ドラフトとFAとファンの声
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Riki
2006年11月28日 00:16 visibility54
大社ドラフトも終わりましたが、その直前直後には「強奪」だの「相思相愛」だの凡そウェーバーとは思えない言葉がスポーツ紙上をにぎわせ、一部選手やその監督による不快感の表明などもありました。
また、強行?指名を回避した球団もあるようですし、 ウェーバーというのは名ばかりで、囲い込みによる自由競争となっている面も否めません。
現行のドラフトは暫定的なものであり、見直しも織り込み済み。
しかし、ドラフトに関しての球団以外の各方面の声は「完全ウェーバー」を求める意見が強い。
…きちんと実効性が担保された状態で出来ますか?現状のように囲い込みが横行している中で。
その一方でFAとなると、宣言するだけでファンからの大ブーイング。
ファンの声を無視するな?
でも、選手の意思は無視ですか?
現在所属している球団にドラフト前から希望して入団した選手がどれだけいるのでしょう?
実際、希望枠や逆指名、そしてFA済みの選手のみでしょう。
希望枠等の対象にはならず、希望球団以外の球団に入団し、中心選手として活躍し、FA宣言し、いざ希望球団へとなっても、ファンの声を聞け!ですから。
また、FAでの獲得に対しても、ファンは「補強より育成」と判で押したように…。
結果、大物以外のFA宣言には手が上がらず、移籍市場も動かない。
選手だって人間です。
憧れの球団に入りたい、上司(監督、コーチ)が気に入らない、単身赴任を解消したい、出身地に帰りたいなどの希望は少なからずあるはずです。
現状では、前述のような理由から、ごく一部の大物選手を除いて、FAは画餅にしか見えません。
さて、話をドラフトに戻します。
希望枠を廃止し、完全ウェーバーを主張するファンも多いのが現状です。
しかし、いざFAとなると球団に縛り付けようとするのもまたファンです。
…選手が所属球団を選ぶことは許されないのでしょうか?
ドラフトとFAをリンクして検討することが肝要であることを痛感すると同時に、インフレ化したファンの声もどうにかしないといけない時期に来ているような気がします。
プロ野球はファンが全てではありません。
選手、球団経営、ファンそれぞれがお互いに尊重し、相互理解に努めていかない限り、 プロ野球の発展はないと思います。
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- 事務局に通報しました。
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