2007 Ｆリーグ 開幕戦

Ｆリーグの開幕戦第 2日に行ってきました。
自ら趣味でフットサルをやる身としては、機会があったら１流の試合を観たかったのと、
ジェフサポ仲間の誘いもあり、記念すべきオープニングゲームに行く事ができました。

チーム数も少なく未知であり、新しいリーグが始まるのに際して、
十数年前、Ｊリーグが開幕した当時に似た感覚を持っていました。
目当てはやはり、日本代表のタレントを多く擁し優勝候補と言われ、
そして千葉のチームであるバルドラール浦安です。

会場となった国立代々木第一体育館は原宿駅のすぐそばであり、
慣れない場所と人混みの多さに戸惑いながら向かいました。
会場に入り、まずは格好から入ってみようとバルドラードのタオルマフラーを購入。
ジェフサポ仲間と落ち合い、
◆第一試合『ステラミーゴいわて花巻×湘南ベルマーレ』
は２階席でまったり観ることになりました。
体育館の中スポーツ観戦というのは初めてなので違和感があり、
特に２階席に座っていたので暗さと天井が気になっていました。

湘南はＪのチームと掛け持ち？のサポーターが多く、
応援も慣れている感があり普通に声が揃って出ていました。
対する花巻は女性 2人のサポーターが頑張っていました。

試合を観ていて初めて知ったのが、
・前後半20分ハーフであること
・20分ハーフ中にファウルを 6回犯すと相手チームに第 2ＰＫ（※１）が与えられること
・20分ハーフ中に両チーム 1回ずつタイムアウトが取れること
の 3点でした。
対して 4秒ルール（※２）はフットサル場が開催するマッチメイク大会等でも採用しているのと同じでした。
ただ、Ｆリーグの試合でも 4秒ルールを多く採られていたのが意外でした。

試合は序盤から湘南が攻める、花巻が守る、という展開でした。
湘南はＰエリア外からでもシュートをバンバン打っており、
対する花巻はカウンター気味でゴレイロからピヴォへのスロー１本を狙っているという感じでした。
自分が趣味で所属しているチームは花巻に近い戦い方だなと思いました。（笑）
前半はスコアレスで終了、選手もめまぐるしく交代しているのでしょうが、
ボールに目が行ってるとよくわかりません。

後半は前半とは一転、試合がめまぐるしく動きます。
まず、湘南のゴレイロが飛び出たところを逃さず自陣からループシュートを決め、

花巻が記念すべき先制点。

直後、湘南にＰエリアすぐ外のＦＫが与えられ、壁の具合から「これ絶対入んないだろ！」という位置を、
直シュートでなくファーの選手へのパスとし、流れるようなプレーで一瞬のうちに同点。
会場がドッと盛り上がりました。
その後は点を取り合い、最後の花巻のパワープレー（※３）も実らず、
４−２で湘南が勝ちました。

第２試合は１階席のバルドラール応援エリアに降りて観ることになりました。
◆第２試合『バルドラール浦安×バサジィ大分』
です。
Ｊのジェフとトリニータの相性から、
「千葉と大分が試合やったら、千葉が勝つだろぉ。」
とか話していました。
バルドラードのチームカラーは赤×黒ですが、

この日の対戦相手バサジィのチームカラーはオレンジであり
色が被るため、記念すべきＦ初ゲームのユニの色は白でした。
サポーターも新しいチームの応援らしく、様々な人種が少ないながらも集まっていました。
リーダーはトランペットを吹いていました。応援スタイルはちょっとロッテっぽいかな。
でもさすが浦安、ご当地ディズニーランドの『小さな世界』の歌が印象に残りました。
対する大分の応援はトリニータと同じ歌をやっていました。太鼓がカッコいい！

試合のほうは大分は守備が堅いな、という印象を受けました。
浦安は攻撃できれいな形を作ろうとして攻めきれていない感じでした。
なんか、悪い時のジェフのようだ。（笑）
ボールを持たされているが決定的なパスが出せず、

ボールが右サイド⇔中央⇔左サイドを往復する感じで。
第１試合で湘南の積極的なミドルシュートを見ていたので余計に感じました。
先制点は大分に入り０−１で前半終了。

後半開始早々、浦安がセットプレーから同点に追いつくと、
徐々に大分の運動量が落ちてくる感じがしました。
そして浦安に勝ち越し点が入り、さらにもう１点入りすぐに突き放す。
サッカーと違い、ちょっとした事でポンポン点が入ります。
その後両チーム１点ずつ取り合い、ファウル× 6による第２ＰＫもあったりして
第１試合と同じ４−２のスコアで浦安が記念すべきＦ初勝利を挙げました。

２試合とも後半に多く点が入ったので、
１流選手といえどもやっぱり体力がモノをいうスポーツなのかなと思いました。
また、素人がよくやる『キックオフシュート』を期待していましたが、
この日の２試合では見られませんでした。

ともあれ、初めてのフットサル観戦で楽しめたので良かったです。


（※１）ペナルティエリア外にあるスポットから蹴るＰＫ
（※２）キックイン等のリスタートで、ボールが蹴れる状態になってから 4秒以上かけると相手ボールとなること
（※３）ビハインドの終盤などにゴレイロがフィールドプレイヤーの位置まで上がって攻撃に参加すること