
ベストグリップよりもベターグリップを!
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2009年11月13日 22:05 visibility78
以前にこんな質問を受けたことがあります。
「ボレーを打ちたいんですが、グリップはコンチネンタルがいいんですよね?」
ん〜、さすがにその時ははっきり言えませんでしたが、
結論的には「微妙かも・・・」という気持ちでした(-_-;)
もちろん基礎というものがあります。ボレーの基礎は
コンチネンタルというのは正しいと思います。(ベターだと思うし)
でも例えばボールが浮いて高い位置でボールを叩きたい
場合は、グリップを厚く握り変えて叩いた方が簡単だし
パワーも伝わるはずなんです。
ストロークだってそうです。
イースタンやセミウエスタン、ウエスタンなどなどいろいろな
打ち方がありますよね。
ではグリップは何を選択しないといけないのでしょう?
答えは、「得手不得手を考え、相手のことを考える」ことです。
どういうこと?って思いますよね。
では例えば、ボレーで考えてみましょう。
まずはボレーを打つ場合にセミウエスタンでグリップを握った
とします。ラケットを立てて持って振ってみて下さい。
ラケット面は下を向きませんか?もしくは振り遅れで上を向き
ます。
これだとボールがネットか、上に飛んで浮いてしまう訳です。
それに角度を付けて打つ場合に常にボールの斜め横から
入って叩くように打たないといけないので難しくなります。
要するにボレーに関して「セミウエスタン」は、
「叩くのに適しているが、ネットしやすく角度がつけにくい」
という特性(得手不得手)がある訳です。
また試合相手がいたとすると、
「ネットミスが多くなり、浮いたら相手に叩かれやすい」
では、次にコンチネンタルで考えてみましょう。
このグリップは既に面の向きが上を向いています。
なのでネットミスが少ないという点があり、ワングリップでフォア・バック
が打て角度も付けやすいという利点があります。
ただ高いボールを上から叩く時に手首の力で叩くのでパワーが伝え
にくい点もあります。
しかしボールにはスライス回転がかかる為にバウンド後に高くボールが
弾まず、責められにくいという点もあります。
ボレーに関して「コンチネンタル」は、
「叩くのには適して無いが、ネットしにくく角度をつけやすい」
という特性(得手不得手)がある訳です。
また試合相手がいたとすると、
「ネットミスが少なく、浮くボールが少ないので責められにくい」
浮いて叩きたいなら「セミウエスタン」もありだし、通常は
「コンチネンタル」がベターという結論になる訳です。
要するに良いグリップというのは「打ちたい球を打ちやすいグリップ」
ということになる訳ですね(^^♪
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- 事務局に通報しました。
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