代表辞退は悪なのか

  • すすむ
    2009年11月25日 10:07 visibility213

シーズン当初から、夕刊紙、スポーツ紙をにぎわせてきた落合監督の選手派遣問題。


WBCには誰も出さず、先日あったUー26チーム対大学野球チームにも岩崎という地味〜な内野手しか出さず、顰蹙を買ったとか。



自分はWBCはまあどうでもよいと考えておって、シーズンオフの試合なんて遊び〜と考えているたちなので、まあ、落合監督と似た考えを持ってます。


シーズンオフに語るので、結果論になってしまうのですけど、WBCに出場するってのは、結構大変だったってことですよね。


イチローはあんだけユンケル飲んでるのに胃をやられたし、松坂も不調のままシーズンオフへ、ダルビッシュも満身創痍、岩隈も調子あがらんかったし、サブマリン渡辺はボロボロ、岩田も肩やられて、藤川も登録抹消して関西大騒ぎしたし、小松は調整できないまま負けまくり。



んで、肝心のペナントレース。


パリーグは楽天の大健闘で、毎度の混戦。


セリーグは巨人の独走。



もし、中日から、岩瀬や浅尾、高橋や森野、和田が選出されていたら。。。。。。。。



セリーグは6月くらいで終わってしまっていたことでしょう。



あと、原監督はゴジラ松井をWBCに選出したかったみたいですけど、シーズンの終盤に松井が活躍したことを考えれば、辞退という賢明な判断で、野球選手の株を上げたってのもありますよね。


 


年間フルに働けない選手ならばそれまでだ!と言う人もいるかもしれませんし、実際そうでしょう。


落合監督は、シーズン前から巨人の戦力差を考えて、選手に無理をさせたくなかったし、選手のほうも、WBCで控え(レギュラーメンバーに中日選手が入るかはあやしい)でもんもんしたり、早めの調整するくらいなら、シーズンに集中!と考えてたかもしれません。



球界全体で協力せねば!と言う人もいますが、中日の選手以外に選考辞退した選手(里崎、新井、宮本、矢野、上原、斉藤隆、黒田)もいますし、中日はチェンを台湾代表に送り出しています。


WBCの何試合かよりも、ペナントレースの方が断然長いし、プロとしてまずそこに照準を合わせる必要がある。


日本も自分のチームも背負って戦えるのは、ほんとに一握りの選手だけ。



辞退をした選手はそういったとこまで考えているのではないでしょうか。


 


その点で、現役選手がいいにくいことを代弁する落合監督はいい上司だと思うんです。


 


ほいで、U−26対大学野球の試合で、あの星野が「田中まーくんが出ないのはおかしい」とほざいでました。ついでに中日の選手が「岩崎???」ってな感じの反応も。



かつて、アテネオリンピックのときに、前年最多勝の井川と前年首位打者の今岡を選出せず、中継ぎの安藤と準レギュラーの藤本しか選出しなかった監督が言うことばではないですね。


 


星野からすればファンの声を代弁したつもりでしょうけど、どれだけ声援を送っても、選手のケガやコンディションまでもファンが治してあげることはできません。



いない人間をどうこういうより、チームの代表、日本の代表として試合に出る選手にエールを送ることの方が喜ばれるのでは。



4年後にまたWBCがあるようですが、裁判員制度じゃあるまいし、辞退どうこうで騒ぐことだけはほんとやめてほしいです。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。