シーズン回顧2006 その4

  • Riki
    2006年11月17日 17:53 visibility46


2.捕手編

(1)総括

今シーズンの出場試合数で見た場合、

細川 99試合

炭谷 54試合

田原 15試合

野田 7試合

となる。(上本は一塁とDH、代打でのみの出場)

開幕を炭谷で迎えるも、捕手2人制を採る際に細川と野田が量りにかけられ、二番手捕手向きの野田が残るはずだったが、犠打をあっさり決めたことで、細川が一軍に残ることに。

 

開幕からしばらくすると、炭谷に勢いがなくなり、細川がマスクを被ることが多くなる。

とはいえ、細川に力があるかというとそういうこともなく、打っては1割台、さらに5月神宮の悪夢を迎える。

GW終盤の正津炎上劇(捕手:細川)から始まる連日連夜の炎上劇。

松坂以外抑えられる投手は皆無という惨状。

所詮細川、力のある投手しかリードできません。

5試合を56失点というものすごさ。当然5連敗。

 

結局この間3試合先発した細川ではなく、炭谷が抹消され、野田が登録。

が、野田はいつものことであえなく2試合で怪我、抹消。田原昇格。

 

神宮で1試合に3本ラロッカから打たれたり、とにかくひどかった細川。

しかし、炭谷の見せしめ抹消の効果もあり、その後攻守に安定感がでてくるものの、それまではありえなかった怪我によって離脱。

そんな中、炭谷を使うと監督は明言するも、出せるところで出してこなかったツケは大きく、経験不足を露呈。

 

(2)個別選手寸評

細川

昨年まで2年連続110試合以上の出場も怪我や炭谷の台頭で99試合の出場。

昨年に続き、今年も打率は1割台。

かつて40代の伊東と1割台で争い、今は10代の炭谷と1割台で争う。

なかなかいません、こんな選手。

神宮の悪夢の後、甲子園でバスター打法を取り入れる。

が、効果は2週間ほどで元の木阿弥。

8月に地元青森からにんにくを送ってもらったとかで、夏バテ気味の選手が多い中、再び打棒復活。

が、9月に入り、2割を切って、怪我抹消。

一方、守備面では安定感を醸し出すようになる。

昨年、.250の盗塁阻止率も大きく改善し、リードにも進歩が見られた。

が、こんなの怪我ばかりの野田より能力的に劣っていながら、超人的な頑丈さだけでレギュラーを取った細川じゃないでしょ。

オフにも骨折したし、安定感を手に入れた代償に、頑丈さは影を潜めてしまったようだ。

野田の爪の垢でも煎じて飲んだか?

 

炭谷

開幕マスクを被った上、4月には満塁弾、1試合2発などルーキー離れした活躍を見せるものの、次第に精彩を欠くようになる。

ことに打撃面ではプロのスピードに全く付いていけず、速い球への対応は全く出来ていない。

育てる気なら、試合終盤などにマスクを被らせても良いと思うが、そういう機会は全くといっていいほどなかった。

結果、シーズン終盤の大事なゲームでミスをし、プレーオフは抹消ということに。

 

野田

横浜・多村、読売・高橋由と並ぶ球界三大スペランカー。

今季も先発マスク2試合目で早くも怪我。

下で3割を大きく超えても声がかからず、細川怪我でやっと再昇格。

以前に比べ、ぽろぽろするようになったようにも思うが、斉藤和己討ちの素晴らしさは他の追随を許さない。

 

田原

上のキャンプに呼ばれることなど一切ないが、それでもなんとなく試合には出られる。

今年も何試合かは見たはずだけど、全く印象に残ってない。

 

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