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緊急会見
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すすむ
2007年12月04日 02:39 visibility53
北京オリンピック出場決定から一夜明けた12月4日。
野球日本代表から緊急会見の知らせが届く。
マスコミは成田空港での選手の帰国風景をおさめた後早急に記者会見会場に。
テーブルには日本代表の首脳陣が。
ホシノ監督「本日をもちまして野球日本代表監督を辞任します」
フラッシュの嵐とどよめきが記者会見場を包む。
「ならびに、首脳陣、選手も本日を持って解散し、日本代表を解体します」
矢継ぎ早に飛び出す質問と止まないフラッシュ。
「北京オリンピックはアマチュア選手で挑み、プロ選手は来る第2回WBCの連覇を目標とします」
一部の記者は気づき始めた。「この予選はアマチュアチームにオリンピックをプレゼントするためのものだった」と。
社会人、大学は9、10、11月に選手権やワールドカップをこなし、選手は疲労困憊状態。
12月に行われるアジア予選に照準を合わせることは困難だ。
ホシノ監督はこの現状を知り、プロを中心とした日本代表の形成を買って出たのだ。
絶対負けられない戦いを続ける選手の疲労は、ただひとりアマチュアから参加した長谷部の球威を見ればわかる。
ホシノがあれだけマスコミをあおったのも、金メダル宣言までしたのも、すべてアマチュア野球への強い思いがそうさせた。
新日本ENEOSのエース田沢がプロを拒否した理由も、このオリンピック参加が頭にあったからだ。
獅子奮迅のリリーフを見せた川上、上原、岩瀬は大学出、打のヒーロー阿部、稲葉、新井もだ。
彼らの後輩への思いには感服せざるをえない。
やや乱暴にとれる質問にもホシノは丁寧に答えた。それはすべてシナリオどおりだからだ。
「国民を欺いたのでは?」
「私はすべての野球人が日本代表候補といった」
「選手たちはこの事実を知っているのですか?」
「日本のために戦える選手という条件がその事実です」
「メダルはおろかリーグ突破もあやういのでは?」
「アマチュアの試合を10試合以上見てからまた話してください」。。。。。。
「後任監督は?」
「岡田」
「阪神の岡田監督ですか?」
「岡田武史監督」
ほんとにこんなことがあったらええけどな〜
- 事務局に通報しました。
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