2005年7月3日 - イチロー、今季100安打到達で3割キープ

  • mlbcrazy
    2006年06月18日 14:50 visibility24
シアトル・マリナーズのイチローは、地元でのテキサス・レンジャーズ戦に、1番・ライトで先発出場すると、最終打席となった第4打席で内野安打を放ち、今季80試合目にして、100安打に到達した。
マリナーズは終盤に勝ち越し、僅差で逃げ切って勝利し、7連敗でストップ。
マリナーズ先発バッテリーは、投手が通算198勝で42歳のモイヤー、捕手が40歳のボーダーズ、一方のレンジャーズのバッテリーも、投手が通算185勝の40歳のケニー・ロジャース、捕手が39歳のサンディ・アロマーJr.と、いずれもベテラン同士の対決となった。
試合は、両ベテラン投手の投手戦となり、1-1で迎えた8回裏、マリナーズはイチローの内野安打などを契機にロジャースから1点を勝ち越すと、最後はマリナーズ抑えのグアダードが締めて、2-1で逃げ切った。
モイヤーは、今季7勝目でメジャー通算199勝を飾り、区切りの200勝まであと1と迫った。
イチローは、3打席目までロジャースの前に凡打を重ねたものの、最終打席でチャンスを広げる内野安打で出塁すると、これが今季100本目の安打となり、打率も3割を維持した。
<ライブ観戦記>
日曜のデイゲームとなったこの試合、イチローが100安打目を内野安打で決め、これが勝ち越しへのチャンスを広げる一打となり、7連敗中のチームの勝利に貢献しました。
この日のレンジャーズ先発、ケニー・ロジャースは、今季、好調が続いて、9勝を挙げていましたが、先日、記者への暴行事件の疑いで20試合の出場停止という処分が下っている中での登板であったため、試合中、シアトルのファンからは事ある毎に大ブーイングが浴びせられていました。
そのロジャースからマリナーズは8回、ついに勝ち越し点を奪い、7連敗に苛立っていたマリナーズファンは大いに溜飲を下げました。
マリナーズ先発のモイヤーも、8回まで投げて、レンジャーズをわずか4安打、1失点に抑え、ロジャースとの「40歳超え」対決を制し、不振だった昨年の勝ち星(7勝)と早くも並びました。
一方で、チームの顔だった二塁手・ブレット・ブーン選手が、この日を限りにメジャー登録を外れ、事実上の戦力外通告をされていたことが判りました。
私は試合中はこのことを一切、知らず、試合後、ニューヨークへ向かう飛行機を待っているシアトルの空港で見たTVのニュースで知りました。
ブーンは今季の開幕から続く不振が脱することが出来ずに、ここ最近、トレードのうわさは出ていましたが、マリナーズの一時代を支えた彼が涙を浮かべて記者会見に臨んでいた映像は、印象的でした。
ブーンには、ヤンキース、パドレスなどからの誘いもあるようですので、昨年、同じ解雇の憂き目にあったジョン・オルルード(マリナーズ解雇の後、ヤンキース→ボストン・レッドソックス)のように、新天地での復活を遂げてもらいたいものです。 
テキサス・レンジャーズ 1-2 シアトル・マリナーズ
(7月3日・シアトル/セーフコ・フィールド)

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