最叫の試合

絶叫と雄叫び
痛恨と歓喜と、両チームの真逆の感情が爆発した叫びが繰り返されたロスタイム。

最後に勝利の雄叫びで締めくくったのは、鹿島!!!



1-0で鹿島リードで迎えたロスタイム突入直後、まず歓喜の雄叫びを上げたのは湘南。

クロスがブロックに入った中村に当たり絶妙な位置に落ちると、フリーの遠藤航が角度のないところから思い切りの良いボレー。

このシュートが曽ヶ端の手を逃れ、ファーのポストに当たって入るスーパーゴールになってしまった。

同じ平塚で優勝が絶望的になってしまった3年前のロスタイム同点劇を思い出させる展開。



しかし、今回は絶叫の直後に、歓喜の雄叫びが待っていた!

残留へ向けた執念の逆転劇を目指し、ゴールしたボールを拾ってセンターサークルにセットした湘南。

だが、10人で掴んだ劇的同点弾の直後では、流石にバランスが崩れていた。

その隙をつき、鹿島はあっという間にペナルティエリアまで攻め込む。

大迫が巧みなステップで、湘南DFのバランスを崩させると、ファーサイドに丁寧にボールを流し込み、勝ち越し弾!

半端ないエースの土壇場での落ち着いた仕事で、優勝への望みを再びつなげた!



90+2分の歓喜の雄叫びの後は、勝利の雄叫び!

もう2度と絶叫を呼び起こすようなピンチはつくらさせず、何とか逃げ切った。

最後の劇的な展開には正直疲れたが、優勝への望みをつなぐ勝ち点3を得られて本当に良かった。



ただ、本来なら、余裕を持って勝ち切らなければならない試合ではあった。

大迫の突破で相手ボランチ岩尾を前半のうちに退場に追い込み。

相手の虚を突く小笠原の素早いFKで先制点を奪う。

前半は、個の局面で優位に立ち、両ボランチを中心に試合を支配していた。

後半も、数的優位を生かして試合をコントロールしながら、リードを拡げられれば、危なげなく勝てたハズ。

だけど、ポストに嫌われるなど、追加点を決めきれず。

おまけに、1人少ないことを感じさせない湘南の運動量に押し込まれる展開に。
今季、自らペースを失っていく試合を観たのは何度目だろうか⁉︎

それでも、ピンチは限られていたのだが、やっぱり最後まで何が起こるか分からないのがサッカーだった。

逃しそうになった勝利を最後の最後にモノにできて、ホント良かった。。。





反省点が残る勝利ではあったけど、終盤戦は結果が第一。

それに優勝するには、流れに乗っていけるキーポイント、まさにこういう劇的勝利が必要。
この勝利の課題と勢いを生かして、最後まで勝ち続ければ良い。
1試合1試合タイトルへの望みを繋ぎ続ければ、最後に笑えるハズ!

次は、天皇杯広島戦。
代表大迫抜きで厳しい戦いになるが、ダヴィと伸び盛りの若手たちがやってくれるはず!
勝って、準々決勝進出とタイトルまで突っ走れる勢いをモノにするぞ!!
次の試合も絶対に勝つ!!!

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