小瀬劇場

「小瀬」を「こぜ」だか「おせ」だか「おぜ」だか曖昧に一年半を過ごしてしまいました。


これで「こせ」だとしっかり胸に刻みましたので、失礼をお許しくださいとひれ伏したいくらい


甲府サポーターさんは寛容でフレンドリーで、小瀬は雰囲気のいいスタジアムだった。


「長良川劇場」は、選手の頑張り頼み…とは言い過ぎかな、自分たちの熱意も


クラブの踏ん張りもスタジアムグルメもあるけれど、それでも


「小瀬劇場」には長良川にないものが、あった。


あの立派なオーロラヴィジョンと、ウチの電光掲示板との差ではありません。


(いや、差はあります。)


かわいいマスコットの存在差でもありません。


(いや、やっぱり差は感じます。えーん)


 


一言で言えば、歴史なのかな。作り上げられて来た歴史。


 


小瀬に到着したのが3時過ぎ。


スタジアムのある総合競技場内にある「無料」駐車場に駐車。


岐阜ナンバーの車がチラホラ、緑色のシャツを着ている人がチラホラ、心強い。


アウェイの入場列にも、よくお見かけする熱いサポーターさん達が並ばれていて


「おお、ついにアウェイに来た」と胸が高まる。


が、息子たちがお行儀よく列に並び続けられるはずもなく、何よりじっとしていたら


蚊のえじきになって痒くて仕方がない地獄に陥ったのでブラブラと周辺を歩き回ることに。


 


アウェイ客が堂々とうろつくのもどうかと思ったのだが、


ヴァンフォーレのサポーターさん達は、本当にきさくに声をかけてくれる。


「今日岐阜から来たの?大変ですね」


「かわいい、ちいさなユニフォームがあるのね」


 (息子達が着ているのは、実際はコンフィットTシャツなんだけど)


「今日のマッチデイプログラムの表紙は、片桐くんだよ!


 中には奈須くんのメッセージがあるよ!」


「選手バスは、あっちから入って来て、ここで転回するよ。


「うちのバスが5時くらいにくるはずだから、その前に岐阜の選手が入ると思うよ。」


色々と教えてくださって大感激。


その中で、やはりヴァンフォーレさん。


今の岐阜の苦境を励ましてくださる声も受けました。


存続危機を乗り越えて、今1万人を超える観客の前でJ1昇格を戦っている先輩の言葉は、


重い。


 


マッチデイプログラムの表紙が片桐選手、奈須さんのメッセージに


「なんと粋なことをしてくださる…」とウルウル。


この感覚、これが「雰囲気のいいスタジアム」に繋がっている気がする。


 


前売り、アウェイ自由席1200円で楽しめる、なんとコストパフォーマンスのいい


エンターテイメントだろうと思う。


マッチデイプログラムひとつとっても、


アウェイサポーターも楽しめる。


コアなサポータにも、初めてヴァンフォーレを観に来た人も、読み応えを感じる。


そんな作りだし、


スポーツ公園内に自動販売機が多くあるし、


入場前に木陰でベンチに座っていられるスペースも多いし、


駐車場が無料なのも、「移動手段は自家用車。遊びに行くところで駐車料金はかからない」が


基本の岐阜県民にとってはうらやましい限り。気軽さが、いい。


 


ハーフタイムには、その日のホームタウンゲームであった


笛吹市から花火の打ち上げプレゼント。スタジアム全体でカウントダウンをして、


ドドーンと打ち上がった花火。


「お金があるところは…」という岐阜サポさんの声も聞いたけれど、


「9年前、どん底を味わったからね」と笑うヴァンフォーレサポーターさんの言葉を聞くと


お金だけの問題じゃない、と思う。


 


その歴史は深く、長い道のりだったんだろうなあと。


9年前は、お客さんが1000人入らない試合もあったと聞く。


岐阜の9年後、長良川が1万人に湧き、オーロラヴィジョンに「うちの選手達」が映し出される


そんなイメージ。小瀬に夢をみてしまいました。


 


でも、ひとつだけ強がり。


うちには牛ちゃんがいるもーん。いるもーん。


 


 


 


 


 


 


 

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