【サッカー　清水】　打て！って大型ビジョンのCMでも言ってるじゃない！

　鳥栖のサッカーを見るのは久しぶり、Ｊ１・Ｊ２ともに応援するチームをもっっているが、昨年はともにカテゴリーが同じであったために、2年ぶりとなる。

９０分のゲームを見ての感想。それは、とりあえず今年は鳥栖は残留するに違いないと思わせるもの。その守備のクオリティの高さは刮目すべきものである。

Ｊ１仕様、Ｊ２仕様と言ったら語弊があるが、正しく鳥栖の守備、それはＪ完璧なＪ２仕様の完成形。前と後ろがコンパクトにまとまっており、ＦＷの選手も体を張って守りきっている。寄せも体ごと入れてくる。

あとは、ロングを放り込まれた際のケアだけきちんとすれば十分勝機を見いだせるサッカー。極論で言えば、サッカーは点さえ取られなければなんとかなるスポーツ。だからこそ守備重視。

流れるような、攻守の切り替えが見られなかったのは、両チームとも運動量の出し惜しみをしたからか。

エスパ側からしたのなら、ゲームの入り方をいささか間違えたのかもしれない。コンパクトな守備をするチームは、その後ろに大きなスペースができる。事実、鳥栖もそのとおりであった。ならば、ロングを多用する、サイドチェンジで広く使って、相手に揺さぶりをかけるしかない。ハズなのに、パス廻しで、安易にカットされる場面が多々。

崩すためには、吉田豊、李記帝あたりがもう少し、走り回らないといけない。ことに吉田。Ｊ２のサッカーを体感しているだけにもう少し踏ん張ってもらいたかった。

　シュート数が8本とは、まさに貧打の極み。スタジアム全体を覆う♪ゴールコールは選手たちにどう響いたのだろうか？

堅守のチームに当たるには、チームとして成熟していないのかもしれない。だからこそ１０００ゴールを目の前にしての神様が与えた試練。ホームでやすやすと決めさせないぞといったいたずら。いたずらなら酔狂にすぎる。シュートを打ってふかす。ポストにはじかれるならまだしも、打てないのだから。

アウスタの大型ビジョン、CMで流れる「打て！」の掛け声、まさに選手に向かっての応援メッセージ。

次回ホーム川崎戦。20年目のanniversaryは、盛大なゴールの花火に酔いしれたいからみんなでまた叫ぼう♪決めろよ　決めろ　ゴール　ゴール♪