5858：中国人の喫煙者数増加とストレス

前回の喫煙関連で。中国人の喫煙者数は、日本人全員が吸ってもまだ多い（国民の人口が異なりますが）。3億人以上で、低所得者と富裕層が多く、その原因の一つがストレスだそうです。
一方、日本では、この１０月にタバコの値上げがあり、これを機に喫煙しようと考えている方も多いようです。

【Record China】2010年9月5日、重慶晩報によると、世界保健機関（WHO）の協力により中国疾病予防コントロールセンターが中心となって2010年上半期に行われた喫煙に関する全国調査から、中国の喫煙人口が3億100万人にも達することが明らかになった。

調査によれば、中国都市部におおける喫煙人口は約1億人。残り2億人は農村在住者となっており、性別にかかわらず農村部のほうが喫煙人口が多く、喫煙率も高いという結果になった。地域別に見ると、都市部の男性では山西省の喫煙率が最も高く、遼寧省、雲南省と続いた。女性では天津市、黒竜江省、内モンゴル自治区だった。

職業別に見ると、肉体労働に従事する男性の喫煙率が最も高い。また、学歴が低いほど喫煙率が高い結果となった。所得別では、低所得者と平均月収が5000元（約6万2000円）以上の高所得者層で喫煙率が高くなっている。

喫煙人口増加の背景には社会的ストレスがあるとされ、そのため低所得者と高所得者の層の喫煙率が高くなり、平均的な中間層の喫煙率が低くなるという結果になったのではないかと指摘されている。

*インドネシアの「１日にたばこ４０本を吸う２歳児」アルディ・リザル君が、禁煙に成功した。治療に当たっていた心理学専門家セト・ムリャディ氏が３日、明らかにした。

　アルディ君は南スマトラ州ムシ・バンユアシンの漁村に生まれた男の子。同氏によると、男性の村民のほとんどが喫煙家であり、その環境から引き離して、運動やお絵描きなどの活動に夢中にさせることで禁煙させることに成功した。

　今年５月、アルディ君が喫煙する映像がインターネットを中心に出回り、世界にショックを与えた。（日刊ゲンダイ2010年9月4日掲載）