実態はこうだったではないか
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DIME
2007年05月04日 05:31 visibility67
高野連はもうずっと前から、奨学金という名の裏金を禁止していた。けれど実態は、名を変えて、形を変えて存在していた。
少なくともプロ側のそれの欠如を非難していた高野連こそ自浄能力のない組織である事が示された。
今一部の人は、完全ウェーバーにすれば、裏金の問題は解決するという。ほんとうにそうなるか・ならないか、この奨学金の実態が示しているではないか。
そんな対応の仕方をしても、なくなるのではなく、無いように見せかけられる、だけ。
そこに裏金を作るメリットがある限り、需要はなくならない、需要のあるところ、存在が発生することは避けられない。
完全ウェーバーは何の解決にもならない、それどころか完全ウェーバーのほうが、事前に囲い込めることの価値は相対的に高くなるのだから、むしろ逆方向への動きを助長させる。
なぜまだそれに気づかないのか、論理の矛盾に気づかないのか。
あえてもう一度、ドラフトを廃止することが問題の解決に繋がる、ドラフトを続けることでは問題を闇に葬ることにしかならない。
そのあたりは前に一度述べてるので繰り返しになるから避けますけど。
http://baseballsns.jp/member/437/diary/9059/
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んで前にこういうこと書いた選手会ですけれども、1ヶ月もしたら案の定尻尾を出したようで。
ちょっとニュースからの反応が遅れましたけど、書いておきます。
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選手会がドラフト改革を要望
西武の裏金問題、横浜の契約金過払いを受け、労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は27日、東京都内のホテルに各球団の選手会長らが集まって臨時運営委員会を開き、スカウト活動で不正な金銭供与が起きないようなドラフト制度改革を求めていくことを再確認した。
横浜の那須野巧投手が最高標準額(1億円プラス出来高払い)を大幅に超える5億3000万円の契約金を受け取っていた件に関して、宮本会長は「(最高標準額は)ルールではないので、選手がすべて悪いわけではないと思う」と話した。
裏金問題で希望入団枠が撤廃されたため、選手の意志を反映させる代替策として、フリーエージェント(FA)の取得期間短縮による移籍の活性化を要望することで一致した。宮本会長は「FAが具体的に何年というのは出ていないが、入るときに好きな球団に入れないのだから(現行の)9年は長すぎる」と主張。サッカーで採用している“レンタル制度”などについても議論した。
デイリースポーツ--------------
言ってることは正論だし、FA短縮は絶対に必要不可欠だから反対ではないけれど、FAの話と今回の裏金問題は別個でとかいっていた舌の根も乾かぬうちにこれってのはね。
正論を主張するに当たって巨人を矢面に立たせておいて、自分たちはオイシイところだけ持っていこうとしているのがみえみえで浅ましい。
まぁ権利団体としてこういう対応をすること自体は優れていると思うし、私が当事者であれば同じかそれ以上の行動をしていただろうからあんまり悪くも思わないけど、かっこよくはないわな。
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この問題だけは書いておかないと、なんとも納得できないんですよね。推敲も見直しもないのでどっかおかしければご指摘ください。
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何かいろいろネタがあった気がするんですが。
2007年10月17日 -
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選手会の言葉に惑わされないように。
2007年3月10日
- 事務局に通報しました。
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