【サッカー 甲府】 戒驕戒躁6得点 (甲府6-北九州0)

 さすがに7試合ぶりのホームでの勝利は、スタジアムに来たすべての人を狂乱させる。得点ごとのプロポーズ大作戦ではタスキの中を大きく跳ねる。私自身2回こけたのもご愛敬。


 マイクのハットトリック、そして終了後のマイクのマイクパホーマンスは当日、住んでいる街で行われた、大道芸ワールドカップのどのパホーマンスより素晴らしいものと言ったらそれは誉めすぎか。


 昨年までそれこそ、小瀬劇場と言われ続けたホームゲームで勝てなくなったのは、やはり昇格への呪縛からか、それともサポーターが与えた重圧からであろうか。


 それらのことがフクアリの勝利で吹っ切れたとしたらそれこそ歓迎すべきもの。


 別のSNSで自虐的に使っていたフレーズ、『勝利はアウエイで ホームはスカパーで』これはこの勝利でお蔵入りになるのなら御の字。


 


 


  6得点とともに当日のスタジアムで観た珍しいもの。それはコールリーダーF崎くんのレプユニ姿。足繁くスタジアムに通っているが、彼のレプユニ姿なぞついぞ見たことがなかった。それは、きっとゴール裏に集ったものすべてが思った事実。


 ICHIGAN隊なる試合前のイベントがもし、チーム・サポーターをそれこそ一丸としたのなら幾分失笑を買ってもやらないよりやった方が良いに決まっている。


 


 ホームで勝てない閉塞感を打破するために行ったこと。普段バックで広げているビッグフラッグ。今回はユニホーム型のみ。それもバックスタンドの端で広げたものを中央に動かしていくという初めての挑戦。これもまた何かをして現状を変えたいと思う試み。


 


 さて、ゲームを振り返るのならば、幾分時久に悪いことをしたと思う気持ちが少しある。まさかこれまでチーム力に差があるとは。


 第1クールでは攻めあぐね、結局スコアレスドローに終わってしまったことを考えれば逆に足元をすくわれるのではと危惧したが、それも杞憂に終わった。


 いかんせん、攻撃がちぐはぐでそれぞれのプレイヤー同士の連携が全く取れていない。更には、無駄な走りでチームの和を自身でかき乱している。


 このようなチームと戦う時、今までの甲府ならば、ゲームの入りは相手に合わせるプレーをし逆に、攻撃を受けた際慌てふためくパターンが多かった。


 このゲームはそのような悪癖は影をひそめ、ゲーム開始直後から、積極果敢に攻めまくる。まるで上位チームと戦っている時のよう。


 マイクも養父も山本も動きに無駄がない。更には幾分心配した津田も体を張って守備に貢献している。柏の動きも前節千葉戦同様キレがある。


 そのすべてが最下位相手になせる技だとしたら、それはそれで一理ある。事実時久がファンブルしてゴールとなった4点目、その後北九州の戦意が喪失し動きが鈍ったのも事実。


  ただ、北九州が交代カードを切った時点、相手の動きに翻弄されたのはいただけない。攻撃の手は緩めることなく間断なく続けることが肝要。さすがに太郎にはやはり甘くなってしまうのか。


 


 6得点以上に、不必要なカードを貰わなかったことがこのゲームの収穫。


 


 普段の観戦記とは違い幾分高揚した文になったが、それはあのゲームを観ればだれしもが高揚した気分になるに違いない。


 だからこそのタイトル。戒驕戒躁(かいきょうかいそう)。驕らず焦らず騒がず、慎んで静かに堅実に。うちのチームがはしゃいだ後ロクな結果になったためしがない。甲州弁でいうところのわさわさ、わにわにするなといったところか。


 栃木にそれこそ足元を掬われないために自戒を込めてこそ。


 


 


 当日、初めてラボ友さんであるゴール裏住人さんにお会いした。


 他のSNSでの知人はいるものの、私自身ラボ友はこの方が唯一無二。


 やはり日記から醸し出す雰囲気の如く甲府に対して熱い情熱をかたむけている方であった。


 


 


 


 


 

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