老いて尚盛んか

最近巨人のことについてはしゃべってないのに何でここにきて喋ったんだろうかとは疑問には思っていたんだけれど、今回の政争のカモフラージュだったのね、納得。
前にチラッと書いた気がするんだけど、私は彼を評価はしているけど賛同はしていない。それは別に野球のことなんて全然関係なくてこのあたりのこと、彼の政治に対する考え方は賛同できない、特に戦争観とか。
ただまぁこれでわかったでしょう、耄碌した爺の戯言なんかではこんな大きなうねりを生み出すことはできない、彼はまだまだ現役。
中身ははっきり言って古臭いし、賛同することはできないけれど、彼が彼なりの１つの大局観を礎にして終始一貫とした思想を持ち、行動しているのは事実。
彼の言うことは戯言などではない、それだけの影響力をもてるだけの所にまで伸し上がれた何かを持った人物の考え。何故その考えがこれだけの力を持つにいたったのか、ただ周囲がバカすぎて偶然権力を手にしたとでも言うのか？（笑）。
尊敬することはなくても重視はしなければならない。同意することはなくても参考にはしなければならない。成し遂げた者の言葉とは成し遂げられるだけの何かを内包するものだ。
何故、人が賛同できないような考えを持っているはずなのに、それがこれだけの力を持ててしまうのか。自分と意見が合わないから、そんな考えはダメだと言い張る、それでは駄々をこねるガキと同じ。何故そうなってしまうのかをもっと突き詰めて考えないと事実は見えてこない。
それをわかっていないと、上辺だけ、口先だけの言葉に踊らされて結局彼の手のひらの上で彼の批判をしているに過ぎないことに気づかない。
残念ながらほとんどのプロ野球ファンは手のひらの上で踊っているようだが。