アンダースロー

  • 凹凸庵
    2007年07月16日 02:12 visibility1124

この投げ方にしようと思ったきっかけが聞きたいですね。
目立ちたいのか、上から投げてもラチがあかなかったからか、単なる気まぐれからか。

私はリトルリーグ時代、セカンドにいました。今とは別に目立たないポジションでしたけどね。
んで、たま〜にリリーフに立つ。
セカンドっていうのは、サイドかアンダーでファーストに投げるもんです。おんなじ投げ方でピッチャーしてました。参考にしたのが、当時ドラゴンズにいた小川健太郎。独特の投げ方をしていた彼に惹かれておりました。
ま、さすがに「背面投げ」はできなかったし、しなかったですけど(笑)

アンダースローって、どこか屈折した思いが感じられるのです。
カーブを投げると、一旦打者から逃げるよな感じから向かっていき、打者に向かっていくよな素振りをしながら外角低めにいく。攻めのピッチングでありながら、球はひねくれたよな軌道を描いている。

そういえば、ずいぶんと前のことになりまするが、高校野球で、これぞ屈折したアンダースローというピッチャーがいました。広島広陵高校の渡辺くんという人。足を上げてから沈む。そして体を1回転させるくらい回してからホームに投げる。これは彼のリズムだったんでしょうけど、「ゴマカシ投法」と言われてしまいました。
よく考えたよなあ、という印象でしたが、今も昔も変わらず「固いアタマの」高野連から注意を受け、自分なりに改良したフォームで夏の甲子園に出場。それでも「ゴマカシ」といわれる。
別に静止するわけではない。一連の動作だったんですけどね。

普通のフォームで投げれば、ごく平凡なピッチャー。それを補うための工夫が、あの変則的なフォームだったわけで。
あれがゴマカシなら、山田久志はどうなる?小林繁はどうなる?一旦止まっているフォームでしたからね。プロでは普通。んでも「高校野球は教育の一環」だからゴマカシは言語道断だと・・・。だったら正々堂々と打たれなさい、っこってすかい?

草野球でもリトルシニアでも、アンダースローっていなくなっておりますね。プロだって少ない。んでも、あんな打ちにくいフォームはないと思うのです。確かに、ちと身体に負担がかかるフォームですけど。

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