毎日広島対楽天

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    2007年04月13日 01:49 visibility36

西武の裏金、横浜の那須野投手の契約金もらいすぎ問題で騒がしい昨今。


 でも、そんな中最悪な論理が生まれています。


 それは「05年に出された倫理行動宣言以前の不正については追及しない!」という見解です。


 わかりやすく言うと、2005年より前にいくらドラフトで不正しておっても、別にええけえの!何億あげちょろうが、借金立て替えちょろうが、05年より前ならええけえの!


 ってとんでもない、わやくちゃな見解!


 じゃから、今回新たに発覚した契約金問題のことは04年におきたことじゃけえ、問題ナッシング!


 こんなわけわからん倫理が成り立つ理由はただひとつ!


 ほとんどの人が(特にドラフト上位指名)裏金をもらっちょるから。

 
 逆指名選手は契約金1億円、年俸1500万円という「努力目標」があったわけですが、これには罰則はなし。その理由は契約金に上限を設けると独占禁止法に抵触する恐れがあるかららしい。


 でも逆にとると、一応の数字を適当に示しておけば、どんなに契約金をあげても、見た目は全然問題ない。ある意味、不正と見られないラインを設定したことになります。


 で、決められた金額を違反しても、もらえる側からすればラッキーなわけやから、公表することもない。どこもやりよるし。



 かつてドラフト下位で指名された選手がFA宣言をするときこう言ってました。


「契約金をほとんどもらえなかった人間にしたら、FAはありがたい制度」と。


 逆指名選手の契約金の高沸は選手間にでも周知の事実だったわけで、FAとからめて暗にそのことを主張したかったんだ思います。
 


 んでんで、さっき星野監督が「もう過去のことは振り返るな!次につながる制度を考えろ!」って言ってました。


 通訳すると「わしらのときも裏金なんかようけあったんじゃけえ、若い奴らだけぎゃあぎゃあゆうちゃあかわいそうじゃろう。」


「裏金しちょらんチームは広島と楽天ぐらいしかないんじゃけえ、それ以外のチーム処分したら、毎日広島対楽天しか試合がなくなるじゃろうが!!」


 ってな感じでしょう。

 
 よくよく考えると、ドラフト制度ができたきっかけは


「自由に選手を取ることができるままだと、資金力のあるチーム(某巨人)がどうしても有利になる。戦力均衡のためのきまりをつくらねば」

  という考えがあったからです。



 戦力が集中しつつあった当時のプロ野球に閉塞感を抱いていた先輩方の考えを、見事にないがしろにしてくれました。


 おそらく西武は今年ドラフトに参加できません。


 西武にドラフト指名されるチャンスを逃した俺としては、残念でなりません。

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