さよなら鈴木監督、ありがとう

アルビレックス新潟は鈴木淳監督と来年度契約を更新しないことを発表した。今年の成績から考えて、サポーターにとっては想定外という反応が多い。もしかすると本人も。


 


地元新聞や公式HPによると、歯切れは悪いものの財政的な負担(推定4500万円)、来年は主力選手の大量流出により1からチームを作り直す必要があることが理由らしい。ちなみに4500万円は矢野、マルシオより高くチームナンバー1。主力のうち複数年契約を結んでいるのは内田と大島ぐらいらしい。


 


鈴木監督は当初「若手育成」という根も葉もないレッテルを貼られサポーターらから勘違いされたものの、前監督の外国人FW頼りのリアクションサッカーから、後ろから丁寧につなぐサッカーへの変換にうまくチームを軟着陸させることに成功した。マルシオという大当たりを引き当てた幸運もあり、一昨年、今年と一桁順位を維持したのは評価できる。一方、先発メンバーを固定し交代枠を活用せず、逃切りあるいは後半逆転といった戦略性、勝負強さには見劣りがする。カップ戦も毎年早々と敗退している。


 


後任監督は未だ発表されていない。新移籍ルール初年とはいえ、来年のアルビレックスは監督、選手ともがらりと変わる可能性が高い。しかしそれもサッカーだ、僕らはスタンドに足を運び雄叫びを上げ続ける。

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