清水隆行の件
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DIME
2008年11月14日 10:01 visibility325
今日の報知で、清水隆行の金銭トレードという話が出ていました。
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巨人・清水、金銭トレードで西武へ!出場求め志願
巨人の清水隆行外野手(35)が金銭で西武にトレードされることが13日、分かった。近日中に両球団から発表される。ここ数年は2軍生活も長かった生え抜き最年長のベテランが球団にトレードを直訴し、巨人側が移籍先を模索していた。また、巨人の二岡智宏内野手(32)、林昌範投手(25)と、日本ハムのマイケル中村投手(32)、工藤隆人外野手(27)の2対2の交換トレードが13日、両球団の間で合意に達し、14日に正式発表される。原巨人は大型トレードで日本一奪回を目指す。
巨人一筋13年の清水が、新たな活躍の場を求めた。今オフ、巨人にトレードを志願し、球団側もこれまでの功績を考慮して、移籍先を探した。西武が獲得に名乗りを上げ、この日、合意に達した。
入団1年目からレギュラーとして安打を量産してきた。入団当初は2番として、そして2002年、第1次原政権下では1番打者として、巨人史上、シーズン最多となる191安打を放って優勝に貢献。最多安打のタイトルも獲得した。が、若手の台頭などもあり、昨年はプロ入り後初めて100試合を切る66試合の出場にとどまり、今年も41試合の出場に終わった。
シーズン中から「まだまだ頑張れる」と口にしてきたとおり、もう一度、レギュラーとして活躍できるだけの力があると信じてきた。オフに入りトレードを志願し、球団側も了承。球団関係者は「他球団で苦労することは決して彼のマイナスにはならない。長年の功労者だし、将来の指導者としても考えている。そういう意味でも他球団を知ることはいい」と、指導者として迎え入れるための修業の意味合いも込められていることを強調した。
西武は今季、原巨人を破り4年ぶりの日本一に輝いたが、経験豊富で中軸を任せられる左の強打者を探していただけに、清水はまさにうってつけの存在。清水自身も浦和学院高、東洋大と汗を流したグラウンドがある埼玉県に愛着があり、恩返ししたい気持ちも強いという。伸び盛りの栗山、G・G・佐藤、ボカチカに後藤、佐藤と外野争いはし烈だが、巧みなバットコントロールが健在なら十分に勝負できる。また、指名打者制のあるパ・リーグなら活躍の場はさらに広がり、先発出場の機会が増えて、主軸となる可能性すらある。中島、片岡、栗山ら20代選手が多い西武で、これまでの経験を生かし、常勝時代再建の後押しをする。
◆清水 隆行(しみず・たかゆき)1973年10月23日、東京都生まれ。35歳。浦和学院高、東洋大から95年ドラフト3位で巨人入団。02年には球団史上最多の191安打を放ち、最多安打とベストナインを獲得した。通算成績は1441試合で打率2割9分1厘、481打点、130本塁打。183センチ、83キロ。右投左打。
(2008年11月14日11時54分 スポーツ報知)
(2008年11月14日06時01分 スポーツ報知)
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去年、戦力外になった多くの選手が他の球団に拾われていることをさして、「巨人が他球団より高いレベルでの足切りラインを設けている事の表れ、チームを強くしようとする意志があるなら当然のことだ」という趣旨のことを言いましたけど、小坂誠や清水隆行が金銭トレードで移籍していくと言うのも同じような事の表れと言っていいでしょう、正しい事だと思います。
石井琢の件で横浜が批判されているのを見受けられましたけど、じゃあ横浜はどうすれば良かったの?っていっつも思うんですよ。
自分たちの球団の中では戦力にならないと判断した、生え抜きの功労者に対して、球団は「戦力にならない」と判断しても尚抱えるのが、生え抜きに対する正しい対応ですか?
「横浜で全うして欲しかった」という気持ちは理解できますけど、その横浜で全うするために球団が何が出来たというのでしょうか。功労者が気持ちよく引退するためであれば、チームの戦力が多少劣ろうとも本人が納得するまで大事な70人枠を無駄に潰して、抱え続けろと言うのでしょうか。まぁ横浜の場合は70人枠使い切ることが少ないですから「無駄に潰す」ことにはならないですけど。
こういう件って結局「球団側の対応」の問題ではないですよね。選手本人側の「それでも現役を続けたい」という意志の問題でしょう。
球団からすれば、生え抜きの功労者、チームで引退して欲しいって気持ちは当然あるでしょう。でも同時に球団はそのもっとも基本的な目的としてチームを強くしなければいけない。チームを強くする為の選択肢として、生え抜きの功労者であろうとも、戦力にならないと判断すれば、戦力外であることを通達するしかないでしょう。
そのときに、選手本人が「じゃあ引退します」って言えば、ファンも納得するようなそのチームで引退するというシチュエーションが生まれるけど、選手本人が「まだ現役にこだわりたい」って言えば、他球団に機会を求めて自由契約になったり金銭トレードになるというシチュエーションが生まれる。
どちらの状況になるのかというのはその選手個人の意識の問題であって、球団がどうこうできることではありませんよね。
それなのに、「石井琢ほどの功労者を気持ちよく引かせることが出来ないなんて」って横浜が批判されるのは私はお門違いだと思うんですけど。
選手本人が「まだ現役にこだわりたい」と言ったときに、その意思を尊重して、現役続行がはかれるように最大限の便宜を図る、それは球団として出来る最大限の活動だと思います。
ほんとに聞きたいです、じゃあ横浜はどうすれば良かったのか。
桑田真澄の時にもこれは書きましたね。
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さて、清水隆行なんですけど、改めて日記を振り返ってみると彼に対してあんまり触れていることが無い。来季契約予想でもやけにあっさりしてますし。
でも私にとって選手個人に思い入れがないって言うのは、そうであればあるほど、その選手を評価しているから、のつもりです。
開幕前に坂本勇人について書きましたけど、1軍の駒だなと判断してしまえばもはや選手個人にあまり興味が向かなくなるんですよね、そういう意味で言って清水隆行って言う選手は私にとってもう10年以上の昔から個人に興味の向かない存在、確固とした1軍戦力でした。
それは2軍に燻っていた時も代わりません、いつ1軍で必要とされるか、その時どれだけ戦力となってくれるか、清水隆行に対する興味はそれだけでした。
10年以上それが続いていますから、今更あらためて言うことが何もないんですよね。
書いてる日記を見ればわかると思いますけど、私の打者の評価はまず打力、次に打力、最後に打力ですから(守備・走塁はプロに指名されるレベルであれば大抵十分)、守備の難点なんてなに言うものぞというもので、そこに問題があるから使えないなんて主張には強く反駁したものです。
もちろん長打率はいつも4割台前半、(当時はそのような指標を知りませんでしたが)XRやRCで見てもリーグ平均程度でしたから、けっして打力で大きく貢献してくれる打者というわけでもありませんでしたが、大きな怪我もなく大きなスランプもなく(03.06ぐらいでしょうか)、いつでも平均的な結果を残してくれる。
その数字から、毎年のように補強選手や若手選手が当てられるのも当然だったと思いますけど、結局それらの選手が離脱したり期待はずれだったりすれば、最終的には300打席400打席たってそれなりの結果を残してくれる。
なんか褒めてないような気がしてきましたが、計算の出来る大事な戦力だったと、強く褒めてるつもりです。大事な戦力でした。
他の多くの巨人ファンがそうであるように、私も彼独特の右翼へのライナーの弾道は、岡崎の二塁の頭の上とかと同じく、生涯忘れ得ない、弾道見ただけで清水って言えるでしょう。
2007年の優勝を決めるサヨナラエラーは忘れても、西口からの2本のホームランは忘れません。
現役でもうひとはな咲かせてくれることを期待しています。
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気になるところと言えば、これで戦力外が思っていたよりも多くなったところです。
吉武、小坂、清水にプラス1名でとりあえず足りると思っていたところだったのが、深町、深沢の2名にも戦力外通告されたのですから。
前回の日記にも書いたとおり、現状では上原、ラミレス、歌藤を含めてこれで、8増10減、2枠も余裕が出来ちゃいました。
でもはっきり言ってしまえば、この2枠は何に使うのでしょうか。
今のところあまりFA市場も大きくなさそう(結局FAは機能していないと言うことですね、これはずっと言っているとおり人的補償枠に問題があったからですが、まぁそっちは日を改めて)で、特にCランク相当の選手は出てきそうにない。
人的補償のあるA、Bランクの選手となってくると、Aランクの中でも特別に能力の高い選手ぐらいでないと人的補償に見合いません。現時点で名前があがっている選手の中で言えば、唯一、川上憲伸だけです。彼も今年の成績だけで言えばちょっと微妙なんですが。
それ以外の獲得に乗り出すのだとすれば、私は大反対です、清水、三浦など以ての外、どう考えても人的補償によるマイナスに見合わない。彼らを過小評価しているんじゃないですよ、人的補償が狭すぎると言っているんです、これに見合う選手はAランク(=3*12=36人)よりもまだ狭い、選手能力で球界上位15人前後ぐらいの選手だけです。
この清水のトレードが、FA戦線への進出を予告するものでなければいいのですが。その点だけが非常に気掛かりです。
これで野手が4増4減、投手が4増6減ですから、どこかから投手を引っ張ってくるんだろうなと思うのですけど。とりあえずFAの話は置いておいて、他に何か手段があるでしょうか。あ、私の場合は外国人は別枠で考えてますから外国人は別ですよ。
これぐらいなら、深沢残しておくなり、誰か社会人で一芸のある社会人左腕を取っておくなりすれば良かったんじゃないでしょうかねえ。
まぁ枠を無駄にしておくなんてことはせずに、何か私の足りない頭じゃ考えつかないことをやってくれるのだろうと期待しています。ひとつ気になってるのはあれだよね、「アジア枠」。
あとは井口ぐらいかなぁ。まぁあれだけの選手でFAのように補償がある訳じゃないのだから獲得することに何ら問題はありません、元々ゴンザレスをって思っていた位置ですから。
二塁のレギュラーとして考えられそうな若手は正直、坂本勇人ぐらいだろうし。わざわざ若手のために枠を空けるべきだなんて戯れ言抜かす気はもちろんありません、補強した選手にポジションを奪われるぐらいなら、補強した選手を超えられないその若手が悪い。
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- 事務局に通報しました。
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