巨人来季契約予想 投手編

  • DIME
    2006年09月21日 21:09 visibility162

※ここで出している今年の成績は2006/9/20時点となります※

 

高校生ドラフトも近づき、そろそろ支配下登録選手のなかで誰が来季も残るかを考えなければいけない時期となりました。あまり考えたくないのですが・・・・
今回は投手編です。野手のときにも触れましたが、現在は投手より野手の方が手薄なため投手が多く切られるのではないかと予想していました。しかしウィンターリーグ若手4人派遣で切られる可能性のある投手が大きく減った(後述しますが思い切った若手切りでもしないと切る選手が見つからない)のは野手編で書いたとおりです。
現在の巨人投手陣は25歳以下の若手投手が約半分を占めているという若干いびつな状況にあり、あまりにベテランを切りすぎてしまうとそれはそれで望ましくないです。結局そう多くを切りにくくなりますので投手側の枠としては4〜6名と予想します。

また野手に比べて積極的理由で自由契約になりそうな投手が少ないので、結果的に全体的に消去法で選んでいかざるを得ませんでした。普通の企業であれば今年は「新卒採用無し」って言えば済むことなんですけど野球の場合はそうもいかないので往々にしてこんな状況が生まれます。

 

私の予想を出すと以下の選手が流動的だと考えられます。

 

・桑田真澄
・野口茂樹
・伊達昌司
・南和彰
・酒井順也

 

自由契約になる可能性がある選手のタイプとしては基本的に野手も投手も代わりません。ただ投手の場合は右腕・左腕、先発・中継ぎなど投手の中でも特性があるものの、野手よりもそのタイプは流動的で他が出来る可能性も高く細分化が難しい&あまり意味が無いので2つに絞って考えています。

 

見込みが薄い若手:南和彰、酒井順也
出場機会が得られないベテラン:伊達昌司、桑田真澄、野口茂樹

 

 

○現在の巨人投手陣について
現在支配下登録投手は32名、このうちパウエル・グローバー・姜を除いた29名が日本人投手となります。
正直に言って上に上げた投手5名の中で例年と同じように考えて今年で切られるだろうなって思いつく選手は若手では南和彰、ベテランでは伊達昌司ぐらいでしょうか。

桑田、野口あたりは実績的にもう1年可能性にかけてもいいだろうし、酒井は結果が出ないもののずっと2軍では強化指定されていた注目選手、今年の開幕では「若手枠」の投手として尾花コーチに抜擢されてもいて球団全体としての期待をうかがわせます。
では何故そんな彼らを上げざるを得ないのかというと、簡単に言うと「100%残るに違いない」投手を消去法的に外していくと彼らぐらいしか残らないのです。

そういう意味で言えばある意味「豊富な投手陣」と言えなくも無いのですがね(笑)うまくいけば数年後には投手王国になっているのかもしれません、世の中そう上手くはいきませんが。

具体的に以下のようにわけて消去法で外れる投手を上げていきます。ルーキー・ウィンターリーグ出場投手・1軍登録が一定以上ある投手の3つが「100%残るに違いない」の条件になっています。
 

超若手:ウィンターリーグ出場の4人とルーキー
若手有望株:今年一定以上1軍登録のある投手(30未満)
ベテラン実力投手:今年一定以上1軍登録のある投手(30以上)

 

超若手:9名
・加登脇卓真
・辻内崇伸
・木村正太
・東野峻
・福田聡志
・栂野雅史
・越智大祐
・深田拓也
・会田有志

 

若手有望株:6名
・林昌範
・内海哲也
・久保裕也
・西村健太朗
・野間口貴彦
・真田裕貴

 

ベテラン実力投手:4名
・上原浩治
・高橋尚成
・豊田清
・前田幸長

 

以上18名です、真田・前田あたりはちょっと大目に見る感じですが。んでこれにあぶれた投手として.

 

当てはまらない投手(若手):5名
・木佐貫洋
・鴨志田貴司
・三木均
・酒井順也
・南和彰

 

当てはまらない投手(ベテラン):5名
・佐藤宏志
・伊達昌司
・野口茂樹
・桑田真澄
・工藤公康

 

の11名となります。この11名の中から選んだのが上記の5名です。

 

○当てはまらない投手(若手)

・木佐貫洋
1軍では3試合に先発登板したがいずれも炎上。2軍でも良い投球と悪い投球の差が激しく正直あまり良いとは思えません。しかしながらご存知のとおり1年目は(他がいなかっただけとはいえ)新人賞、過去3年間の1軍での通算奪三振率が9.53、与四死球率が3.12と素晴らしい数字。特に先発イニング数が多い投手で奪三振率9以上というのは特筆的な数字です。
というかデータ的な特性からはどっちかというと中継ぎ・抑え向きです。しかしながら彼の場合は精神的或いは肩の特性として連投向きに思えません、この辺が自分の役割が見出せずどっちつかずな現状を招いている元凶ですが。どっちをさせるにしろそろそろしっかりチームと本人とで話し合いをしなければならないでしょう。
5人の中では素質・実績ともに群を抜いていますしまだ今年で4年目、見極めるには早すぎます。今年の数字だけを見たためにここに落ち着いてしまいますが、彼の解雇はほぼないでしょう。

戦力的に構想外におくというのは可能性とすればありますけど、そうだとしても今までの看板からすれば十分トレード要員になると思いますので、どっかの球団の若手内野手とでも交換するべきだと思います。

 

・鴨志田貴司
1軍では13試合13回1/3に登板していますが被安打18、与四死球11、被本塁打1、奪三振12、失点11の成績となっています。

四死球が多いため安打が失点につながることが多くなり防御率が悪いものの、奪三振数が多く被本塁打も少ないのでもう一皮むければ=四死球減れば1軍の中継ぎ投手として計算できます。

実際2軍では29回2/3を投げて与四死球14、奪三振47で特に奪三振率は巨人2軍投手陣の中では圧倒的な数値を誇っています。

彼の場合は1軍で1つ勝ち星がつけば自信となって代わっていくのではないかと期待していますが逆に言うとこのまま1軍でどっちつかずな成績のままだと難しいかもしれません。

 

・三木均
今年が2年目、昨年は2軍では酒井についでチーム2番目の登板回数で勝ち頭の6勝、1軍投手次第では今年は1軍で1・2試合ぐらい先発があるかもしれないと期待していました。

ところが5月に怪我、その間に内海・西村・野間口・姜あたりに「若手枠」を持っていかれてしまいました。(話が逸れますが怪我が完治していない上原浩治はもう休ませて若手を先発させませんか?)

しかし怪我から戻ってからは順調に登板を重ねていて、その後の6登板で5勝、いつのまにかまた今年も勝ち頭だったりします。早いところ1軍でみたい投手ですね。
あとの理由としては現実的に自由獲得枠投手を2年で放出するのはさすがに考えられないのでまぁないでしょうという感じ(笑)。

 

・酒井順也
05年は2軍で90回1/3と最多登板、04年は83回と内海についで2番目、03年は56回1/3と5番目、99年に入団して以来今年で8年目、下位指名投手の見極めが非常に早い巨人において破格の扱いを受けている投手であるといえます。

その理由は体格・素質などが良いということなのでしょうけどこの辺私は素人なのでどこがいいなんてのは、そういうのがわかる人に譲ります。
ただ現実にはその与えられるチャンスをうまく活かせていません。彼ぐらいになってくると2軍でなく1軍で結果を出して欲しいのですがそう上手くいきませんでした。

今シーズンはオープン戦で5試合6回2/3で無失点とそれなりの活躍をして前述の抜擢につながりました。ところが開幕後は6試合にいずれも中継ぎで登板して無安打に抑えた試合がない。

いずれも負け試合や大量リードの試合の最終イニング登板が中心(5試合)で失点という結果よりも投球内容が求められる登板といえます、にもかかわらず1試合も「パーフェクト」がないのはちょっといけません。
現実として2軍では「抑え」に定着していますから今年切られる可能性は限りなく低いのですが彼より切られる可能性のある若手投手をなかなか見つけられません。

 

・南和彰
04年に入団して今年が3年目、山本投手の話でも書きましたが大卒選手が一気にふるいにかけられるのがこの3年目でここを抜けるかどうかがとりあえずプロ野球選手の第一関門といえます。
南投手の場合は3年間で59試合129回1/3登板で自責点82、奪三振率が4.63、与四死球率が6.05とどうも今ひとつ傑出したところを見出せないというのが非常に厳しく、特に与四死球率は悪い部類に入るでしょう。
絶対的評価ではそう悪い成績を2軍で残しているわけではないのですが、むしろこの3年間で大きな変化や改善が見られない、どこか一つだけでも1軍レベルだなと思わせるような数値が見当たりません。今の実力ならば2軍レベルならばずっとやっていけるとは思いますがそれと1軍でやれるかとはまた別です。
2軍の場合は目の前の試合で悪くない投球をしていてもそれが契約にいたるとは限りません。このあたりが2軍を中心に見ているファンが「悪かったわけじゃないのになんで解雇されるの」って思う原因なんですが。



以上になります。私の見立てでは南和彰が一番確定に近く、それ以外の4投手はあまり考えにくい。ただ1人だけだと「支配化登録枠の空き」が足りなくなりますのでこのあたりから2名は来るだろうということで次点に酒井をあげました。鴨志田も評価的には酒井とそう変わらないのですが、年齢と今まで与えてきたチャンスの量の違いから酒井にしています。
ただ私は酒井を切るぐらいなら思い切ってベテランを大きく切って欲しいと思います、できるならばこの予想は外れて欲しいです。

 

○当てはまらない投手(ベテラン)
・佐藤宏志
今年は4月に登録されたら急性胃腸炎で登録抹消、5月〜6月中旬に再昇格していてまずまずの成績を残していたものの復調してきた前田幸長と入れ替わるように2軍に戻されています。目立った成績は残せていないのが実情でしょう。
ただ巨人は左腕を年齢順で見ると工藤・前田・野口・高橋尚(32)・佐藤宏(30)・内海(25)・林・深田・(山口)・辻内となっていて若手とベテランの間に年齢層が大きく開いています。いま佐藤宏を切るとこの「断絶」が数年後に響いてくる可能性が高いです。
同じ「2番手中継ぎ左腕」の位置を争う前田も今年調子を崩したこともありましたし年齢的に来季以降も安泰とは言い難い。なので佐藤宏本人には右打者という課題はあるものの1軍でも三振を奪える実力はありますから、上のベテランが抜け切って下の若手が目処が立つまでもう数年は確保しておきたい人材だと思います。
もちろん前田を獲得したようにベテラン左腕を獲得することでこの「断絶」を防ぐ手もありますがこれは獲得してから考えればいい話だし中継ぎ左腕というのは中々FAやトレード市場にでてこないので、とりあえず現有戦力の中で考えれば佐藤宏は絶対評価以上に相対評価の高い投手であるといえます。

 

・伊達昌司
去年日本ハムより金銭トレードされてきた伊達、1軍では結果が残せなかったものの2軍では抑えを担って活躍しチームで唯一のリーグ表彰選手(最優秀救援投手)になりました。2年目の今シーズンは抑えはともかくワンポイントを中心とした中継ぎもあるかなぁと思っていました。
しかし蓋を開ければ1軍登板はなし、2軍でも去年の半分以下のイニングと完全に構想から外れてしまっているようです。確かに前田・豊田とベテランの中継ぎ・抑えタイプが存在し高橋尚も抑えにまわっていてこれ以上は1軍登録での中継ぎ・抑えの6人枠をベテランで占めてしまうのは長期的視野にかけています、現在の巨人のように若手が多いのならばなおさらです。さすがに去年2軍でよい成績を残しているとは言え、前田・豊田・高橋尚あたりと比較すると力不足なのは否めません。
結局は豊田のFA移籍によって1軍での席があぶれてしまったのかなって気がします。尾花コーチがその最終枠を「若手枠」と考えているのも彼にとっては痛い所です。
実力云々というよりもチーム事情が彼の居場所を奪った気がします。そういう意味では最初に選択から外しましたが「タイプの被る(特定の誰かと被ったわけじゃないが)選手」であるといえるかもしれません。

 

・野口茂樹
実力は正直言ってよくわかりません、もう1年置いておけば化けるかもしれないし、戻ることなくこのまま朽ちていくかもしれない。確か球団は単年契約を結んでいましたしそれもたった1億でしたから、来季以降も抱えようと思えば若手並の値段で抱えることは出来るでしょう、実績を考えればお徳ではあると思います。
ただ内海に目処が立ち、同年代の高橋尚成がいて年齢が参考にならない工藤がいて、まだ1年目ながら英才教育中の辻内がいるので先発しか出来そうに無い野口が編成上そこまで必要なのかは疑問です。しかもどうもニュースによれば今年の大卒希望枠は金刃になりそうですし、ますます必要性が薄れてきます。支配下登録枠に余裕があればもう1年様子見でかまわないと思うのですが、今の巨人は有望な若手の頭数だけは豊富ですから、彼のために枠をかこっておく余裕が無いでしょう。

 

・工藤公康
彼は別格です、彼の場合は現在もそのようなことをやっていますが将来的にはコーチになってもらわなければいけない人材です。もちろん西武・ダイエーと流れてきたので他の球団からも触手が伸びてくるのも間違いありません。できるかぎりの無理はしてでも巨人で囲っておく必要があります。
また桑田に比べれば今年は怪我しただけでありそこまでで1軍ローテを守り3勝を上げていますし貧打の時期に7回失点1、7回2/3失点3なんて成績も残していますから実際は3勝以上の結果を残しているといえます。
来季以降1軍で活躍できそうな可能性はまだ十分にあり、現役続行がわがままというほどとは思えません。

 

・桑田真澄
工藤が別格であるのだとすれば、桑田はその別格扱いがずっと続いてきた投手であるといえます。もちろん彼に関しても川相の愚を繰り返してもらっては困ります。ただ彼の場合は巨人一筋でありますし、あまり巨人以外にコーチとして流れる可能性は低いと思います。
今年の桑田は1軍では3試合に先発登板して11回2/3で11失点、与四死球1、奪三振5、被本塁打4です。特筆すべきは被本塁打でしょう。イニング数が少ないとは言え被本塁打率3.09というのはあまりに打たれすぎです。
2軍に関しては「好投を続けていた」という趣旨の報道が多いです。しかし実際に何試合か見ていますけど2軍レベルに対して技術を駆使して何とか抑えているというのが実態で、たまに投手にさえジャストミートされていたりします。
私の見立てとしては今の球ならば2軍ならその経験もあって抑えられるだろうけど、1軍ではちょっとミスしただけで簡単に長打を打たれるだろうと思っていますし実際そんな数字(被本塁打)も出ています。この傾向は02年の最後の活躍以降ずっと続いているものですからやはり1軍じゃなぁ。。。って思ってしまいます。
もし巨人の投手陣が安泰で余裕があるのならば別格扱いすべきだけの選手だし別格扱いして欲しいと思います。しかし彼を別格扱いすることで酒井や鴨志田が切られるのであればそんな余裕は今の巨人には無いだろうと思います。野口・伊達・南ぐらいまではいいですけど、佐藤宏・酒井・鴨志田あたりにまでなってくると戦力の低下を招きかねません。

 

以上になります。やっぱりここでも伊達昌司1名だけが確定に近く他の4投手は決め手に欠けます。しかしながらドラフトやトレード、FAのために枠をあける必要性を考えれば南と伊達だけでは到底足りません。先にも書いたように思い切るなら若手ではなくベテランで思い切って欲しいのでこちらから桑田・野口も加えて挙げる事にしました。


○最後に
私にとって桑田真澄はずっとエースでした、どうも三本柱で一番打たれてる人っていう記憶しかありませんがエースでした、肘を置いた祈りのポーズはやりすぎな気もしましたがエースでした、やっぱりあのフォームは誰がなんと言おうとも一番美しいと思っています。野口茂樹も敵ながら好きなタイプの投手でした、ノーノーを食らったことは忘れられません。

ただ私は選手個人よりも「巨人」というチームが一番好きで、選手が好きなのも基本は「巨人の選手だから」好きなんです。それに勝る感情は野球にはありません。


そういう意味で桑田と野口は現状の若手溢れ気味の巨人投手陣でははっきりいって、若手の成長の妨げにしかなりません。2軍でも彼らより先に先発させたい・させなきゃいけない投手はたくさんいるんです。桑田は23回、野口にいたっては54回も登板させておて、その分今年は木村や東野あたりに皺寄せが来ています。これでドラフトで若手がまた入ったらほんとどうするんですか。
桑田ならたとえ一時期巨人を出たにしてもちゃんと送り出せばちゃんと戻ってきてくれる礼節をわきまえた人だと思っています。できれば巨人でユニを脱いで欲しいですけど。野口にしても巨人の投手陣事情が理由なだけで個人的には「もうダメ」だとは判断していません。だからこの記事は桑田や野口はもう活躍できないという意味で書いているわけではありません。

02年の桑田を思えばわかっていただけると思いますがベテランは復活したとしても先はどうせ短い、若手は開花したとすればそこから長い期間活用することが可能です。同じぐらいの確率なら若手の方を優先して欲しいと思っているだけです。

もっといえば来季鴨志田や酒井が活躍するより桑田・野口が活躍する可能性のほうが高いと思います。でもそれは長期的に見たときにけっしてチームのためでは無いんです。

 

今はここ数年の投手中心ドラフトもあり、駒はそろっている状況です。去年の内海と今年の内海を見ればわかると思いますが、私はプロ野球選手には「結果が出なくても使い続ける時期」が必要だと思っています、1軍にしろ2軍にしろ。
この数年のドラフトの偏重によってここ数年の巨人はそういう時期を迎える選手だらけになるでしょう。それに控えて出来るだけベテランを少なくしておかなければなりません。巨人はチーム事情としてベテランに裂けるだけの余裕が無いのです。

 

最初に考え始めた頃には、あまりに積極的理由のある投手がいないものですから、特に東野あたりは支配下→育成にという技を今年もやってくるんじゃないかと踏んでいました。しかしウィンターリーグに参加させておいてそれはないんじゃないのかなぁと思ったので外しました。多分このあたりは木村・東野、辻内・加登脇をワンセットに考えて競わせようとしている育成方針も影響しているのではないかと思います。

ウィンターリーグにもだしたうえで育成で再契約なんてことをしでかすのであればほんと面白い球団だと思いますが(笑)


補足:外国人投手について

・パウエル:2年契約が1年残り
・姜建銘:2年半契約が1年残り

とりあえず問答無用で契約続行。パウエルは2年目は役に立たないとか言う声も一部で上がっていますけど役にたたなかったらたたなかったとき考えればいいんです、幸い若手投手陣は充実していますから西村でも栂野でもそこにあてればいいんです。
姜は逆に私は2年目は役に立たないと思っています。あとは本人次第の部分があるのですが姜が日本人選手のように巨人に長期にわたって在籍するつもりがあるのならばそこを我慢して使う必要があると思います。本人が普通の外国人投手として渡り鳥を希望するのであればその時は使い捨てておくべきだと思います。

 

・グローバー
個人的にはファームで見ている限り面白い投手だなぁと思っています。来季に関しては先発枠をあげることはしないで若手と競わせるぐらいでちょうどいいのではないでしょうか、若手の先発候補と比べればまだグローバーも遜色は無いと思います。
ローテの軸を期待するのは酷ですが、逆にこんだけ若手投手陣がおおい巨人で外国人が上の2人も含めて3人もローテ枠をしめてしまうのはあまり望ましいことじゃないので無理に彼以上の投手を取りに行く必要も無いと思います。
もともと与四死球率がいい試合のときは非常にいいので三振だけもうちょっと取れるようになれば一気に代わります。具体的にはスライダーと直球はいいのですが、カーブに今ひとつ制球力がありません。ただカーブ自体はいいドロップなのでカーブの制球が安定してくればパウエルがそうだったように一気に化けちゃいそうな気がする投手です。

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