2011年8月

  • 東研作
    2011年10月28日 12:20 visibility47

仕事中に菓子を食う、クールビズと称してノーネクタイ・ノージャケットで接客、(事前申請した上で)30分早上がりなど、だんだんと自分のキャラを定着させ始めた夏場でしたが、とにかく暑さで参ってしまっていた。

 6月から契約社員として入社していた35歳の男性は、あまりにも汗をかきすぎてさっきまでどこにいたのか一目(使うのは鼻だが)でわかってしまう有様だった。彼は自社で立ち上げられた新事業のために呼び戻され、以前辞めた時は統合失語症だったそうだ。すでにこの時点で相当香ばしいのだが、この社長、とにかく社員との喧嘩別れも多いくせに、やたらと復帰してくるメンバーも多い年季の入ったバンドのようなものである。
 結局最初はやる気マンマンで入った彼も、数字が上がらないと毎日説教されているうちに昔の悪い癖が発動したのか、特定の人物が出社するときには都合よく病気になるというその場しのぎの対応しか取れなくなってしまっていた。
 流した汗は嘘をつかない、と誰かが言っていた気もするが、彼にとってはどうだったのかを今となっては知るよしもない。ただ、退職の際に守秘義務の誓約書を書かされていたその手はブルブルと震え続け、パーキンソン病にかかったマサ斉藤かスターフォースで毛利名人と対戦していた時の高橋名人の右手よりも早かった。
 これで3か月連続退職者が出た。「●ヶ月連続●●!」というのはたいがいが良い話のはずなのだけど、どうにもまずいことになってきた。この男の仕事の一部も引き継ぐことになったため、さながら6人でロッテと野球をしているアストロ球団のような満身創痍さ。アフリカ!
 さすがにもう打ち止めだろう、と思っていたのだが、翌月も意外なことが起こるものだから飽きさせない。その辺の話はまた次回。

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