乱戦を制したMK弾

  • HiRO
    2007年04月30日 01:26 visibility64

昨日の投手戦とうってかわって、序盤から点の獲り合い。
といえば、聞こえはいい。とにかく、両チームの投手の出来が悪すぎた。

初回、先発平野から2ベースの本多を信彦がタイムリーで返し、あっさりと1点を先制。
が、その裏、神内がローズに2ランを被弾。あっさり逆転を許してしまう。

2回には、平野の前に簡単に三者凡退。味方が直ぐに逆転し、平野は立ち直りの気配。

その裏。
(ORIX)Buffaloesは、1死1、3塁から、何とスクイズ。だが、前田のバントがほぼホームベース付近に転がったため3塁ランナーは憤死。1塁 に転送するも、ワンバウンドとなり信彦が前に落として、バッターランナーはセーフ。が、これを見て1塁走者、迎が2塁から3塁へスタート。信彦が3塁へ送 球してタッチアウトでチェンジ。
(ORIX)Buffaloesの2つのミスに、アップアップの神内が助けられた格好だ。

ピンチの後にチャンス。1点差を追う3回表。
簡単に2死となってから本多が左中間へ。この日2本目の2ベース。続く多村が外への真っ直ぐをライト前へ痛打。本多が躊躇なく3塁を廻る。ライトからダイレクト返球。本塁セーフ!同点。
この間、ライトから本塁へのダイレクト返球に多村も迷わず1塁を廻り2塁へ。

外のボールを苦にせず右へ打つ多村の技術。速い打球にも迷わず本塁へ突入した本多の好走塁。そして、相手の守備のスキをつく多村の好走塁。
うーん、シビれるね♪

と思って観ていたら、インハイの変化球を信彦が右中間スタンドへ!体軸の回転でインコースを捌く信彦独特のバッティング。勝ち越しの6号2ラン。この回、2死から3点をあげ逆転に成功。

が、神内が相変わらず。
逆転した直後の3回裏。
先頭打者大西に内野安打を許し、大引のヒットで無死1、3塁。
下山のゲッツーの間に1点を与え、その差1点に追い上げられる。

その直後の4回表。アダムに3号ソロ。点差を詰められた直後に突き放す効果的な一発。2点差。

が、その裏。
またも神内が四球で先頭打者を出塁させる。
ここで、Hawksベンチは神内に見切りを付け、山村にスイッチ。
4回は無難に抑えるも、続く5回裏。
この日絶好調の大西の浅い飛球に猛然と多村が突っ込むも地面に叩きつけられた衝撃でポロリ、2ベースとしてしまう。続く大引を2ゴロに打ちとるも、本多が1塁へ悪送球。ボールが観客席に入りボールデッドとなり、3進していた大西はテイク1ベースでホームイン。
2塁に進んだ大引は、下山の2ゴロの間に3塁へ。さらにローズには敬遠気味の四球を与え、1死1、3塁。
塩崎には、高めに浮いた球をライトへ運ばれ、これが犠牲フライとなり同点。
5回を終わって、5-5。再び、ゲームは振り出しに。

6回表。先頭の小久保がセンター、バックスリーンへの9号ソロ。低めギリギリ、コースは真ん中のストレート。本来ローボールヒッターである小久保の一番好きなゾーン。同点とされた直後にリードを奪い返す。
柴原が打ちとられアダムの打順で遂に平野は降板、岸田にスイッチ。

その裏、Hawksのマウンドには佐藤誠。いきなり先頭の後藤への初球、インローへのスライダーが後藤に当たってしまい死球。それを送りバントで1死2塁とされ、さらに大西に四球を与えるなど、ちょっとハラハラさせてくれる。が併殺でなんとか切り抜ける。

7回表。岸田の前に、山崎、大村、本多と、3者連続空振り三振。序盤とはうって変わって追加点が難しそうな予感。

7回裏は、佐藤誠が下山を打ちとった時点で、ローズには篠原、塩崎には柳瀬と、継投により一人一殺。何としても、この1点を守ろうという執念を感じさせる投手リレー。

8回も柳瀬がなんとかしのぎ、9回、マウンドには馬原。
が、大引に2ベースを打たれ、ローズを敬遠するなど、最後までハラハラな展開に。最後は、今日風邪気味でスタメンを外れた北川が代打で出てくるも、三振に斬って、何とか1点差で逃げ切った。

7回以降の終盤、Hawks打線は岸田、高木、金子の継投に、追加点のチャンスも作れず、防戦一方だった。相手の拙攻にも助けられ、何とか逃げ切った、というう印象。ラロッカと北川が風邪でスタメンを外れ、いなかったのにも助けられたかもね。
でも、ま、だからこそ、ここぞの場面で効率良く本塁打で点を獲っていったのが利いた。特に、点を獲られた直後のアダム、追いつかれた直後の小久保と効果的。

投手陣がバタバタしていても、やっぱりMK砲が打てば強い。
これで7連勝。

1点差逃げ切りの展開に、小久保は
「この前は僕のエラーで追いつかれた(引き分け)ので、最後はドキドキしてました。」
と愛嬌のあるコメント。

それにしても、心配なのは多村。
5回、大西の浅い飛球に対しスライディングキャッチを試みた際、走塁中に痛めた個所と同じ左太腿裏を痛め、6回からベンチに退いた。
ランナーがいれば打点も期待できるし、いい繋ぎ役もできる。多村が3番に座っている効果は絶大。
大事をとっただけ、とのことやけど、まだこの時期に無理はして欲しくない。
連戦のスケジュール。大したことなくとも、1日2日くらいは休めて欲しいものだ。

7連勝で単独首位に躍り出た、とはいえ、この時期の順位はあまり気にすまい。とにかく、怪我人も多いことやし、目の前の1試合、1試合をしっかり戦うべし!

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