起きろ!
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HiRO
2006年10月01日 01:38 visibility73
Eagles 4 - 0 Hawks
「オレたちは寝ていたんだ。いいか、起きろ!」
今季最終戦となった9/29、福岡ドームでの練習前の全体ミーティングでの王監督の力強い檄。
「野手はもっと力いっぱいバットを振れ! そうしないと可動域は広がらない。背骨がボキボキと折れるぐらい、もっと、もっと振れ!」
小さなスイングをするな!
強い打球を打て!
それは王野球の原点。
それを実践し磨き上げることで、小久保、井口、城島、松中らを擁する、プロ野球史上、稀に見る強力打線が誕生した。
練習で強く振っていなければ、試合で強く振ることはできない。練習で振る強さ以上のスイングは試合では絶対に出来ない。(JOHは例外だったりするのだが)
バットコントロールを優先して、ハナから当てに行くようなバッティングではNG。先ずはとにかく、強く振る。その上で、そのバットコントロールの精度を高めていく。
チームの中心となる野手が次々と去っていき、弱体化した打線。今季はキャンプから、ずっとそれが課題だったのだが、特にこの数試合は、目を覆わんばかりの貧打。
その野手陣に、改めて原点回帰を説く王貞治。
この日のゲーム前、ユニフォームこそ着ていないものの、約70分間もグランドで、身振り手振りを交え、精力的に選手達に打撃指導をしてまわった。
CSの中継でも、その試合前の練習風景が紹介された。
その姿を見ているだけで、ホントに、ただ、ただ、嬉しくて、胸がいっぱいになる...
試合開始直前のベンチで、心なしか、ここ最近にないくらい選手達の表情が明るく見えたのも、王さんの姿が成せる業だろうか。
この日のゲームはといえば...
残念ながら、一場の前に僅か3安打の完封負け。最終戦を勝利で飾れず、6連敗でフィニッシュ。見守る王さんへ白星をプレゼントすることは出来なかった。
ゲーム内容も、今季を象徴するような点の与え方。
山崎がワンバウンドを後逸、2、3塁への進塁を許し、ショート後方への凡フライを宗則、大村2人とも追いつきながらお見合いで、2者が生還、先制の2点を献上。
無死3塁のランナーをクリーンアップが帰せないのも象徴的な状態にあって、こんな点の獲られ方をしているようじゃ、そりゃ勝てるわけがない。
宗のその守備範囲の広さは素晴らしいのだが、センターやレフトとの連携がとれていないと、このように諸刃の刃ともなりうる。ここは、プレーオフに向けてしっかり外野との確認を。
結局、杉内が許した得点はこのアンラッキーな2点のみ。
渚が急性腸炎で緊急入院したらしい。1stステージは微妙かもしれない。その意味でも、杉内が使える目処が立ったのは何より。
7回に登板し、今季62試合に登板、鉄腕稲尾の新人最多登板記録を超えた藤岡だったが、1四球、2安打で1点を失い、僅か1死で降板(降板後、スクイズで1点を失い自責点は2)。ちょっと身体が重そうな印象。あと1週間で、出来うる限りしっかりと疲れを除いておいて欲しいもの。
そして、この日のハイライトは何といっても、9回、山村路直の福岡ドーム初登板。
そのズドンと重そうな球質の150Km/hストレート。往年の“金太郎”水野のストレートを彷彿とさせるものがある。その後の馬原の151Km/hのストレートと好対照。打者2人を打ちとり、満場の拍手のなか、満面の笑みでマウンドを降りる。
プレーオフのとっておきのジョーカーになるか。愉しみな存在だ。
最期の信彦の打球は残念やったけど、やっぱり腰の回転にキレがない。脚を使って無理矢理身体ごと回しとる感じ。
試合後のセレモニー。王監督の登場に場内から割れんばかりの拍手。
「病気のためとはいえ、シーズン中にグラウンドを離れることになったことを残念に思うとと同時に、責任を感じております。」
こらっ、息子達!
病と闘っとる親父に責任感じさすような、不甲斐ない姿を見せるな!
ベンチに現れたその姿に、入場するその足取りに、そして、一言一言噛み締めるようなその言葉に、何故だか分からないけれど涙が溢れてきた。
病んでなお、ゲッソリとやつれてなおも、その誰よりも強い溢れる闘志に勇気を貰う。
ありがとう、王さん。
さ、プレーオフだ。
頭を切り換えよう。昨年までの2年間は、1stステージを見守る立場だった。1stステージを勝ち上がった、相手チームの勢いに、押されて負けた2年間。今度は立場が違う。上位チームの胸を借りる立場。先ずは1stステージを勝ち上がり、そこで勢いを得れば、可能性はある。
この終盤、チーム状態は最悪な状態に陥った。だが、幸い1週間ある。
調子の悪い選手はここでしっかりと調子を取り戻し、疲れの溜まってる選手はしっかり休養をとるのも大切。9/30は元々休みだったようだが、王さんの判断で10/1も連休となった。こういう判断は、王さんでないと、代行にはできない。
シーズン3位の現実は現実として、来季に向け、必死で力を付けて貰いたい。
だが、プレーオフという、シーズンを頑張った者に与えられるご褒美がある。気持ちを切り換え、開き直って、上位チームを食ってやるくらいの意気で臨んで欲しい。
さてと、所沢3試合のチケットも確保。と思いきや、10/7はGroundBeerの試合とかぶっとるやん!
どうする?俺...
「オレたちは寝ていたんだ。いいか、起きろ!」
今季最終戦となった9/29、福岡ドームでの練習前の全体ミーティングでの王監督の力強い檄。
「野手はもっと力いっぱいバットを振れ! そうしないと可動域は広がらない。背骨がボキボキと折れるぐらい、もっと、もっと振れ!」
小さなスイングをするな!
強い打球を打て!
それは王野球の原点。
それを実践し磨き上げることで、小久保、井口、城島、松中らを擁する、プロ野球史上、稀に見る強力打線が誕生した。
練習で強く振っていなければ、試合で強く振ることはできない。練習で振る強さ以上のスイングは試合では絶対に出来ない。(JOHは例外だったりするのだが)
バットコントロールを優先して、ハナから当てに行くようなバッティングではNG。先ずはとにかく、強く振る。その上で、そのバットコントロールの精度を高めていく。
チームの中心となる野手が次々と去っていき、弱体化した打線。今季はキャンプから、ずっとそれが課題だったのだが、特にこの数試合は、目を覆わんばかりの貧打。
その野手陣に、改めて原点回帰を説く王貞治。
この日のゲーム前、ユニフォームこそ着ていないものの、約70分間もグランドで、身振り手振りを交え、精力的に選手達に打撃指導をしてまわった。
CSの中継でも、その試合前の練習風景が紹介された。
その姿を見ているだけで、ホントに、ただ、ただ、嬉しくて、胸がいっぱいになる...
試合開始直前のベンチで、心なしか、ここ最近にないくらい選手達の表情が明るく見えたのも、王さんの姿が成せる業だろうか。
この日のゲームはといえば...
残念ながら、一場の前に僅か3安打の完封負け。最終戦を勝利で飾れず、6連敗でフィニッシュ。見守る王さんへ白星をプレゼントすることは出来なかった。
ゲーム内容も、今季を象徴するような点の与え方。
山崎がワンバウンドを後逸、2、3塁への進塁を許し、ショート後方への凡フライを宗則、大村2人とも追いつきながらお見合いで、2者が生還、先制の2点を献上。
無死3塁のランナーをクリーンアップが帰せないのも象徴的な状態にあって、こんな点の獲られ方をしているようじゃ、そりゃ勝てるわけがない。
宗のその守備範囲の広さは素晴らしいのだが、センターやレフトとの連携がとれていないと、このように諸刃の刃ともなりうる。ここは、プレーオフに向けてしっかり外野との確認を。
結局、杉内が許した得点はこのアンラッキーな2点のみ。
渚が急性腸炎で緊急入院したらしい。1stステージは微妙かもしれない。その意味でも、杉内が使える目処が立ったのは何より。
7回に登板し、今季62試合に登板、鉄腕稲尾の新人最多登板記録を超えた藤岡だったが、1四球、2安打で1点を失い、僅か1死で降板(降板後、スクイズで1点を失い自責点は2)。ちょっと身体が重そうな印象。あと1週間で、出来うる限りしっかりと疲れを除いておいて欲しいもの。
そして、この日のハイライトは何といっても、9回、山村路直の福岡ドーム初登板。
そのズドンと重そうな球質の150Km/hストレート。往年の“金太郎”水野のストレートを彷彿とさせるものがある。その後の馬原の151Km/hのストレートと好対照。打者2人を打ちとり、満場の拍手のなか、満面の笑みでマウンドを降りる。
プレーオフのとっておきのジョーカーになるか。愉しみな存在だ。
最期の信彦の打球は残念やったけど、やっぱり腰の回転にキレがない。脚を使って無理矢理身体ごと回しとる感じ。
試合後のセレモニー。王監督の登場に場内から割れんばかりの拍手。
「病気のためとはいえ、シーズン中にグラウンドを離れることになったことを残念に思うとと同時に、責任を感じております。」
こらっ、息子達!
病と闘っとる親父に責任感じさすような、不甲斐ない姿を見せるな!
ベンチに現れたその姿に、入場するその足取りに、そして、一言一言噛み締めるようなその言葉に、何故だか分からないけれど涙が溢れてきた。
病んでなお、ゲッソリとやつれてなおも、その誰よりも強い溢れる闘志に勇気を貰う。
ありがとう、王さん。
さ、プレーオフだ。
頭を切り換えよう。昨年までの2年間は、1stステージを見守る立場だった。1stステージを勝ち上がった、相手チームの勢いに、押されて負けた2年間。今度は立場が違う。上位チームの胸を借りる立場。先ずは1stステージを勝ち上がり、そこで勢いを得れば、可能性はある。
この終盤、チーム状態は最悪な状態に陥った。だが、幸い1週間ある。
調子の悪い選手はここでしっかりと調子を取り戻し、疲れの溜まってる選手はしっかり休養をとるのも大切。9/30は元々休みだったようだが、王さんの判断で10/1も連休となった。こういう判断は、王さんでないと、代行にはできない。
シーズン3位の現実は現実として、来季に向け、必死で力を付けて貰いたい。
だが、プレーオフという、シーズンを頑張った者に与えられるご褒美がある。気持ちを切り換え、開き直って、上位チームを食ってやるくらいの意気で臨んで欲しい。
さてと、所沢3試合のチケットも確保。と思いきや、10/7はGroundBeerの試合とかぶっとるやん!
どうする?俺...
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- 事務局に通報しました。
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