次はいつ帰ってくるん？

さきほど京都に帰ってきました。いやしかし、新幹線は速い！！

　大学に入ってすぐの頃は、なんだかんだ言ってホームシックにかかりまして、実家が恋しい日々が続いてました。実家を離れるときも、変な胸騒ぎというか、寂しさというか、よくわからない心情でいたわけです。

　（よくわからない「新庄」と誤変換されて爆笑したことを中間報告します）

　でも、よくよく考えれば新幹線に乗れば２時間半で帰れる実家。最初の頃は節約のためにバスとか鈍行で帰っておったから、やたら遠く感じておったんです。

　でも、身内の不幸があって、急いで新幹線で帰ったとき、「すぐ帰れるとこにあるんや」と実感したんです。お金で時間を買うというか。

　それ以来、帰り際も少しの寂しさと、たくさんの希望を持って新幹線のりばに向かったのです。

　４年の今年は特に実家での時間を大事にしました。

　おばあちゃんのお葬式、就職活動、ゴールデンウィーク、教育実習、後輩の試合、お盆、そして年末年始。

　次に帰るのはおばあちゃんの一周忌。

　仕事を始めたら、今のようにのんびりとはいかんけれども、満員の新幹線に乗ってでも、必ず年に何回かは実家に帰ります。

　「次はいつ帰ってくるん？」

　と聞かれることが、なんとなくうれしくて、言ってくれる人たちも少しうれしそうで。

　就職祝いに買ってもらった２着のスーツと、お餅がいっぱい入った重たいカバンには、まだ少し山口の空気が含まれていて。

　こっちの空気に変わって、少ししわしわになったくらいに、僕はまた山口を恋しく思うのです。