こどあどは、でっとう甲子園

  • すすむ
    2009年08月01日 21:41 visibility124
テレビでは、もんのすごい長いモノマネコントとしか思えないこち亀をやっておる8月1日。

夏の甲子園の代表校が出揃いました〜

あと1週間もすれば、長島三奈さんの少しこもりがちな

「こどあどは、でっとう甲子園」(このあとは、熱闘甲子園)

の声も聞けるんですね〜



今年はなんと13校も初出場校がおるようですね。


僕は毎年、「甲子園に初出場校がいなくなるときが来るんではないか」とか、「名門ばっかで甲子園やって、閉鎖的な高校野球の現実を世の中でわからせてほしい」

なんて思っておるのですが、時代は逆を行っておるようですね。


代表校全部のことを詳しく知っておらんのですが、初出場校の中には、大学の付属になったという高校もあるようです。そう考えると、やっぱ金なんかの〜と思ったりもします。

個人的には、私立じゃのうて、公立のあんま選手をかき集めることができん高校にがんばってもらいたいのです。

各都道府県には多数の高校があり、そん中で野球をする子は限られています。今は、全国各地で、(私立が)野球の上手い子を奪い合っておるので、公立の無名高校に選手が集まるなんてのは至難の業。

そして、3年という短い期間。

どんなに金を持っておっても、この期間を延ばすことはできんのです。

名門校は選手の質にばらつきがあっても、毎年甲子園に出場がまわりから期待されてます。


無名高校のある学年にたまたまいい選手が集まったとしても、その選手が卒業したら、選手が集まるのは運に任せるしかありません。


長い歴史を持つ高校、そして、何年も指揮を執る監督にとっては、うん十年のうちの3年なのかもしれませんが、やっておる選手からすれば、人生のうちで一度しか訪れない3年間。


自分自身も高校野球をやっておったので、この3年間の尊さをほんとに実感してます。大学では、自分の何倍も野球に時間を費やした仲間の話も聞いて、それぞれの人生における高校野球の大きさを知ったものです。



そして、8日からはじまる選手権大会では、甲子園に出場できたという喜びを感じてまもなく、選手達にとって「高校野球」が終わる瞬間も訪れます。

最後の試合を勝って終われるのは1チームだけ。

うん万人の高校球児は「敗退」で高校野球を終えるのです。


でも、最後の試合に負けてしもうたことを語る高校球児ってほとんどおらんですよね。初めてヒット打ったときとか、エラーしてもうたこととか、ランナーコーチしよったら、ケツにいれとったコールドスプレーに打球が直撃したこととか、いろ〜んな思い出を語ってくれます。


甲子園に出場する高校同士、チーム力には差があるとは思うけども、オレすりゃ、全部の高校が優勝候補。

敗退していった高校よりも長く高校野球ができることだけで、彼らは誇りを持ってええのです。


つらつらと語りましたが、2003年度山口県ベストファーストランナーコーチャー賞(自己推薦且つ勝手に受賞)の誇らしい経歴を持つわたくしは、今年もうらやましそうに高校球児のはつらつとした姿を眺めています。


暇があれば、今年も甲子園に参上します。


そして、2003年度山口県ベスト『ベンチから高校球児らしからぬ(品のない)ヤジを飛ばしていた』高校球児山本晋は、

甲子園でプレイする高校球児、そして、新しい夏のためにそれぞれの道を歩みを始めた全国の元高校球児を松岡修造ばりに応援しています。

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