シーズン回顧2006 その3

  • Riki
    2006年11月16日 19:13 visibility48


1.投手

(2)リリーフ(勝ちパターン)続き

とりあえず、完全に失念していた山岸投手。

今季先発期待も、キャンプで出遅れ、開幕も間に合わず、結局リリーフ。

39回1/3で3.20の防御率も、昨年のそれを下回った。

奪三振率は大幅に上昇したものの、被打率の極端な悪化が原因。

ピンチで交代し、自責にならない走者を全て返す事は日常茶飯事。

水尾、正津と続く福井クオリティを如何なく発揮してくれています。

それでも、リリーフ向きの投手が極端に少ない現状では任せるほかないのですが…。

 

(3)リリーフ(敗戦処理その他)

正津

移籍1年目の昨年こそ、慣れられていないために右打者には数字を残したが、今季は…。

調子の良いときだけは何とか抑えられるものの、普通の調子では通用しない。

GWの鷹戦で大差での登板から1死も取れず降板し、その後の神宮の悪夢の端緒となったことは記憶に新しい。

大卒後、社会人を経て入団した選手にありがちな、ルーキーイヤーの成績が自己最高という典型例。

来季は35になるし、敗戦処理が関の山でしょうね。

 

大沼

昨年の秋季キャンプで絶好調。

結果、シーズン中先発でしか成績が残せなかったのに、抑えに立候補。

首脳陣もその方向でOP戦を順調に消化したものの、開幕からやっぱり後ろは駄目。

4月中に抹消され、夏場に復帰もほどなく再度抹消。

抹消後、いきなり下で完封するところが、いかにも大沼だったりするわけだが…。

05年先発で4番目の成績(勝ち星、勝率、防御率は3番目)を残した投手をこういう使い方する荒木コーチの無能さを象徴したような1年だった。

 

宮越

先発で炎上を繰り返すも、序盤戦は不思議とリリーフでは点を取られなかった。

リリーフでも点を取られだすと、夏前に抹消。再び見ることはありませんでした。

 

田崎

OP戦で繰り広げられた、小野寺、大沼の抑え争いに地味に参戦。

結果を出し、開幕から地味に使われていたが、GWに炎上。

即抹消で、下で結果を出すも、秋に戦力外。

結果を無視した選手起用、編成を行う荒木らしさがよく出ています。

 

1試合を除き、リリーフ登板。

調子云々はともかく、投げるたびに点を取られる印象がある。

今季はロングリリーフの1番手ということも多く、登板過多で調子を崩すことも。

とはいえ、久しぶりの元気な姿。スピードも戻ったし、勝ち星も付いた。

来年は精度を上げて、防御率の向上を。

 

岡本

何故登録されるのかも分からない。

とにかく下での成績もひどい。何しろ戦力外になった3投手より遥かに下。

こんなので、上で抑えられるはずもなく、無駄な四球に連打を浴びて、失点を重ねることを繰り返す。

起用は荒木の趣味ですか?

昨年、仙台こけら落としで見せたひどさが一向に改善されていません。

成績が伴わないのに起用され続ける選手はどうもね。

 

神宮で見た際、先発宮越のあまりのひどさに、交代機、代打等が滅茶苦茶になった西武ベンチ。

その最大の被害者が東。

その日初めて0に抑えたものの、何故か打席に入り、続投。

次の回は、捕手が炭谷から細川に代わったこともあり、炎上。

今年もこんな感じ。下では結果が出ているんですけどね。

 

長田

04年、星野、小野寺とともにリリーフの要として成長を遂げるも、05年は9試合のみの登板で結果は散々。

今年はキャンプから低評価が続くも、下でそこそこ結果を出し、夏場に登録。

結局4試合のみの登板で抹消。プロ最低の成績を残すことに。

 

(4)総括

全般的に選手起用に偏りが見られる。

これも荒木采配の賜物であり、荒木の構想から外れた選手にとってチャンスなどというものは皆無に等しい。

結果、悪くても使われ続ける選手が多かった。

 

リリーフ向きの投手が少ないこともあり、先発を引っ張りすぎること多数。

別に勝利の方程式を作れとは言わない。

完投できるときは完投するのが理想だが、皆が皆いつもできるわけでもないのだから、交代機を見極めるくらいのことは必要。

毎回アップアップの西口、降板回に必ずといっていいほど失点するグラマンこの2人についてはひどかった。

ピンチで抑えられるリリーフとクローザーではないストッパーをどうにかしないと。

荒木就任から3年。荒木就任以前、投手王国といわれた西武も随分と選手層が薄くなったものだ。

これもひとえに偏った選手起用の賜物。

 

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