【巨人】大道獲得&黒田哲史西武へ
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DIME
2006年10月18日 22:26 visibility348
まずは大道典嘉選手の獲得。
自由契約という時点で、取りに動くだろうなぁというのは予想済みでしたが、やっぱり獲得の運びとなったようです。
とりあえずソフトバンクファンに対して失礼のないような扱いをして欲しいと思います。
さて今回の獲得には意味があるのか?という向きもあるかと思いますので簡単に説明を。
プロ野球のチームには高校野球や草野球とは違って(あぁ鹿工にはいたか)代打屋とか守備固めという職種が明確に存在します。
大道に期待されるのは「右の代打」です。巨人の場合は西武が取らないだろうという賭けに失敗して江藤を失ってしまったのでシーズンを通してこのポジションの欠落に苦しむことになりました。
代打屋というのは難しい職業で、本当に打てる選手であれば代打屋なんてやらずにスタメンになるはずですから、本質的にはそうそう打てる打者であるはずがありません。にもかかわらず大事な場面での代打という役割を果たすのに必要となるのが「看板」です。
もうちょっと別の言葉で言えば、心理戦ってところでしょうか。大事な場面で同じ能力だけど実績のあるA打者と実績のないB打者がいたとすれば、A打者の方が打てる可能性が高くなるのではないかということです。
打撃の場合は結局は個人(投手)と個人(打者)の勝負になりますので、心理的要因はそれだけ大きくなりますから。
そういう意味で例えば今年巨人を解雇になった中では黒田哲史・大須賀允・原俊介あたりでは実績がなく「看板」が小さすぎます。控え野手として考えるのでなく、代打屋として考える場合は彼らは不向きです。
もし巨人の中で考えるのであれば仁志敏久あたりが妥当となるのでしょうが、今年の実績を見る限りでは代打屋として使えるかどうかは微妙。
となってくると代打屋は他からつれてくるという選択肢がいちばん無難だったでしょう。当然国内での実績がない外国人では向きません。そういう意味で今年の自由契約選手のメンバーの中では大道が一番いい選択だったと思います。
あとは人的資源としての獲得ですね。大西崇之に関しても1軍ではあまり見ることは出来ませんでしたが、2軍ではベテランらしい姿を見せ、その存在感は2軍の練習を見に行っていても良くわかるものでしたし、前に書きましたが最終戦のときのホームランでのチーム全体の喜びようからも良くわかるものでした。
その大西崇之もコーチではないものの巨人内部に残ることに決まりましたし、大道も将来的には巨人軍の一員として活躍してくれることでしょう、彼のような人望のある人はスカウトとしても期待したいところですね。
あと黒田哲史の西武復帰が決まったようですね。
前述したように黒田哲史が向いている役割は内野での守備固めです。中島や中村の守備力にちょっと不安のある西武にとっては黒田はそのカバーを出来る存在となるでしょう。
巨人での自由契約の理由はあくまで同じポジションで黒田以上に優れた成績を残した古城がいるってことだけであり、能力そのものは前年には同じポジションで使われていることで折り紙つきですから問題ないと思います。
頑張って欲しいものです。
- 事務局に通報しました。
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