僥倖は夜汽車とともに

 普段通勤で乗り降りする駅を通過するのはとても楽しいもの。気分をとても高揚させる。それ以上に気分を高揚させたのは普段、この路線ではお目にかからない185系の旧あずさ色6両編成を乗車駅でみたから。それも乗車する列車を待っている時に運転停車。乗車した駅は静岡駅。乗車した列車は「サンライズ」


  夜行列車に乗るのはいったいいつ以来だろう。昨年11月あれは岡山からの帰り。そういえばあの時は辛勝。


  高揚した気分だけでなく、当日アウスタで跳ねた筋肉痛も手伝って、十分な睡眠も取ることもできず、姫路から覚醒。


 


  倉敷駅で知人と合流しカンコースタジアムに入ったのは10時前。待機列には3日前に富山で会った面々が‥。応援チャントに♪どこへどこまでも君を追いかけて行くよ♪って一節があるがまさにその歌詞のとおり。


 


  気になるゲーム展開は、前半はこう着状態、いや様子見と言ったら誉めすぎか。ただ単に連戦のつかれ、そして9月末とは思えない暑さのためエネルギーを温存しているやにも見受けられる。相手のボランチから上げられるクロスに反応出来ない面も幾度か。


 それでも、前半45分体力を温存していたのか怒涛の反撃開始。サポーターも45分体力を温存していたものを一気に爆発させる。


 FKからのボールをマラニョンらしからぬヘッドで決めると、甲府ペースで試合がすすんでいく。


 まさかあのようなミドルが決まるのかとゴール裏に誰もが思った瞬間。ボールはふわっと浮きキーパーの頭上からネットに突き刺さる。当人曰く「まぐれ」と評した藤田の芸術的ゴールで2点目。ゴール裏はまさにお祭り騒ぎ。プロポーズ大作戦の何とも楽しいことか。


 ダニエルが負傷して柳川と交代するも、今日このゲームは安心してみることができる。


 そして、その後も追加点を重ね4得点。岡山は矢継ぎ早に交代枠を使い攻め続けようとするも、守備陣がそつなくこなし終わってみれば無失点。


 


 下位相手のアウエイゲームであっても大量得点、無失点は上出来。なによりも無失点でホームに戻ってくることができたのは大きな自信。


 サポ仲間で受けたギャグ『勝利はアウエイで ホームはスカパーで』是非ともホーム小瀬での勝利を久しぶりに見てみたい。


 


 来年は「サンライズ」を利用することもないでしょう。え?ビッグアーチに行く際にですって?それじゃあ、福山・三原で乗り換えじゃあないですか[d229] 


 


 

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