打てないライオンズ

何でこんなことになってしまったのやら・・・。

ナカジの不調はオールスター前から感じておりました。
まあ、人気選手だし、はずすなんてことはないだろうけれど、
そもそも守備に目を瞑って出している選手なだけに、今の状態だとかなり微妙。
9日のSB戦の緩慢プレーも記録はヒットだが、あれ、エラーでしょう。普通。
しかも連発、タイムリーエラー。
もともとチーム併殺王だけれど、13本のうち4本が今月に集中しているし。
春先のクリもひどかったが、今は8月。使って復調を待つ、という時期でもないし。
このまま阪神のように3番打者と心中してBクラスってことになるんだろうか。
まあ、あちらは後半戦に入って持ち直したみたいだけれど。

ナカジよ。今のままだと、日本シリーズ、WBCと勝負どころでケガしたり体調や調子を崩したりする微妙な選手って評価になってしまうよ。罰ゲームのアジアシリーズはちゃっかり全休だしさー。
昨年が確変だった、ということにはならんよう、もうひとふんばりしてほしい。

まあ、でもナカジの代わりはオカワリ君でなんとかなる。
実際ナカジが打ちまくった5月、チームは勝てずに5位だったし。
もちろん、打ってくれればそれにこしたことはないが、ゲッツー打つなら三振してもらって、オカワリに期待、って展開もあり。
後半戦に入ってのオリ戦なんてまさにそうでしたしね。
オカワリ君が好調とまでは言わないけれど、まあまあなのが救いですかねえ。

打線全体がおかしいな、と思い始めたのは、7月28日の楽天戦からです。
それまで連続KOされている岩隈に対し、1、2番がいい当たりを飛ばし、岩隈も明らかに動揺しているのに、ナカジの三振と5、6番の凡退で岩隈を立ち直らせてしまった。
2回以降、ほとんどヒットが出ずに敗戦。
あれ以来、オリ戦はオカワリの頑張りでなんとかなったけれど、ハム戦はホント、ひどかった。
8月8日のように突然打つ試合もあったけれど、結果的にはあの日が突然変異なだけということに。

昨日の試合も涌井があれだけのピッチングをしているというのに、報いることができないとは・・・。

最近の試合は対戦相手も決して好調ではない分、僅差のゲームになっているので、采配次第では勝てたのでは、と思わんでもないですが、これが好調の楽天とかオリックス相手だったら、連日ダブルスコアでやられていたのでは、と思う。
（ハムは結果だけ見ると好調に見えるけれど、最悪の貧打状態のライオンズと僅差の戦いをしている状態だから、普通に不調。よって今日の試合を中止にしたのは賢い。7月のライオンズ戦もだけれど）

ナカジの不調が目立つけれど、もっと深刻なのはヤスの方でしょう。
8月の打率は脅威の.190。ちなみにチーム&ヤスが好調だった7月のヤスの打率は.349。
その他主要打者の7月の打率はクリが.296、ナカジが.324、オカワリが.230、GGが.329。
GG、ナカジの数字も普通にすごいが、やっぱりヤスの数字が抜きんでている。
ちなみに、打席数は少ないけれど、7月の打率はウエポンが.500、清水が.370。
清水は普通に調子を落としただけだと思うけれど、ウエポンは使い時を逸したと思う。
もったいない・・・。

ヤスは今現在12球団で一番の走塁技術を持っている選手だと思うしさ、守備面を考えると絶対外せない選手だし、チームで一番最初に打席に入って、一番多くの回数打席がまわってくるんだから、ヤスが元気じゃないと、チームも元気が出ないよ。
実際ヤスの調子が最悪だった5月はチームも5位に低迷していて、あやうく最下位の危機だったし。
個人的にはナカジ以上にヤスの復調なくしてチームの復調はないと思っている。
なのでソロソロ頼みマスヨー。ホント。