて、許されるんですか?」と、さんざんブーたれていたのだけれど。
ま、確かに不愉快だよなあ。



そして、なんとなくモヤモヤした気分のまま始まる決勝トーナメント。
1回戦は、僕と中学生のS澤くんの対決。
いままで、何度か対戦して、そのたびに僕が先行するものの、途中で体力が切れて失速して逆転をくらい、いつのまにかフルゲームを戦うハメに陥っているというような試合ばかりだったのだけれど、なんと今日もまったく同じ展開。
最初のうちはこちらも元気だったので、サービスエースを連発して「こんなサービス、返せないよお!」とさんざん泣かせてやったのだけれど、4−1となったところで、突然にガス欠となってしまう。
S澤くんにもそのことがはっきり分かったらしく、試合が終わったあとで聞いてみたら「だって、それまでは「ドワッ!」て叫びながらサービスを打っていたのに、急に黙り込んで打つようになっちゃったんだもん。あっ、体力が終わったって、誰にでも分かるじゃん」とか言われてしまったのだけれど、ま、そういう状況になって、あっという間に追い上げられて5−5となってしまったのでした。
またかよ!
しかも、息はゼーゼーと完全にあがっているし、立ちくらみもおきるし、完全にエネルギーが切れてしまっています。
そして、僕のサービス。
最後のエネルギーを振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース。
ふたたび気力を振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース。
みたび気力を振り絞って、渾身のサービス。
サービスエース。
残りカスとなった気力を振り絞って、必死のサービス。
ダブルフォールト(笑)
で、抜け殻となったまま、思いっきりのサービス。
サービスエース。
わっはっは、サービスだけで最後のゲームを奪ってしまったぜ。
しかも、最後のサービスはS澤くんに空振りをさせるという我ながら見事なサービスで、S澤くんはそのままコートにうつぶせにひっくり返って、起き上がってこようともしない。
ふっ、中学生はさっさと家に帰って夏休みの宿題でも仕上げなさい。
宿題の日記に「今日はテニスの試合でボコボコにされました」とでも書きなさい(笑)。



続いて問題のSさんとHORさんとの試合。
この勝者と決勝戦を戦うことになるので、ぜひともHORさんに勝って欲しいのだけれど、これはどう考えても難しい。
というのは、Sさんと試合をすると、HORさんは途中で飽きてしまって、試合を放り出したようなプレイになってしまうからなのだ。
で、やっぱり予想通りの展開になって、6−2でSさんの勝ち。
ま、Sさんとの試合、途中でイヤになって放り出してしまうのはHORさんだけではないのだけどね。
ちなみに、Sさん、足がけいれんしていた気配などかけらもなく、とっても元気に走り回っていました。



というわけで、決勝戦は僕とSさんとなった。
しばしの休憩時間をとってもらってからコートに出たのだけれど、Sさん、いっこうにコートに出てくる気配がない。
この時点で、もう僕にはやる気がなくなっていた。
なんだろう?
ぜんぜん闘志が湧いてこないのだ。
勝ちたいという気持ちがぜんぜん出てこない。
前回もそうだったけれど、今回は前回にまして、どうでもいいという気分になっている。
ようやく出てきたSさんと試合が始まるのだけれど、HORさんどころではなく、最初っから試合を放り出したようなプレイしかできない。
丁寧につないでチャンスを待とうとか、どうしてもそういう気持ちになれない。
かたっぱしから思いっきりボールを叩いて、オーバーしたらオーバーしたでかまわないというプレイ以外、まったくできない気分になってしまっていた。
まさに「勝ちたかったら、勝手に勝っていってください」と言わんばかりの戦い方だ。
すべてのショットが全力で、それ以外のことはまったくしなかったので、決まれば圧倒的だけれど、1本決まる間に3本はミスをしているので、勝てるわけがない。
結果は2−6で負け。
なんだか、負けてもぜんぜん悔しくない。
結局、棄権して帰ると言っていた人間が優勝してしまったのだけれど、なんだか「どうでもいいや」という気分。
まだまだ修行が足りないなとは思うのだけれど、けっきょく僕は勝つテニスをしたいのではなく、楽しいテニスをしたいのだろう。



この大会は、今回を最後にして、もう出ないことに決定。

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