できるまで待つ
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Tコーチ
2010年08月23日 20:04 visibility56
子供達の練習をみて思うのは、
指導者が正しいと思えることを言っても、
彼らが理解して行動に移るまでには、
こっちが思っている以上に時間がかかるということを実感しました。
自分は現在、小学校2〜4年生を指導していますが、
ゴロをとったり、フライをとるということでさえ、
子供達の中には、守備の基本が理解できておらず、
グラブの位置が変だったり、左右にゴロがいった時に、
体を横に動かしたりせず、ただ単にグラブに手を伸ばしたり、
フライが体の後ろに行ったときも、体を動かさずにグラブだけ後ろに伸ばすだけで、結局届かず・・・
などといったプレーがいくらかありました。
それに対し、指導者が正しい取り方を説明してみると、
おそらく彼らも話を耳にしっかりと入れているようですが、
ただ、どうやって自分の体に反映させればいいのかが、
わかっていないのかもしれないなと感じました。
ただ、これに関しては、言葉で説明するよりも、
何度もノックを受けて感覚を養うしかないのかなと思います。
何度エラーしても、同じような間違った球の追い方をしてエラーをしても、
おそらく彼らにとっては、成長のための糧になるのではないでしょうか?
取れなくとも、何度もボールの軌道を見てるわけですから、
それが記憶されていけば、ボールの追い方を自ら変えてみたりすることで、
正しいボールの取り方が身につくのだと、今の自分は考えています。
だからこそ、彼らにとってのエラーは価値のあるものだと思います。
自分自身、守備練習を指導するときは、
「エラーしても良い。取れるまでやれば良い。」
「練習なんだからエラーしても良い」
ということをかなり口にしているのですが、
この指導方法がいいのかはわかりませんが、
彼らが自在にボールを取れるようになるまで、
長い目で見守って行きたいと思います。
- 事務局に通報しました。
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