成長した!
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yomo
2006年05月18日 01:01 visibility28
今日はなんと言っても、3年前のあの投手がプロのマウンドに登場!
私が広島県の高校野球部に所属していた事もあり、3年前の選抜高校野球の決勝戦を憶えていた。
広陵(広島)−横浜(神奈川)の古豪対決の決勝戦。軍配は広陵高校にあがったが、その時の背番号1をつけたエースが今夜二人ともプロで先発勝利。
西村(広陵-巨人)は、高校生としては優れた安定感のある投球フォーム、マウンドさばきであったが、よりコントロール・変化球のキレがよくなった感じだ。うまくローテーションの一役を担えば、8勝くらいはできそうだ。プロの2年間でしっかり努力をしているようだ。素直に拍手を贈りたい。
しかしながらどちらかと言うと、今日感動したのは、成瀬(横浜-千葉ロッテ)だ。高校時は直球が平均130キロに満たないスピードしかないにも拘らず、卓越したコントロールの良さ・変化球のコンビネーションで目を引いた。しかし、スピードのなさがプロでどこまで改善でき、どのくらい活躍できるのか期待よりも不安が大きかった(実際、ドラフト6位ということで、ロッテと相思相愛だったとは言え、評価は高くない)。その選手が2軍で抜群の成績をあげ、ファームの月間最優秀選手になったことは知っていたが、どのような投球内容かは知らなかった。
今日は最速142キロ、決して速くはない。しかし、両コーナーへの抜群のコントロールは健在、変化球の出し入れ、キレとも、悪天候の中において素晴らしい老獪なピッチングです。二十歳そこそこの投手には見えませんでした。西村に負けず劣らず、この2年の努力に拍手を贈りたい。これから対戦を重ねていくに当たり、絶対的なスピードがない分、研究され、課題(配球など)もでてくるだろうが、千葉ロッテには渡辺俊介というお手本もいるので、努力を惜しまなければ、今年西村以上の活躍ができる期待がある。
また、二人が同じに日に先発していることから西村・成瀬の直接対決の可能性がある巨人-ロッテの交流戦は、別の角度でも楽しみだ。高校野球ファンにはたまらない今日のプロ野球だった。
昨今、高校からのプロ入り(青田刈り)に疑問の声も多いが、選手の努力は必ず報われる!
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