成長過程の快勝劇!

『良い体験もあれば苦い体験もある。そういった経験が選手を成長させていくという役割があります。冷静に去年の選手たち、今年の選手たちを分析すると、成長しつつある。何人かは、半年、あるいはそれ以上で磨いてきた選手が、徐々にですけど、チームに慣れさせてきて、変わってきている実感も、僕だけでなく選手自身も感じていると思います。そのためチームが良い方向に進んでいる状況である、という推測ができると思います。』
とは、試合後のセレーゾ監督のコメント。
前節の苦い体験を糧に、選手たちはまた一段強くなった姿を魅せてくれた!

立ち上がりはアウェイでの大敗の悪夢がよみがえるようなピンチの連続。
危機を曽ヶ端の活躍で乗り切ると、その後は攻守の切り替えで相手を上回り、守備が安定。
圧巻の存在感で周りを引っ張る小笠原を中心としたプレスでパスの出しどころを潰し、シュートにすら持って行かせない。

そして、相手のミスを見逃さずにリードを奪う。
20分、相手のパスミスを拾った土居がカバーに入ったジェシを冷静に外してファーに蹴り込み、先制点!
この土居の鮮やかなホーム初ゴールで、ペースを握ると、チームが磨いてきた若手が躍動し、ゴールラッシュへ。

44分、スローインを受けたジュニーニョが2人に囲まれながらもゴールラインぎりぎりでクロスを送ると、大迫が角度のないながらも左足をうまく合わせたボレーで追加点!
56分、小笠原のCKにファーで待ち構えた山村が下がりながらも打点の高いヘッドでゴールにねじ込み、3点目!
61分、山村のフィードに走り込んだ伊東が折り返すと、遠藤がペナ右角付近の得意なエリアから美しい弧を描いてファーを射抜くミドルを放ち、ダメ押し4点目!

そのほかにもチャンスを数多く創り、もっと点差を広げることも可能だった。
アウェイで叩きのめされた川崎相手に、集中力、攻守の切り替えで上回り、大差をつけることができたのは、自信になる。
特に大きかったのは、伊東の活躍!
相手のストロングポイントであるレナトをしっかり封じ込め、その上でアシストまで記録したのは、良い意味で想定外のパフォーマンス!
先制点を決めた土居とともに、今季始まるまでほとんど試合に出てなかった若手がこうして大きな戦力になっているのは、チームとしての大きな成長と可能性を感じさせてくれる。

ロスタイムに、左サイドを破られ、オウンゴールで失点し、残念ながら完封ならずに4-1で終了。
が、無失点で終えられなかった反省点も、今後の糧として、成長材料にしてくれるだろう。
オウンゴールした柴崎も、しっかりカバーに走っていたから、やってしまったこと。
最後まで相手を追えていなかった前節よりも良いパフォーマンスを魅せてくれていたのだから、この姿勢を続けてほしい。


さて、次の試合はアウェイ湘南。
大勝の後、2週間空いて、降格圏のチームが相手。
どんな状況でも集中を切らさずに戦い続けられるか!?
勝者のメンタリティが問われる一戦となる!
鹿島らしく、目の前の勝利に全力を尽くす!!
気合いを入れて、絶対に勝つぞ!!!

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