ちょっと時期がずれてしまったけど

  • DIME
    2007年04月12日 17:49 visibility123

そのまんま忘れてしまいそうなのでちょこちょこっと書いておきます。

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(セ・リーグ、巨人3−4阪神、2回戦、1勝1敗、7日、東京ドーム)あと「1」本、あと「1」点…。土壇場まで手に汗握る白熱のGT戦の勝負を分けたのは「1」だった。
 「選手も非常に勇気を持って動いてくれているんだけど…。3−4。あと1本というスコアです」。試合後、原監督は大量の水とともに悔しさも飲み込んだ。
 立ちはだかる『KJF』にベンチが仕掛けた。七回、先頭の高橋由が出塁すると即座に代走・鈴木尚を送る。八回は左前打で出塁した阿部に、続く木村拓の打席のカウント2−2から代走・小坂を送り、エンドランを敢行。万策尽くし“動いた”が、苦手のウィリアムス、藤川の前にあと「1」点は遠かった。
 あと「1」本の切り札に泣いている。八回二死三塁から送った代打・矢野が藤川の高め148キロ直球に空振り三振。ここまで今季8試合で送り出された代打の成績は、6人12打席で無安打、6三振。“代打成功率.000”。決定力不足は深刻だ。
 「役者がいない中で何とか一生懸命やっているんだけれど…」と篠塚打撃コーチ。接戦を落とした悔しさを懐に、その「1」勝を奪いにいくしかない。

サンケイスポーツ
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こういうニュースもあったように、4/10の広島との1回戦で古城茂幸が打つまでずっと代打の打率が.000でした。これってどういうことでしょうか。

そのニュースのように「問題点」だと考えるのが自然だと思いますけど、けっしてそれだけじゃないと思います。
もちろん全く成功しないのも困りますから問題点です、でも先日も書いたようにチームにおける問題点というのは無数にあるという事を忘れてはいけません。

ここから導き出されるのは、もう1つあります。
9試合全部代打が全く成功しなくても5勝4敗という結果を導くことが出来る
ということです。

つまり、チーム全体の勝敗にとって見れば代打の成功というのは勝敗にはその程度の影響しかないんですよ。
代打ってのは場面が場面ですから、成功・失敗は主観的には非常に大きいように思えます。
けれどそれはあくまで代打というのが点を取るという一連の活動の積み重ねにおいて、最初の1歩、或いは最後の1歩という一番注目される部分を担っているから、そこにだけ注目が集まりやすいにすぎません。
代打の打席もスタメン選手の打席も、打席と言う意味では同じです。価値としての違いは場面を恣意的に選択できるということでしかありません。

上記のニュースにしてもそういう取り上げ方を逆からしているわけでしかありません。直接の場面はその場で1点を取れなかったってことかもしれませんが、1点を取れなかったのは全ての打席で言えることです、他の回にチャンスを作れなかったのだって同じです。


繰り返しになりますが
問い
巨人がこの序盤にずっと代打を成功できなかったことから導かれることは何か。
回答
代打という役割が勝敗にもたらす役割はあまり大きくない。


ということで、そんな勝敗との関連性が薄い「問題点」を追及している暇があったらもっと勝敗との関連性が高そうな問題点を探すべきです。

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