
お上りさんは行く! 後半戦
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mw
2008年11月09日 12:39 visibility105
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そんなこんなで、「関東天皇杯ツアー」二日目は(なんか、こう書くとゴルフかなんかみたいですね)川崎vs山形の対戦を偵察に行く事にしました。
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実は事前にお師匠様に「等々力にご挨拶に参りたいのですが、、、」と打診してみたところ、「お任せ下さい!」とご快諾頂き、大船に乗った気のおのぼりさんは昨日のしわがれ声もどこへやら、張り切って出発致しました。
「席もとっておきますよ」と言って頂いたのですが、川崎サイドで応援すると山形サポのサカフレさんにも申し訳が立たないなあと思い(←変なところで義理堅い)、メインスタンド指定をとりました。
らぼの皆様の観戦記、日記等をお読みすると、近隣で行われる他チームのカードも観に出かけておられる方も多く、地方チームサポの私、かつ、今年一年を昇格というお家の一大事に専心していた私としては、「こういうのって一回やってみたかったんだあ」 (←ミーハー)
「駅の改札口でお会いしましょう。私は川崎のユニを着ていますので、すぐ分かると思います。」
とおっしゃったお師匠様
実際は川崎ユニの上にコートを着ておられましたが、すぐ分かりました。だって、オーラが違うんだも〜ん。
電車に乗って、武蔵小杉駅経由で一路等々力へ。
ホームに降り立ち、改札へ向かう階段で わっ!
テセが目の前に立ちはだかり、「うおおりゃああ!おのれ、サンフレサポ、ここは通さん!」
ぎゃ〜!
と、思ったらポスターでした。ああびっくり。
モンコ師匠は開門前にはゲートに並んでおられなければならない定めなのに、おのぼりさんよろしく写真を撮らせて頂きました。
あ〜、こわ。写真でこの迫力、川崎と当たったら、アキ君(下田、木寺の負傷長期欠場により、大抜擢となったサンフレッチェの若き守護神、佐藤昭大)これをライブで至近距離で見るんでしょ。そりゃ〜大変。まだ、とよクバの方がマシかな〜。
なんてことを思ってる間に、いきなり等々力陸上競技場です。入ってすぐのところで「等々力陸上競技場の全面改修、周囲の環境改善を要望する署名」活動を行われていました。
私も微力ながら署名させて頂き、用紙も持って帰らせて頂くことにしました(家族の分を代筆しようとおもいましたが、直筆でないといけないそうなので、、、)この署名活動、後で競技場内に入っても、いくつもいくつもブースが用意され、「既に署名をされた方は、是非、活動をサポートするスタッフに!」と呼びかけをされていました。すごい!
指定なのでゆっくり入ればいいのかもしれませんが、ライブ感覚を楽しもうと開門前の列に並んでみました。ウッフッフ、、、川崎サポに見えるかしら。
並んでしばらく、まわりをきょろきょろ。結構、家族連れが多いですね。皆、川崎ユニかと思えば、そうでもないですね。モンコ師匠と待ち合わせする前に、仕入れておいた朝ご飯代わりのバナナケーキをかじって観察していると、後ろから、
「サンフレッチェ、、、」
ぶっ!ごほごぼ。バナナケーキが喉に詰まってむせてしまいました。ばれた?何故??
耳を澄ませてみると、後ろに並んだ二人の男性は天皇杯の進捗状況を話しておられるのでした。前日ヴェルディさんに勝ったことをご存知のようで、今日勝てばサンフレッチェだね〜みたいな話をされている模様。
応えた方が
「最近、無茶苦茶点取ってるし、強いんだろうなあ」
「いいえ!そんなことはございませんっ」
あっ!し、しまった〜。
後先考えない私、ついつい、くるっと振り返って 断言していました、、、やばい。
「えっ!」 お二人の男性は、まるでバラエティ番組のお笑いタレントのように二人同時にちょっとのけぞってナイスリアクション!(って言ってる場合か!)
「あ、え〜と、え〜と、あの、私、昨日、西が丘で見て来たんですけど、かなり厳しい戦いで、やっぱり、あの、J1は甘くないな〜と、、、」
眼鏡をかけた左側の男性は小柄で私より少し背が高いくらいだったので、私の襟元のマフラーの小さなタグに目をやって(この秋新発売のラッセルマフラーです。紫が巷の流行色と思い、これならタウン仕様で行けるかな、と購入してみました)
「サンフレッチェサポの方ですか〜。ああ、びっくりした。」とにっこり、そして、相方の男性に向かって「いるって思わなかったもんなあ」と相づちを求められました。
「まあ、そんな状態ですんで、何分、お手柔らかに、」と言うと、
「いやあ、今日勝てるかどうかも、、、」とニコニコ。
またまた、そんなこと言っちゃって〜ご謙遜を〜と突っ込みたいところをぐっとこらえて
私もニコニコ、、、、しかし、いい人で良かったよ、、、、ほ〜。我ながら何言い出すかわかったもんじゃありません。中に入ったら、きっと皆さま段々興奮するだろうから、こんなことじゃ済まないよ。生きて広島の地を踏みたかったら大人しくしなきゃ(大げさな、、、)
そうこうしているうちに開門です。
すご〜い、皆、小走りです。階段なんか1段飛ばししてるし、、、
スタジアムの中に入って自分の席を探して、荷物を置いてモンコ師匠を捜しに行きました。アウェイに出かけることはありますが、いつもビジターズシートなので、こんな風におよそのスタジアムを探検するなんて初めてです。
モンコ師匠にお会いして、ぐるりとスタジアムを案内して頂きました。感激〜。
モンコ様も選手をお迎えにならないと行けないでしょうから、一回り案内して頂いて一旦お別れして昼ご飯を仕入れに行きました。なんだか、色々なものがありますね〜。沢山ありすぎて目移りしちゃう。
悩んだあげく、結局、選んだのは 「フロンタンメン」 です。肌寒かったので、おつゆも残さず頂きました。あったまる〜。
食べ終わる頃に音が、、、選手のアップが始まったようです。ありゃ、急がなきゃ。
席に戻ってみると、まず山形の選手がサポーター達のコールに迎えられて出て来ます。山形さんも随分沢山来ておられますね。気合いが入ってらっしゃる模様です。
おお、拍手に迎えられ、川崎イレブンも出て参りました。サポの皆様、嬉しそうです。
昨日、西が丘で近くからサッカーの試合を観ていたせいで、何となく目のピントが合ってないんでしょうか。この一年ご無沙汰だった川崎の選手は仕方ないとして、山形の選手も誰が誰だかよくわかりません。そのかわり、今日はサッカーは上から目線(笑)でとってもよくわかりま〜す。
山形はずっと変わらぬ4−4−2、2トップはリチェーリと長谷川ですね。(そのくらいはかろうじて分かる)石川選手でしょ,宮本選手でしょ,,,山形の選手って髪型とか余りいじってないからよくわかんないな〜,動き始めないと、、、、
対する川崎は テセの1トップ、レナ、ヴィト、,ジュ二、の三人で(順不同、多分ジュ二が右にいた気がする)で,ケンゴとタニのボランチに、4バック中に寺田選手がいるのも分かる、向こう側のあれは,森裕介選手だろうな〜あの雰囲気(いやいや、他意はありませんよ)、、、3−1−2−4なんですかね。
なんか,見るからに川崎の前4人、、、こわ〜い。山形の皆さん、大丈夫〜???
と言いながら,実は密かに山形さんのあの盾のようなディフェンスがどこまで通用するのか見てみたい気持ちワクワク、、、
と思いきや、あれあれ,どうしたんでしょう。山形さん、責める気満々です。川崎サポさん方も自認する「不安なディフェンスぶり」を探りに行ってるんでしょうか。
あら?あら、あららら?あら、あらま、ま〜っ
入っちゃいました。右からのCKに走り込んで来た、あれはDFの石井選手?
何となく,声を出しながらも息を潜めているような緊張した雰囲気だった山形サポの皆さん、うおおおお〜っみたいなものすごいお喜び様です。そりゃ、そうだ。
しかし、そうなると,どうするんでしょう。小林監督。監督とは縁もゆかりもありませんが、何となく,この一年の山形さんの闘い方を見ていると,小林監督というのはものすご〜い将棋とか囲碁の強い方では?と思うんです。私って,(サカフレの皆さんならお分かりと思いますが、)単純なのでそういうの全く弱いんですよ。だから、今季の山形戦、どこがどうしてそうなったか分からないんだけど,いつの間にか負けてたよ、あ〜あって感じでした。
実際の戦績はうちが2勝1敗なんですが、GWの1勝は「サッカーに負けて試合に勝った」というしろもの、そして9月の1勝はサンフレッチェの昇格を遅らせたい、二位争いを抜け出したい、という山形さんの気持ちが微妙に働いて大差でうちが勝たせて頂いたという気がしているので、イーブンでやったらまた違った結果だったような気がしています。
なので、先制点というのは小林監督のゲームプランからはちょっと誤算だったのでは?
先取点は試合開始10分もたたない頃だった気がします。小林監督としては、0−0で前半を終えて、後半とよグバ投入で後半25分あたりで点を取りたいところだったかな〜と。
それでも前半を1−0で終われていたら、後半はひたすら引いて貝のように閉じてしまえばいいわけですから、まだ、勝機はあったと思います。
しかし、さすが、川崎、さすがタニというべきでしょうか。あの時間帯、あのチャンスをものにするところにやはり天賦のものを感じます。私のところからは逆サイドの一番遠いところになっていたので、良くは見えなかったのですが、私のところから見たら
「あの位置でよく決めたなあ」という感じでした。(て、最近のタニを見ていないので、もしかしたらタニなら当たり前だったかも?)
この時間に1−1になったことは、試合を決める大きな要因だった気がします。しかし、それでもまだ山形としては、当初のゲームプランに戻っただけでした。そして、かくも美しい盾がその威を誇ります。
私はGWのビッグアーチで山形と対戦した時、引いて守られているからと言って、それはJ2のほとんどのチームがサンフレッチェに対してそうなのだから、何故、山形だけがこんなに怖いのかと思って見ていました。この一戦以外はアウェイでしたので、生観戦することが出来ず、私にはその理由がずっと分かりませんでした。
等々力のメインスタンドから見ていて、ようやく、分かった気がします。これを書いては来季の山形に不利な情報となっては行けないので、同じJ2上がり(多分、そうなるでしょう)としてはやはり伏せておきたい気がします。
しかし、もっと凄いのは、その網にかかりかけていた川崎の3人のブラジル人は、試合中にそのことを本能的に感じ取ってしまって、それをいとも簡単に打ち破る方法をも感じ、その上に、それを全く簡単に実行に移せたことです。
この試合の功労者がジュニでなくヴィト(私の目には)だったことも、何となく私には腑に落ちる気がします。
私のお友達がご主人のお仕事の都合でブラジルに引っ越しました。旦那様が先にブラジル入りして半年後に家族が引っ越したのですが、家族を迎える準備をしているご主人の様子をお友達から聞いたのこと、
「(引っ越す予定の)家の改修も少しずつしてもらってるらしいけど、昨日も旦那が電話で
『お前、覚悟して来いよ』って言うから『何でやの』って聞いたら、『壁についてる電気のスイッチ盤とかビミョ〜に曲がっとんねん』って。『相手はブラジル人やからな、一事が万事そうや』って」
「はあ、そんでご主人は大丈夫なんですかね、お仕事もブラジルの方ばかりなんでしょ?」
「あの人は、前々大丈夫。典型的なB型やから」
って言ってた彼女は日本人に最も多いとされるA型でした。
血液型なんか関係ないと思うけど、そういえば、アメリカにいた時のお友達はドイツ系アメリカ人で大学院生の彼氏はとってもあま〜いブラジル人留学生(若い頃のジーコをもっとスイートにした感じ)。10歳年が離れているのもあって、二人はいつもラブラブで友達は彼のことを良くのろけていました。ところがある日、カフェテリアで昼ご飯を食べていたとき、友達が「これってどう思う?」って相談を持ちかけて来た内容が、、、
彼は必ずデートに遅れて来る。来ないので電話してみると、今から出るところだったと言って笑って愛の言葉をささやいて電話を切って、それからまた小一時間もしないとやって来ない、、、いつも優しくて、とても愛してくれていると思っていたけど、本当は私のことなどどうでもいいんじゃないかしら、、、ブラジル人は時間を守らない人が多いと聞いたけど、、
寄り道が長くなりました。
しかし、山形もやられているばかりではありません。とよグバやっぱり凄いです。でかいのにスピードもあるし、第一、引っ張られても全然びくともしない!その速度のままでひきづって行っちゃいます。とよグバを引っ張るなら加速前じゃないと無理でしょうねえ。でも、引っ張ってもうちのDFは上背あっても軽いからなあ。何食べさせたらあんなガタイになるんでしょ。
そして、後半はこっちサイドに来た森選手、、、ひゃ〜、コワイ。2階席なのに、腰が引けちゃいます。これ、うちと当たったらヤバいですね。うちのDFはそもそもイリアンを中心に、ガタイを別として人間性が格闘技系なのでカード連発かも。温和な鉄人、服部公太選手のところでなんとかしてもらわないと、アオちゃん一人の胸板でどうこうなる話じゃないような、、、、。
そんな心配も間でしつつも、それぞれの好プレーに「おお!」「うおっ!」などと声をあげていたので、隣に座ってた川崎サポのカップルさんも、「この人、敵?味方?」と対応に躊躇されたのではないかと思います。本当にすみませんm(__)m
川崎vs山形、私は本当に楽しく観戦し、2時間足らずがあっという間に過ぎました。
こういった皆様方と対戦する来季がとっても楽しみです(^^)。
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フロンタンメンで〜す。ごちそうになりました〜
モンテサポの皆様〜、お久しぶりです〜
フロンターレサポの皆様、もっとお久しぶりです〜
やっぱ、凄い!この男!!って思います
- 事務局に通報しました。
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