
グルメは逃してしまったけれど、
-
-
mw
2008年09月01日 12:46 visibility101
<!--StartFragment-->
基本的にスタジアム観戦以外は観戦記を書かないことにしているのですが、
今回は特に書いておきたいことがあって書いてみます。
行くつもり満々だっただけに、観れん(広島弁で観られないという意味です)
あ、変換間違えました、未練たらたら、というのも本音ですが、、、
広島も結構暑かったですけど、試合前日から関東、甲信越地方あちこちで『ゲリラ豪雨』の報道もあり、ちょっと前のu23壮行親善試合アルゼンチン戦みたいなざぶざぶ状態になっちゃう!?という不安が。
試合開始の入場のときから、先頭の佐藤(寿)選手の前髪がすだれ状態です。後で報道で聞いた話では湿度90%だったとか???雲が表面張力でギリギリ支えているって感じなんでしょうか、いっそ、雨の方が(ゲリラじゃなければ、の話ですけど)マシなんじゃないでしょうか。しかし、まさに、ホーリホックさんのチーム状況はこの日の雲(見てないけど)状態だったのではないかと思われます。
かたや、我がサンフレッチェ、試合開始から見るからに足取りが重そうです。かの有名な水戸納豆を育む茨城の大地に絡めとられているんでしょうか?この天気で、観客動員も4000人を割って(前回福岡戦の三分の一ですね)しまったようですし、選手も人の子、さすがにモチベーションが上がらないのかも、、、(そうかといって、アウェイまで人文字作る訳に行きませんしね〜)。
この日誕生日の佐藤(昭)選手、試合開始後「ハピバースデー」と蹴り込まれて「ありがと〜」と受け取りに飛び出したところを、「ひっかかったな〜」とばかり水戸の9番FW荒田選手に決められてしまいました。
というのは冗談です。
テレビで見る限りでは、荒田選手ってあんまり大きくないみたいですけど、このトラップは上手かったですね。自分の体のサイズと、相手(人数、サイズ、位置)と、ゴールとの距離などを全部一緒に情報処理して一番良い答え、みたいな感じですね。TVで見ている限りでは、水戸さんも前半20分までくらいはしっかりプレスもかかって、木山監督がおっしゃってる通り
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00070403.html
「今の力で出来る限りの努力」をしていたんじゃないでしょうか。
実際、甲府戦を現地で見た痛手が「カサブタ」状態の私には(だから、笠松グルメで癒されたかったのに、、、)退場者を二人も出し、ゼーハーしながらやっと引き分けに持ち込んだ開幕当初の試合なんかも頭をよぎり、、、また、また、かなり腰が引けて来ました。
ところがっ!
前半28分森崎浩司選手のドリブルからのミドルシュートで同点に!
これが私の今回の観戦記を書きたい一番の理由です。
この1点は、試合全体を見ても、水戸の守りにズレが出て来たその時間帯、空気を見逃さないシュートであり、そこから、水戸が自滅になっていってしまったこと、それは、このままずるずる前半を1−0で終わり、後半半ばまで苦しんでなんとか引き分け、あわよくば2−1で逃げ切り、という展開になりがちだった第2クール途中くらいまでのサンフレッチェのパターンからの脱却をもほのめかす、いわば「試合を分ける」一点だったと思いますが、
それ以上に、このシュートは、
左利きの森崎(浩)選手が左でワントラップ後ドリブル、そして利き足でない方の右足で放ったシュートだった
ということが私の書きたかったこと、なのです。特筆すべきは、森崎選手はトラップ後、左も空いていない訳ではないけれど、よりスペースのある右方向へドリブルして行ってます。もう、その段階では既に森崎選手は右で打つつもりだったんじゃないでしょうか?いえ、打つ寸前一瞬の判断だったとしても、やっぱり、ちょっと、「これまでにないこと」です。
そして、その後、表面張力が耐えきれなくなったDF陣の中に普通に入り込んだ佐藤寿人選手のヘディングで2−1とあっさり逆転。ちなみに、この試合後、チームを離れ代表合宿に向かうエースは、福岡戦に続き、この日1アシストを含め2得点の活躍ですが、試合後のインタビューの表情からわかる通り、全然満足していません。(どちらかというとドンドンご機嫌が斜めになっているような、、、気合いが入っているのか、こんな自分じゃまだまだ世界には通用しない、と思ってるのか、、、おばちゃんの我が身では計り知れませんが、、、)
そして、もう一つ。
後半始まってすぐ、柏木選手がゴールエリア手前辺りからシュートします。これは右方向へそれてしまいますが、柏木選手は左から少しドリブルして入って来ているので体はゴール正面から見ると少し右方向へ向いたまま自然に打っている感じです。それから10分もしないうちに寿人選手からのボールを、先ほどよりもう少し中央寄りで受けた柏木選手は、TVのゴールシーンで見た方はわかると思いますが、パスを受ける前にゴールの向かって右隅、先ほどシュートした方向を一度見ています。柏木選手も左利きですから、打とうと思えば左にも打てるんじゃないかと思いますが(私自身は右利きなので、本当のところはどうなのかわかりません。あくまで、右利きの自分が、右から来たボールをどう処理するか、という前提で書いています。)相手キーパーは、テレビカメラ越しでは4:6くらいの感じで左に守っているんです。
ちなみに、私はサッカーに限らず、対人のスポーツにおいて左利きだということは、それだけで既に一つの天賦の才能だと思っています。それは、レベルが上がれば上がるほど、情報処理能力とその速度、その反応が問われる場面が増えるという点で顕著になるのでは、と考えています。
試合自体は木山監督もおっしゃる通り、「力の差」がはっきりわかる内容でした。あえて、若い木山監督が「一度も試したことの無い布陣」を引いた意図はこの試合の出来ではなかった気がします。監督業をしたことも無い私が言うのは、我ながら「?」ですが、例えば、代表チームとクラブチーム、そして、クラブチームの中でも例えばJ1チームとJ2チーム、JFLチームでは監督業も随分違うだろうなあと思います。
話題があちこちにとんでしまいましたが、昇格カウントダウンと言われている我がサンフレッチェ、今回の水戸戦、試合内容は今ひとつだったかと思いますが、口では「まだ、何も決まっていない」と言いながら、実はもっと先を見ているんではないかな〜、もっと遠い所に行こうとしているんじゃないかな〜というそこはかとない期待(ひいき目もかなりあります。ご容赦下さい。)で、水戸グルメにありつけなかった私をそっと癒してくれました。
この日曜日はホームで岐阜戦です。TVとひいき目を通した観戦記の真偽を確かめに、また、出かけて行くと致しましょうかね〜(^^)
- favorite9 visibility101
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件