北信越BCリーグ
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DIME
2007年05月07日 07:36 visibility121
お休み中なんですが、知っておいて欲しい話題、触れておきたい話題ということで1つ。
ご存知の方はご存知のとおり、このゴールデンウィークに北信越BCリーグが開幕しました。
どうなることかなぁと思いましたが、蓋を開けてみれば思いのほか観客が集まっているようでびっくりしています。
実際に有料観客がどれぐらいの割合を占めているのかはわかりませんが、昨日までの13試合で平均4091人、最多で7190人入っています。たとえ無料だったとしても1スポーツイベントに何千人もの集客をするなんてのは簡単に出来る事じゃありませんし、後述しますがこと最初のスタートにおいては有料観客であるかどうかは問題になりません。
はじめに聞いた時は開幕が遅いなと感じましたが、「最初の一歩」で出来るだけ多くの人数を稼ぎ出すためにGWにぶつけてきたんだなと納得できました、周知期間を多く取るという意図も合ったのでしょう、年度末の忙しい時期ではそういうのは難しいですからね。
同リーグは地域密着を目指しているわけですから、顧客セグメントとすればリピーターを多くしなければいけません、特に野球の場合は年間の開催試合数が多いからなおさらそうなります、月に1回楽しんでくれるというお客より何度も足を運んでくれる客のほうがリーグ事情に適したお客様です。
であれば最初の一歩で大事なのは有料観客がどれぐらいかということではなく1名でも多くの人に来てもらうこと、それによって認知度を高め娯楽の選択肢に入れてもらうこと、一度でも来てくれないとそもそも“潜在顧客”にすらならないのですから。
これはそれこそ参加チームの1つであるアルビレックス新潟がサッカーチームで行った活動と同じ、(参考:日経BPネット)最初はタダ券でもいいから1人でも来てもらう事、その中で1名でもリピーターが増えたらそこではじめて投資を回収すればいい、非常に理にかなったやりかたです。
四国アイランドリーグがアイディアと話題先行で始まり、ビジネスモデルという部分を疎かにしたために経営方針がふらふらしているのと比べると、いかにビジネスとしての見方が大事であるかがわかろうかと思います。
正直アルビレックスが中核となっている以上ある程度の数字は出てくるとは思っていましたけど、いい方向に予想を裏切ってくれました、これなら地方にマイナーリーグを設立するという可能性も検討できるのかなと思います。
ちなみに最多の7000名余を数えた三条では毎年巨人がイースタンリーグの試合を行っていますけど、それでも4〜5000名ほど。タダ券のばら撒き具合に差があるとしてもそれ以上の人数を集めるということだけで充分驚き。既に3試合行われていますが残り2試合も4000名前後集めています。
この調子でせめて平均2000名は集められるようならば、これまで考えていた地方における「プロの野球」の潜在動員力を見直せるかもしれません。
んでまぁここからはついでなんですが、観戦記のカテゴリーのラジオボタンに同リーグも追加を検討いただけますでしょうか。
独立リーグあたりだと選手もいろいろいるでしょうから提携して選手の日記をここで書いてもらうように仕向けるとかも宣伝になって面白いと思うんですけどね、中には個人ブログを一般ブログサービスで行っている選手もいるようですし。
北信越BCリーグに企業広告だすとかHPに広告を出す代わりにこちらで書いてもらうとか交渉してみる価値はあると思うんですが。
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- 事務局に通報しました。
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