これは良い。
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DIME
2008年05月26日 18:20 visibility56
久しぶりに、巨人首脳陣に気持ちの良い選択を見せてもらいました。
蓋を開けてみなければわからない先発の試合ですから、最初から割り切って主力を休ませるという選択も被せてきた。非常に良い選択です。
先発が計算できない時こそ、打線を厚くすべきとかいう考えもいるでしょうが、そういう中途半端な選択をするのは、全ての試合で勝てる可能性を中途半端にするって事、私は賛成できません。
私はこういうときは逆から考えます、つまり「先発投手のこと」を考える前に「主力を外すこと」を先に考えて見ます。
「主力を外すこと」においては「主力を休ませずに済む」が最善です、これが一番なのは間違いありません。しかし残念ながら、主力の全てが全試合に出場できるなんて可能性はどのチームにとってもゼロです、連続試合出場が敬意を持って扱われてるんですから当然ですね。
となると、それぞれの主力に対して「主力を休ませる試合」は“作らなければならない”です、怪我や不調で強制的に作らされる場合も含めて。
では、そこに「主力を休ませる試合」がある、このとき例えばグライシンガーや内海(はちょっと最近アレですが)のような「勝利を計算したい投手が先発する試合」を「主力を休ませる試合」にするか、初登板初先発の投手のような「勝利を計算する(×期待する)のは難しい投手が先発する試合」を「主力を休ませる試合」にするか。私なら後者です。
こういう選択に対する批判の場合、大抵「作らなければならない」事が忘れ去られています。「休ませたこと」そのものに対する批判と、選択に対する批判とがごっちゃになってるんですね。
そりゃもちろん作らなくていいなら作らない方がいいですよ、でも作らなきゃいけないなら作らなきゃいけない前提で考えなきゃおかしいです。そして作らずに済むというのはほとんどの選手においては夢物語でしかありません。
昨日勝ってますから今日は最悪試合が壊れてもいい、それよりも長期的に見て主力の疲労蓄積の解消をはかる事を優先した、そういう首脳陣の戦略的意図のうかがえるオーダー、って私は解釈します。
まぁただ単純に小笠原がもう無理だ、だからこういうオーダーしか取れなかったっていう可能性もありますが、まぁ好意的に解釈させてください。
小笠原以外は特に変でもないですしね、谷佳知は結局まだ長打が二塁打2本だけですから、先発に起用する方をむしろ疑問視していましたし。
惜しむらくはこういうことをもっと最初からやっておいて欲しいってことですかねえ。
今日の試合がどうなるかはわかりません、ただこういう選択を見せてもらえるとたとえ負けたとしても気持ちよく過ごせますね、野球の場合はどうせイヤになるほど負けるんですから、「負けない」を望むのは無理、だったら「意味のある負け」を望みたいですから。
- 事務局に通報しました。
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