いよいよオープン戦

  • HiRO
    2007年02月24日 03:44 visibility53

アッという間にキャンプも打ち上げ。いよいよ明日からはオープン戦が始まる。

 

小久保のこむら返りや、大隣の腰痛によるリタイヤなど、万全とはいかないまでも、概ね順調なキャンプを過ごせたといって良いのではないか。

 

伝え聞く限り、先発4本柱は順調。昨季低迷した杉内もここまでは順調に来ているようだ。
新垣はあの伝家の宝刀スライダーを活かすため、シュートを習得しつつある。140km/h台のスライダーにシュート。それが内、外に決まったら打者はお手 上げだ。しかも今シーズンからボール1.5個分ほどストライクゾーンが外に拡がるという。外へのスライダーを武器にする投手には、これ以上ない追い風だ。

 

先発4本柱の隙間を埋める5枚目、6枚目争いも熾烈だ。

 

 

大隣の出遅れは計算外。だが、“ノーヒッター”ガトームソンに、中継ぎを予定していた二コースキー、そして紅白戦で熾烈な先発争いを繰り広げる神内 と高橋秀。神内がチェンジアップと内外角のコーナーを効果的に使い、3回を2安打無失点、4奪三振。一方の高橋秀は最速147km/hを武器に緩急を巧く 使って、神内同様、3回1安打無失点、同じく4奪三振。

 

対抗心を剥き出しにする、この争いこそがHawksを強くする。

 

朝の声出しで、小久保が「一塁を守るであろう松中信彦には、負けない。」と宣言すれば、信彦がその小久保を完全に5番扱い。日本記録更新となるシーズンチーム100勝、王監督らが樹立したシーズン55本塁打超えを宣言した。

 

 

「56本本塁打を打つためには、今年僕の後ろを打つであろう小久保さんの力が必ず必要になってきます。けがをしている場合じゃありません。早く治して2人で力を合わせて、またみんなの力で王監督を胴上げしましょう。」

 

ここに敢然と割ってはいったのが宗則。
「今年の目標は、ありません。やるべき義務があります。全試合出場します。そして全試合活躍します。
 今、強いホークスがあるのはファンの皆様の応援はもちろん、秋山さん、小久保さん、松中さん、柴原さん、斉藤和巳さん、この先輩方がチームを引っ張って くれたおかげで、高いレベルで僕らは野球をやらせてもらっています。でも今日、この日この時からは違います。僕ら若い選手の力で王貞治監督を必ず胴上げし ます。
 個人的には、現時点で12球団ナンバーワンの左打者は松中信彦先輩だと思います。その松中先輩に打率、勝ちます。打点、譲ります。本塁打、譲ります。出塁率、勝ちます。得点、絶対勝ちます。3勝2敗で僕の勝ちです。その時は先輩、恨みっこなしでよろしくお願いします。
 最後になりましたが、僕を支えてくれる裏方さん、ファンの皆さま、すべての人に感謝の気持ちを忘れず、覚悟を決めて全力プレーすることを誓います。」
愛すべき、いいキャラやね(笑)

 

そして、何といっても、我らが王監督。
「最初はどうかな、と思ったけど、1日ごとに自信がついた」と23日間を「完走」した充実感を表現。

その一方で、オープン戦での選手起用について「(3月)9日に空き日がある。その後は主力でメンバーが固まるようになると思う」と語り、若手のアピール期限を8日のヤクルト戦とした。
「今、全体で38人くらい。1軍は28人だから10人は振り落とされる。競争は激しくなるし、若い選手はオープン戦の後半戦は考えず、しっかり示して欲しい。」
と、若手育成のためにハッパを掛ける。

 

他にも、多村はもちろん、高谷とか、江川とか、松田とか、興味は尽きない。
ん。毎年、ある意味、この時期が一番ワクワクする。が、例年以上に愉しみだ。


球春、本格到来。

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